1級販売士第41回過去問「販売・経営管理(2)」
(平成26年2月19日)
第6問 (記述)
企業の株価や利益の分析指標に関する(1)~(4)の問いについて、答案用紙の所定欄にそれぞれ1行程度で簡潔に記述しなさい。(25点)
(1)PERが高い場合、一般的にどのように評価できるか。
(2)ROEを求める計算式から見て、その値を高めるための主要な方法を2つ示しなさい。
(3)資本面から見たROEとROAの違いを示しなさい。
(4)配当性向が低い場合、一般的にどのような状態であることを意味するか。
第7問 (記述)
ある企業集団について得られた情報は下記のとおりである。次の(1)~(3)それぞれについて、計算式と答えを答案用紙の所定欄に記入しなさい。なお、答えには単位も記入し、端数が生じた場合には小数点以下第2位を四捨五入しなさい。(25点)
(1)キャッシュフロー・マージン
(2)営業キャッシュフロー対流動負債比率
(3)1株当たり営業キャッシュフロー
■連結貸借対照表(百万円)
流動資産 38,858 流動負債 45,298
固定資産 118,386 固定負債 17,842
繰延資産 0 純資産 94,104
資産合計 157,244 負債純資産合計 157,244
■連結損益計算書(百万円)
売上高 103,180
売上総利益 24,221
営業利益 3,409
経常利益 3,642
当期純利益 1,866
■連結キャッシュフロー計算書(百万円)
営業活動によるキャッシュフロー 5,763
投資活動によるキャッシュフロー ▲386
財務活動によるキャッシュフロー ▲2,313
現金および現金同等物の増減額 3,064
現金および現金同等物の期首残高 16,096
現金および現金同等物の期末残高 19,160
■発行済株式数 52百万株
■株価 1,700円
模範解答 (日本販売士協会作成)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 6 | 8 | 9 | 2 | 10 |
第2問 | 4 | 3 | 6 | 7 | 2 |
第3問 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 |
第4問 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 |
第5問 | 10 | 4 | 7 | 6 | 9 |
記述式
第6問
長所
(1)現在の利益水準に比べて株価が割高な状態で、将来的な収益の成長期待が高い。
(2)当期純利益を増やす方法と、自己資本を小さくする方法とがある。
(3)ROEは自己資本に対する利益、ROAは総資本に対する利益をみる。
(4)税引後当期利益のうちの内部留保される金額が多い状態であることを意味する。
第7問
(1)キャッシュフロー・マージン
計算式
(5,763÷103,180)×100=0.0558・・・
答え 5.6%
(2)営業キャッシュフロー対流動負債比率
計算式
(5,763÷45,298)×100=0.1271・・・
答え 12.7%
(3)1株当たり営業キャッシュフロー
計算式
5,763÷52=110.82・・・
答え 110.8円
(日本販売士協会作成のもの)※基本的には公式解答として考えて問題ありません。
1級販売士第42回過去問題(H27年2月18日)
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