1級販売士過去問






トップページ » 1級販売士対策 » 仕入計画と在庫管理-1級販売士第33回過去問

1級販売士第33回過去問「仕入計画と在庫管理」(平成18年2月15日)

第1問 (文章穴埋め問題)

[問題] 取扱商品の中で、日用雑貨品のような[ア]としての性格を持つものについては、[イ]による管理を行うのが一般的であり、その際[ウ]方式などを適宜組み込むことによって、なるべく自動的に発注業務等ができるようにすることが望ましい。ただし、[イ]による管理を実施する場合においても、特定催事期間中の販促をかねて取扱い品目に加える[エ]や、将来に定番商品化することを目指して売り場に置いてみる[オ]などは、[イ]の欄外に明記して品揃えや運用面で漏れの無いようにすることが必要とされる。

[語群]
1 臨時商品
2 モデルストック・プラン
3 恒常商品
4 POP
5 ベーシックストック・オーダーリスト
6 OTB
7 試験商品
8 プロモーショナル・アローワンス
9 ディール
10 買回り品 

第2問 (正誤問題)

[問題]

ア 期首在庫高に純仕入高と支払運賃諸掛の合計を加えたものが総取扱商品高であり、純仕入高は総仕入高から仕入戻しと仕入値引きを差し引くことによって求められる。

イ 加重平均法で平均仕入原価を計算する場合は、対象期間に仕入れた仕入単価の合計をその期間の仕入数量の合計で割って求める。それゆえ、直前の販売数量の変動を反映した仕入原価の算定が可能となる。

ウ 棚卸品の評価法の一つである時価評価法は、月単位あるいは年単位で時価評価をするのが一般的で、極端な価格変動がない場合は、先入先出法によって算定された棚卸品の評価金額に近い金額になり易い。

エ 仕入の数量割引は、一般的に大量割引と累積割引に分けられる。平均仕入数量が少な目でも特定期間中の仕入回数が他者よりも多い場合は、後者の累積割引の対象になりえる。

オ 仕入金額の値引きの方法の一つに、トレード・ディスカウント(業種割引)という方法があるが、これは連鎖割引あるいは流通業者が担当している機能に応じた値引きがなされるので、機能割引という名称で呼ばれた。しかしながら、最近のオープンプライスの普及によりあまり利用されなくなってきている。

第3問 (文章穴埋め問題)

[問題] 仕入方式は、仕入れるタイミングとそのインターバルにより[ア]と[イ]の2つに分けられる。[ア]は顧客の突発的な要請に応じられるメリットがある反面、仕入単価が相対的に高めになることが否めない。それに対して、[イ]は仕入れ価格の安定化が可能な反面、突然の小口仕入には不向きとされる。さらに、これら以外にも市場動向に合わせタイミングを図って有利な時に大量に買い付ける[ウ]や、情報力や信用力を持つ業者が、小売業に代わって仕入業務に従事する[エ]、さらには店頭で売れたもののみを仕入れたとしそれ以外は原則として供給業者が引き取る[オ]などの仕入方法も取引慣行として残存している。

[語群]
1 随時仕入
2 季節割引
3 定期仕入
4 中卸商
5 市況仕入
6 センター仕入
7 委託仕入
8 仕入値引き
9 仕入戻し
10 売上仕入

第4問 (文章穴埋め問題)

[問題] 在庫管理との関連で小売業の財務面から見て重要となるのが[ア]と商品在庫投資管理である。これら二つを組み合わせたのが[イ]の管理であり、それをアルファベットで示すと[ウ]となる。さらに、この[ウ]の値は、1から売価値入率を引いた値で[エ]を割り算した結果に[オ]を乗じることによって計算される。通常は、この[ウ]の値が大きいものを中心に品揃えすることによって、在庫期間の短縮と収益性の確保の両方が目指される。

[語群]
1 商品投下資本粗利益率
2 総資本回転率
3 粗利益率
4 商品回転率
5 マージン管理
6 経常利益率
7 営業利益率
8 GMROI
9 平均在庫高
10 ROA

第5問 (正誤問題)

[問題] 

ア 前期繰越棚卸数量に当期仕入数量を加えたものから当期販売数量を引くと帳簿上の今期期末の在庫数量が求められる。

イ 商品1単位当たりの売上原価が比較的低い商品を数多く扱う中小小売店は、商品倉出伝票を用いて販売数量の管理を行う方法も採られた。この場合は、売場での販売数量のチェックはせずに、売場に出された時点で売り上げとみなす方法がとられるので、商品回転期間の短い商品には妥当な簡便法とされた。

ウ 現品棚卸は、手持ち商品の品種・数量・品質等を帳簿と継続的に対比させながら管理するもので、一定期間の在庫の動きを直接把握するための手法の一つである。

エ プライスラインとは、一般に異なったグループに属する商品を消費者が持つ値ごろ感覚的に分類し、低価格帯・中価格帯・高価格帯などの差を設けて価格を系列化したものである。

オ 商品在庫帳を用いた管理は、商品在庫を数量面からコントロールする方法の一つとされ、もっぱら仕入原価による継続的な在庫金額の把握に用いられた。それゆえ、売価による商品の受け払いの記録をしないというのが一般的であった。さらに、この方法は今日のPOSシステムが原価をもって売れ筋商品の管理を行っている点と共通するところが多い。

第6問 (記述)

小売業が行う共同仕入について、そのメリットとデメリットと簡潔に示すとともに、的確な運用をするための対策について示しなさい。

第7問 (記述)

搬入品や在庫品の品質検査法である科学的鑑定法、商法鑑定法についてそれぞれ利点について簡潔に示しなさい。

模範解答 (記述問題は省略)

 
第1問 3 5 6 1 7
第2問 1 2 1 1 1
第3問 1 3 5 7 10
第4問 5 1 8 4 3
第5問 1 1 1 2 2


1級販売士第33回過去問題(H18年2月15日)

販売士検定情報サイトNo.1

おかげさまで販売士の情報量No.1! 3級から1級まで対応しています。
2008年の運営開始から更新を続け、情報量が多くなっております。販売士合格へ向け有効にご活用いただくために、サイト内をゆっくり循環して散らばった宝の情報を掘り当ててください。基本的には、各級ごとに情報をまとめてあります。