1級販売士の本試験で10点アップさせるノウハウ






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1級販売士の本試験はこのテクニックで10点アップだ!

この記事は、第36回1級販売士試験対策を想定して書かれていますが、現在も十分に通用します。1級販売士の勉強は今も昔も変わりありませんので、古い情報だと思わずに参考にしてください。実際に、当サイトの勉強方法により多くの方が1級販売士の合格を勝ち取っています。

1級販売士検定は2級販売士や3級販売士と異なり、全ての問題が選択・択一式の問題ではありません。記述式という解答形式が含まれます。これが1級販売士の合格を狙う上でネックになっている受験生が多いようです。本試験での対応について最終確認をしておきます。

1級販売士の合格条件

もう一度1級販売士の合格条件を整理しておきましょう。1級販売士に合格するためには、

  • 客観式で高得点をとる
  • 記述式でできるだけ多めに点を積み上げる

の2点を念頭に置く必要があります。

客観式は多くの受験生が十分な対策をしてきますので、自分も周りの受験生に差をつけられないように得点を稼ぐ必要があります。科目によっては満点を取ることも難しくありませんが、今回から新試験内容に移行することもあってそれほど決定的な対策ができていないことを考えると、客観問題全体の8割以上は解けるようにしておきたいところです。

客観式は従来の試験制度では、過去問から繰り返し出題されていたため、「できて当たり前」が前提でした。目安は9割以上です。今回もそれほど難しい問題が出題されるとは思えませんので、8割以上が目安です。最も重要なのは、1級販売士試験は相対評価試験(詳細は傾斜配点のカラクリ)であるため、周りの受験生と同じくらい稼ぐことができれば、まずは第一関門クリアーと言えます。

本当の勝負は記述式

客観式で周りの受験生と同じ程度の得点を取ることが、1級販売士の合格には必須の条件となります。そして、合否を決定付けるのが「記述式」です。

記述式については、本試験の採点委員のコメントで毎回のように「白紙解答が多い」ことが指摘されており、多くの受験生が苦手にする解答方式となっています。ですから、逆に言えば記述式をしっかりと攻略することができれば、合格はかなり近づくことになります。

以上のように、イメージとしては、客観式はできて当たり前、勝負は記述式ということになります。これは、昔から言われ続けている1級販売士合格のための条件です。今回の試験であっても、この内容は変わることはないと思われます。

本試験の解き方(全般)

以上の前提を押さえた上で、仮に全科目を挑戦すると言う前提で本試験に挑む場合は解き方をしっかりと決めておく必要があります。

まず、最初の時間では「小売業の類型」と「マーチャンダイジング」の2科目が同時に実施されます。これは、2科目の問題が同時に配布され、1科目50分換算の2科目を計100分で解くような形です。従って、開始と同時に100分の時間と2科目の問題が配布されます。

この場合、2つの解き方があり、まずは「小売業の類型」から全て片付けて、次に「マーチャンダイジング」を片付けると言う方法。もう一つは「小売業の類型」の客観式→「マーチャンダイジング」の客観式→「小売業の類型」の記述式→「マーチャンダイジング」の記述式と進める方法。

100分の時間内でどのような順番で解くのかは受験生に委ねられていますが、基本的にはそれぞれの科目とも客観式から片付けるのが理想だと思います。つまり、上記のパターンだと後者の方です。これは、客観式である程度得点をしない限りは合否ボーダーのテーブルに乗らないこと、1科目ずつ客観→記述と潰そうとすると、1科目目の記述で思わぬ時間を取られて2科目目に時間切れを生じる可能性があるということがあるからです。

つまり、まずは2科目とも客観式を重視して(早めに)解くようにし、その後にじっくりと記述式に取り掛かるというのが理想だと思います。また、客観式を一通り解いたら、記述式に取り掛かる前に解答欄にマークをしてしまったほうが良いです。記述式は考え始めると予想以上に時間が過ぎるのが早いです。途中で時間切れになると、客観式の解答をマークシートに全く転記していないまま終了ということも考えられますので、できた問題はサッサと解答欄に転記しておきましょう。

その後に、記述式に取り掛かります。客観式および記述式の解き方については別のページでご紹介したいと思います。

ストアオペレーションについて

ストアオペレーションは新設科目で、今回免除対象者はいません。つまり、全受験者が受験する科目となっています。そのため、参考になる問題としては2級販売士の問題しかないというのが現状です。

ただし、日商では、ストアオペレーションを免除対象科目から外したことについて、「全受験生必須の知識」としていることから、それほど難しい問題は出題しないのではないかという予想ができます。特に過去の出題実績もありませんから、それほど練った問題を出題してくるとは考えにくいです。

全科目受験をする人は、ストアオペレーションが合格のための得点源になる可能性がありますので、少し意識しておいてください。できれば、前回の2級販売士第36回ストアペレーションの過去問を眺めておくことをおすすめします。

2級販売士の傾向から言えること

前回実施された2級販売士検定は、1級販売士よりも先行して新試験内容に移行しました。ここで、受験生からの情報として分かったことは、「小売業の類型が難問だった」ということです。この傾向か、1級販売士の本試験も同じように続くかどうかは分かりませんが、事実として知っておいてください。つまり、「小売業の類型は要注意」です。前回、どのような問題が出題されているのかについては、2級販売士第36回小売業の類型をチェックしてみてください。



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