行政書士が注目されるほど合格しやすくなる







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カバチタレで行政書士が注目されれば合格しやすくなるメカニズム

受験者が増えれば行政書士は取得しやすくなる

「受験者が増えているのだから、それだけ合格するのに難しいということでしょう」 と、通常は考えます。

しかし、資格試験のカラクリを見れば、一概にそうではないのです。むしろ、受験者が増えれば増えるほど合格しやすいと結論付けることができます。今回、「受験者が増えれば増えるほど資格試験に合格するのが有利になる」メカニズムを説明しておきます。

最近の資格試験では、一部の検定などを除き、合格率がほぼ一定となっています。例えば、税理士試験では、科目ごとの合格率は毎年約10%で固定。大きな番狂わせ(例えば、ある科目の合格率が3%とか30%になること)はない。同じように司法書士なども合格率は、3%台を維持していま す。いきなり10%になったり、2%になることもない。ですから、合格者の数が基準になっているのではなく、合格率が基準になっていることは明らかです。

最近の資格試験は、相対評価試験、を採用するケースが増えてきました。これは、例えば合格基準点を70点に設定したとしても、70点以上の人が絶対的に合格するということではなく、相対的に判断して上位の何%が合格するという仕組みのことを言います。しかし、このことを多くの受験生が 分かっていないのです。

例えば、この相対評価試験においては、次のようなことが現実に起こります。

受験者A 「いや~今回の試験は簡単だった。恐らく80点以上はいってるね。だいたい、70点以上で合格だから、間違いないよ…」と、自信満々の彼に届いたのは不合格の通知。

受験者B 「え~ん。難しかった。半分もできなかったよ。基準は70点だから全然ダメ。もう一年がんばります。シクシク…」と、完全に諦めていた彼女に届いたのは合格通知。

受験者Aと受験者Bは別の資格試験を受験しています。さて、受験者Aのケースを考えてみます。まず、Aさんが受験した試験は簡単だったと考えられます。つまり、高得点者がゴロゴロしていた。にも関らず、Aさんは自分の出来のみ(自分にとっての感覚や感触)で合否を判断しています。結果、予想を裏切り不合格でした。

そもそも、Aさんに出来たということは、他の人もできている可能性が高いですね。従って、Aさんのケースでは平均点が予想以上に上がってしまった。すると、相対評価の原則を考えれば、Aさんの出来がどうのこうのよりも、Aさんが受験者全体のどの位置にいるのかということの方が重要になります。

この場合、Aさんは80点以上でも上位20%の位置にいたとしたら、税理士試験を考えれば不合格になります。税理士試験は基本的には上位10%しか合格できません。これと同じように、出来が良かったのに不合格になったという経験をお持ちの方は、結局問題が簡単で上位には入れなかったということがその理由です。

続いてBさん。Bさんが受験した試験は恐らく大変難易度が高い資格試験と考えられます。ですから、周りの受験者の出来も基本的には悪いと考えて良いでしょう。結果、Bさんは自分としては出来が悪いと判断したにも関らず、周りと比較すると上位5%にいたとします。その場合、結果は合格。

これらの例のように、資格試験は言い換えれば競争試験です。ですから、合格するということは、いかに周りの受験者との競争に勝つか、周りの受験者よりも点数を獲得出来るか、ということになります。

試験実施団体が発表している合格基準点は、それほど参考にならないということが多いです。これをまずはしっかりと押さえておく必要があります。税理士試験は、配点箇所が公表されないため自分が何点だったのかすら分かりません。(最近はランクがようやく公表されるようになりました)宅建試験は毎年、合格ラインが上下します。ですから、資格試験に合格するためにはいかに上位に食い込めるのか、ということがとても重要になるのです。

行政書士受験者増加であなたも合格しやすくなる

上記の例が、受験者の増加があなたに有利に合格をもたらす根拠となる最大のメカニズムなのです。

もう一度整理してみましょう。あなたは、次の資格試験を受けることになったとします。この試験の実施団体は私で、合格率を約10%にしようと考えているとしましょう。そして、1回目の試験が実施された。

「第1回 行政書士試験 受験者10名」 あなたは、この試験に合格できるでしょうか?受験者は全部で10人ですから合格者は1人。ちょっとこの試験に合格するのは難しいと感じるはずです。。なぜなら、上には上がいます。この10人の中には確実に自分の能力を超えた人がいることは想像に難くありません。

「第2回 行政書士試験 受験者100名」 あなたはこの試験に合格できるでしょうか?試験も受験者が増えてきました。この試験の合格者は約10名。なんとかなりそうな雰囲気が漂ってきています。少しがんばれば…

「第3回 行政書士試験 受験者1000名」 あなたはこの試験に合格できるでしょうか。この試験では、合格者は約100名が予想されます。この試験だったら、きっとあなたは合格できるのではないでしょうか。しっかりと勉強を継続することが出来れば、十分に合格は手が届くはずです。

以上見てきたように、受験者の増加は合格者をある程度無条件に増加させます。しかし、見逃してならないのが、1回目の資格試験にしても2回目、3回目の資格試験でも合格率はともに10%である点なのです。

受験者が増えればあなたの合格のチャンスも必ず増えます。増えた受験者は新規参入組みが大半です。つまり、ドラマ「特上カバチタレ!」を見て興味本位で勉強を始める人がほとんどです。

ですから、あなたが真剣に行政書士の勉強を開始すれば、行政書士試験に一発合格することができる可能性が高くなります。最初は興味本位でも、しっかりとした勉強法を活用することで、むしろ受験者が増えたメリットを確実に享受することができるのです。

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