1級販売士第41回過去問「マーチャンダイジング(2)」
(平成26年2月19日)
第6問 (記述)
販売計画における予算管理の方法の1つとして、「割当予算と積上予算」がある。両者の意味について、違いがわかるように、答案用紙の所定欄に、それぞれ2行程度で簡潔に記述しなさい。(25点)
第7問 (記述)
次のA店のデータにもとづき、各問い答えなさい。(25点)
A店の月間の営業成績は、次のとおりである。
・期首棚卸高(売価基準) 900千円
・期首棚卸高(原価基準) 450千円
・純仕入高(売価基準) 4,500千円
・純仕入高(原価基準) 3,000千円
・純売上高 3,900千円
(1)月間の商品回転率(売価基準)を計算し、計算式と答えを答案用紙の所定欄に記入しなさい。(計算結果で端数が生じた場合は、小数点以下第2位を四捨五入する)
(2)A店は、売価還元法を採用している。このとき、A店の期末棚卸高(原価基準)を計算し、計算式と答えを答案用紙の所定欄に記入しなさい。(計算過程で端数が生じた場合は、小数点以下第2位を四捨五入する)
模範解答 (日本販売士協会作成)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
第2問 | 5 | 9 | 6 | 2 | 7 |
第3問 | 5 | 9 | 1 | 4 | 7 |
第4問 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 |
第5問 | 6 | 2 | 4 | 3 | 5 |
記述式解答
第6問
割当予算
利益計画にもとづいてトップマネジメントが利益目標から各部門の予算を導き出して設定し、各部門に割り当てるトップダウン方式である。
積上予算
各部門から予算原案を自主的に提出させ、経営管理者クラスがそれを尊重して総合的な調整を行ったうえで、予算を編成するボトムアップ方式である。
第7問
(1)まず、月間の期末棚卸高(売価)を求める。
純仕入高(売価)+期首棚卸高(売価)=純売上高+期末棚卸高(売価)
4,500+900=3,900+X X=1,500
次に、平均在庫高(売価)を求める。
(900+1,500)÷2=1,200
商品回転率=純売上高÷平均在庫高(売価)
=3,900÷1,200=3.25 →3.3 答 3.3回
(2)まず、原価率を求める。
原価率=月首商品原価棚卸高+当月純仕入高÷当月売上高+月末商品売価棚卸高
※前者は原価、後者は売価
(450+3,000)÷(3,900+1,500)=0.63888・・・ →0.6
月末商品原価棚卸高=月末商品売価棚卸高×原価率
1,500×0.6=900 答 900千円
(日本販売士協会作成のもの)※基本的には公式解答として考えて問題ありません。
1級販売士第41回過去問題(H26年2月19日)
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