1級販売士にも受かりやすい受験のタイミングがあります






トップページ » 1級販売士対策 » 第36回1級販売士検定試験が狙い目の理由

1級販売士を有利に挑戦できるタイミングが存在するとしたら?

1級販売士検定が2009年2月に実施されますが、新ハンドブックに基づく試験内容での実施となり、その意味で新1級販売士検定のスタートと言っても過言ではありません。

だとすると、以下の2つの観点から2009年2月実施の第36回試験は全受験者にとってねらい目、つまり合格を勝ち取るためのチャンスであると言えます。

1.相対評価試験の論理

ねらい目であることの1点目は、1級販売士検定試験は相対評価試験である、ということです。これは、同じ販売士検定試験でも、2級や3級とは異なる採点方法が取られているという意味です。

2級および3級の販売士検定の採点方法はマークシート(つまり、機械採点)であり、その合格基準は絶対評価として固定されています。つまり、合格基準点が予め明確となっており、その基準は絶対的なものとして存在しているため、動くことはありません。つまり、合格基準点を満たすことができれば必ず誰でも合格することができます。

一方、1級販売士検定試験の場合には、相対評価試験であり、一応合格基準は明示されていますが、記述式は人間の手による採点のため、マークシートほど客観性のあるものではありません。そのため、合格基準は明示はされているものの、実態は記述式の解答の出来次第で得点の調整をされていると考えることができます。

例えば、1級販売士の特定の科目で、全受験生の出来が非常に悪いとすると合格者は存在しないことになります。しかし、1級販売士検定試験では平均して合格率が10%ですから、合格者をゼロにすることはできません。この場合の対応として、記述式の点数を、例えば調整して吊り上げるなどの意図的な操作が取られることになります。要するに、1級販売士の合格者は、どんなに難しい問題が出題されようが、何らかの得点調整によって上位得点者の10%程度が合格する試験だ、ということが言えます。

1級販売士の出題内容の変更は、かなり前からインフォメーションされており、前回の第35回実施前からその案内はされていました。そのため、前回の1級販売士受験者(第35回受験者)は大幅に減少する結果となりました。

早い話、様子見の受験生が増えたということです。この場合、次回の1級販売士(第36回)の受験者は増加することが予測できます。また、次回実施試験から3級、2級、1級の試験科目が統一されたため、2級受験生からのステップアップの受験者増が予想されます。

この場合、相対評価の論理に従えば、合格率が10%前後で固定されていることを前提に考えれば、受験者が増加すればするほど、合格者は増加します。つまり、500人の受験者の場合には合格者は50名程度ですが、受験者が1000人の2倍になれば、合格者も自動的に2倍の100人になります。

1級販売士の場合、合格者の数を基準に相対的に評価をしているのではなく、合格率を基準に相対的な評価をしている可能性が高いです。ですから、次回の第36回1級試験においては前回様子見だった1級販売士の受験生が受験することが見込まれる、また、2級販売士との関連性が強くなったことから2級販売士の受験生のステップアップ者が今まで以上に見込まれる、さらに近年人気上昇中の中小企業診断士の受験生が腕試しで受験することが想定でき、その意味で次回の1級販売士の受験生そのものの絶対数が増加することが予測できます。

どこまで受験者が増えるかについては未知数ですが、少なくてもチャンスであることには間違いありません。

2.資格試験全般に見られる傾向

たいていの資格検定試験では、新試験(つまり、科目変更や内容変更を伴う場合)の実施時には問題が比較的やさしくなり、かつ合格者がかなり増加する、という傾向が見られます。この傾向は顕著であり、1級販売士検定試験も例外ではないでしょう。

なぜこのようなことが起こるのか、についてはいくつかの理由が考えられます。例えば、内容変更に伴い、受験生が適切な対策を打てない中それほど難易度の高い問題は出題しにくい。他には、新試験ではある程度合格者を輩出して次回以降の実施試験ではさらなる受験者増を見込みたい、など、受験者の実力を配慮するものから、実施側の思惑まで様々です。

いずれにしても、それらの真因を追究することには何の意味もありません。大切なのは、新試験が実施されるときはかなりの高い確率で合格者が増加する、という事実があることを受け止め、チャレンジすることでしょう。試験は繰り返すうちに深い論点に入り込んでいきますから、やはり内容が改正された初期の段階で合格を狙うのが負担も少なく賢い選択です。



第36回1級対策最新情報
第36回1級向けよくある質問

販売士検定情報サイトNo.1

おかげさまで販売士の情報量No.1! 3級から1級まで対応しています。
2008年の運営開始から更新を続け、情報量が多くなっております。販売士合格へ向け有効にご活用いただくために、サイト内をゆっくり循環して散らばった宝の情報を掘り当ててください。基本的には、各級ごとに情報をまとめてあります。