自分を信じて待つことも大切

資格を取ってもムダだった・・・と言う人がいますが、急ぎすぎではないでしょうか。

例えば、就職や転職を普通に考えてみても、それほどすぐに決まるわけではありません。就職や転職は昔から、お見合いと言われており、それ相応の時間も必要です。つまり、資格の有無とは別に、一定の時間が常に必要になるのが就職や転職であるということです。

そもそも、資格を持っていればすぐに就職や転職が可能になるわけではありません。もちろん、資格や検定は就職や転職の大きな武器となるのですが、それは資格を持っていない人との比較で最後に有効に機能する場合がほとんどです。当然、資格を持っていることによって、「○○資格保有者に限る」という求人などに応募できるわけですから、チャンスは大きく広がります。

チャンスが広がれば、今度は逆に時間がかかることもあります。急ぐ必要はありません。必ず、どこかであなたを必要としている企業はあるはずです。

あきらめない

昔は簡単に就職や転職ができる時代もありました。バブルの時代を過ごした人なら、青田買い、学生接待などのキーワードは何となくうろ覚えにも記憶にあるでしょう。しかし、今はそういう時代ではありません。確かに、緊急的に即戦力を募集するような求人であれば別ですが、そのような求人も数えるほど。今は、企業側も応募側もじっくりと吟味を行う時代になったといえます。

そして、資格・検定の保有者はこのような状況を、むしろ好都合と考えて良いといえます。資格を取得すると言うのは大変な努力が必要であって、誰もが成し得ることではありません。それなりの、忍耐力や継続力がなければ取得することはできないのです。

そこらへんは企業もしっかりと評価しており、最近では、「資格を持っているので知識がある」、という評価に加えて、「資格を持っているのだから少々の苦労にも耐えられる」、というものを評価基準に加えるようになったと言われています。

資格検定に合格して、勇み足で就職や転職活動を行った。しかし、なかなか結果が出ない。でも、焦る必要はありません。そして、諦める必要もないのです。就職や転職は企業とのお見合いであって、時間が掛かることもあります。もちろん、早く決まればそれに越したことはないが、早く決まった職場が条件が良いとも限らないわけです。諦めずに日々の就職や転職活動を続けるようにしてください。

そんな悠長なことも言ってられない・・・そういった状況の人も現実には多いかもしれません。しかし、本当にギリギリのところで決まることって結構多いんです。だからといって、指を咥えて待っていることがベストということでもありません。積極的に動いていれば、必ず、どこかの段階で最適な会社と巡り合うことができるはずです。そこに、理屈や理由はありません。困っている時には必ず誰かが助けてくれるように、全てのシナリオはあなたの人生の中にインプットされているものです。