過去問が重要だと言われているけれどどのように使うのか






トップページ » 1級販売士対策 » 1級販売士の過去問題はどのように使えばよいでしょうか

1級販売士の過去問はどのように使えばよいでしょうか

資格試験や検定試験では過去問題を制すものが合格を制す、と良く言われます。もちろん、1級販売士の場合にもこれは当てはまるのですが、2009年度の試験より出題科目や内容に一部変更が伴うため、過去問をそのまま覚えたりという使い方はあまり得策ではありません。

かといって、1級販売士の過去問題は全く無意味かというとそうでもありません。主に、以下のように3つの使い方が考えられます。

1.出題形式を判断する

基本中の基本ですが、これは必ずやっておかなければなりません。3級販売士、2級販売士の延長にある1級販売士ですが、出題形式が2級3級と比べ一点だけ大きく異なる点があります。

それは、いわゆる記述式問題が含まれている、ということです。そして、記述式問題にもいくつかのパターンがあることに気付きます。字数を指定されるマス目形式の問題や、1行で記載させるもの、用語を記載させるだけのものなどがあります。

一方で、客観式と呼ばれているマークシート問題では、3級や2級と形式面での差はありません。○か×を考えるものや、用語と文章の内容を一致させるものが主流です。

ですから、過去問題を見る時には、記述式問題の出題形式に着目しておくと良いでしょう。1級販売士に合格するためには記述式問題をいかにして攻略するのかが鍵になります。

2.出題傾向(出題内容)の流れをみる

1級販売士の過去問題を遡って見ていくと、ある点に気付きます。それは、同じ問題が繰り返し出題されていることと、客観式と記述式試験での内容面での相互関係です。

同じ問題が繰り返されているというのは、例えば「経営をマーケティング」の科目について過去問題を遡っていってみてください。記述式問題では、ほぼ全く同じ論点が何回も繰り返し出題されています。このように、1級販売士の試験では「特定の分野(内容)が繰り返し出題される傾向」にあることが分かります。

また、どの科目でも構いませんので、客観式と記述式の出題内容を見てください。客観式で出題された問題が、次は記述式で出題されるというケースが結構あります。つまり、客観式と記述式で回答方法は異なるものの、問われている内容は同じことを聞いていることが多い、と言えます。

つまり、1級販売士の本試験では、客観式にしても記述式にしても、同じような論点が繰り返し出題されている、ということがわかると言うことです。これは、必ず自分の目で確認するようにしてください。新試験での科目と旧試験での科目体系は異なりますので、一番似ていると想定される「経営とマーケティング」をとりあえず見てみるとよいでしょう。

3.過去問題を練習問題として使う

1級販売士は、平成21年(2009年)実施試験より内容が変わる訳ですから、過去問題と全く同じ問題が出題される可能性はそれほど期待できませんが、大きく内容が変更するとも思えません。(これは、2008年(平成20年)に新試験範囲で実施された2級販売士の試験からも読み取ることが出来ます。)

ですから、問題によってはそのまま練習問題として使うことができます。ただし、全ての問題が使えるわけではなく、当然取捨選択が必要です。これについては、別の章で触れたいと思います。

過去問題から対策を立てる

1級販売士の過去問題の使い方として、以上の3つが主にあるわけですが、大切なのは過去問題から得たヒントを上手く勉強の指針や勉強方法に活かすことです。

特に、同じ問題が繰り返し出題される傾向にあること、客観式と記述式は相互に関係があること、の2つに着目して勉強方法を考えることが1級販売士の短期合格のためには必須になります。

ただでさえボリュームのある試験ですから、最短ルートで効率よく勉強を行う必要があります。まずは、もう一度過去問題をみて、どのような試験形式で、どのような出題傾向にあるのかを、自分の目でしっかりと確認するようにしてください。受験生によっては、それが分かるだけで勉強スタイルを効果的に変えることができる人もいるかも知れません。

これから1級販売士の勉強に着手するという方は、まずは過去問題を眺めてみると言うことからはじめてみてください。合格のためのたくさんのヒントが隠されています。



第36回1級対策最新情報
第36回1級向けよくある質問

販売士検定情報サイトNo.1

おかげさまで販売士の情報量No.1! 3級から1級まで対応しています。
2008年の運営開始から更新を続け、情報量が多くなっております。販売士合格へ向け有効にご活用いただくために、サイト内をゆっくり循環して散らばった宝の情報を掘り当ててください。基本的には、各級ごとに情報をまとめてあります。