1級販売士第29回過去問「市場調査と立地分析」(平成14年2月20日)
第1問 (正誤問題)
[問題]
ア 小規模の最寄品点は、小規模な商圏をもつ。
イ 買回り品の購買頻度は、最寄品に比べて少ない。
ウ 商圏を考える場合に、食料品は最寄品、衣料品は買回品に分類することができる。
エ 専門品とは、買物の出発点で、購買対象の商品が特定されていない商品をいう。
オ 最寄品とは、専門品や買回品と比べ、消費者が買物費用をかけたくない商品である。
第2問 (文章穴埋め問題)
[問題] 商業集積の階層体系は、消費者の[ア]と[イ]の集積という2つの要因によって成立する。より上位の商業集積ほど、同じ階層に属する商業集積の数は[ウ]なり、[エ]を扱う小売業の比重が減少し、商業集積に来街する消費者の買物距離も[オ]になる。
[語群]
1 買回品
2 行動費用
3 商店街
4 遠距離
5 少なく
6 小売店舗
7 購買量
8 近距離
9 最寄品
10 多く
第3問 (組み合わせ問題)
[問題]
ア 国勢調査
イ 全国消費実態調査
ウ 家計調査
エ 住民基本台帳
オ 企業・事業所統計
[語群]
1 性別や地位別従業者数が分かる。
2 各市町村別の人口移動が分かる。
3 単身世帯の収入・支出が分かる。
4 所得階層別の1世帯当たりの収入と消費支出の傾向が分かる。
5 商圏の範囲が分かる。
6 時系列的な調査によって、商品別購入先の変化が分かる。
7 昼間人口が分かる。
第4問 (文章穴埋め問題)
[問題] 都市内の商業集積や商店街は多様であるが、商業集積の[ア]と商圏の[イ]関係については、様々なモデルが提示されている。商業集積が直線上ではなく、平面上に分布している場合には、[ウ]の中心地の分布についてのモデルがよく知られている。[ウ]のモデルでは、[エ]が一様に分布しており、消費者も等質で最も近い商業集積を利用すると仮定すると、それぞれの商圏の境界は[オ]になるとされている。
[語群]
1 6角形
2 クリスタラー
3 競合
4 5角形
5 曲線
6 重層
7 チーフ
8 人口
9 配置
10 小売店舗
第5問 (正誤問題)
[問題]
ア 「小売市場の空間的範囲」という表現は、商圏の経済学的定義である。
イ 商圏内消費支出額は、商圏内世帯数と1世帯当たり消費支出から求められる。
ウ 多目的買物行動は、消費者の1品目当たり買物費用を増加させる。
エ 食料品でも、買回品的性格をもつ商品がある。
オ 調査員が調査票を配布し、後日回収する調査法は、配票調査法という。
第6問 (計算、開発者の名前の記述)
[問題] A市の人口が40万人、B市の人口が10万人、A市とB市の距離は60km.であるとした場合、以下の問に答えなさい。
(1)A市とB市の吸引力が等しくなる地点を求める式及びA市からの距離を解答欄に記入しなさい。
(2)このモデルを開発したのは誰か。解答欄に記入しなさい。
第7問 (記述-6項目各1行)
[問題] 店舗の立地の性格を決定する要因について、「都市」「都市内の商業集積」「商業集積内の立地」の3つに分け、それぞれの評価ポイントを3つずつ解答欄に簡潔に説明しなさい。
都市(1つ1行で3つ解答)
都市内の商業集積(1つ1行で3つ解答)
商業集積内の立地(1つ1行で3つ解答)
模範解答 (記述問題は省略)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 |
第2問 | 2 | 6 | 5 | 9 | 4 |
第3問 | 7 | 6 | 4 | 2 | 1 |
第4問 | 9 | 6 | 2 | 8 | 1 |
第5問 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 |
1級販売士第29回過去問題(H14年2月20日)
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