資格試験勉強法コラム019







トップページ » 資格試験の勉強コラム » 忙しいほど高まる集中力

資格試験の勉強をする人はなぜか忙しい

資格試験はたくさんの人が挑戦しています。そして、なぜかは分かりませんが、資格試験の勉強をする人は共通して忙しい人が多いのです。

忙しい人はそれなりに能力を高める必要があるからなのか、あるいは、たまたまなのかは分かりません。そして、その理由を考えることに大きな意味はありません。いずれにしても、経験上、忙しい人が勉強する傾向に多いということが分かっています。

もちろん、資格試験の合格者の内訳を見ると、「無職」の人も多くなっています。しかし、その多くが、勉強を開始する前は仕事をしており、とても仕事をしながらでは合格できないということを考えて、仕事を辞めて無職として勉強に励む人が少なくありません。

また、無職だからと言って「暇」「時間が有り余っている」と言うことではありません。中にはアルバイトをしながら勉強している人もいるでしょうし(アルバイトは無職に含まれている場合も多い)、家庭の事情で仕事をしていないが忙しいという人もいるでしょう。

いずれにしても、激務をこなしながら勉強している人もいれば、仕事ではないものの様々な忙しさを持って受験している受験生が多いということです。そして、そういった忙しい人ほど、なぜか高い合格率となるのだから不思議なものです。

時間を上手く使うためには

忙しい人に欲しいのは「時間」でしょう。時間があれば、勉強だってたくさんできる、と言う訳です。しかし、一般的には時間はあればあったで余裕をかましてしまってそれほど捗るものではありません。

時間がないからこそ、効率的な勉強方法を考えたり、場所や時間を選ばずに勉強をしようと言う発想が生まれます。同様に、今日は30分しか時間が取れないと思うからこそ、集中力が増すのです。

1週間休みになれば、最初の日はゆっくりするでしょう。2日目は遊びに行くでしょう。3日目ぐらいから本腰入れて勉強しようと思っても、ズルズルと時間が過ぎていくのが一般的です。つまり、ない物ねだりともいえるのです。あればあったで有効に活用することができず、なければそれが欲しくなる。まさにそんな状態でしょう。

忙しいからという理由で、仕事を辞めて勉強に専念する人がいます。しかし、それほど効率は上がらず、むしろダラダラやってしまうという意見も多いのです。同様に、例えば科目合格制の試験であれば、受験する科目を減らす。この場合、少なくなった科目の分だけ他の科目に振り分けることが時間的にできるはずなのですが、その分の時間はそれほど有効に使うことはできません。多くの場合、仕事を辞めたことや科目を減らしたことはプラスに作用しないのです。

火事場の馬鹿力という言葉がありますが、これは追い詰められた結果、発揮することができるもので、余裕があるときには馬鹿力は出ません。馬鹿力で勉強をする必要はありませんが、イメージ的には追い詰められていたほうが時間を有効に使うことができるというのは事実でしょう。

忙しい人の方が、なぜか合格しやすい。もちろん、最小限の時間は確保することが前提ですが、それさえできれば後は高い集中力を持って勉強を進めることができます。これは、仕事も同じです。期限が決まっていない仕事は必ず後回しにすることになります。一方、期限が迫っていれば意地でも仕上げる、このときの集中力は半端なものではありません。

そう考えると、極端に忙しい状態でなければ、むしろ忙しいということは集中力を高める上で有用だということです。もちろん、時間があまりないわけですから、しっかりと計画を組んで、毎日の勉強進捗を管理する必要はあります。しかし、それさえできれば、忙しいから、あまり勉強できないから、と言うのは必ずしも不利とはいえないということです。

実際に、忙しい人ほど早く合格していく。これは、紛れもない事実なのです。



勉強コラム一覧


初めての方へ

当サイトは膨大なコンテンツがあります。
超高確率合格法では短期合格のノウハウを紹介していますので、全てお読みになることをオススメします。
公務員や販売士検定を狙っている方は、そのままコンテンツページを参照していただいて大丈夫です。
サイトの全体像はサイトマップを参照してください。