マーカーを効果的に使ってハンドブックを問題集に変える
1級販売士の場合、市販の問題集が不足しています。販売士検定合格の鍵(高確率合格法)では、テキストよりも問題集を重要視しており、テキストは辞書代わりに使うことを推奨しています。
しかし、1級販売士の場合にはまともな問題と言えば、過去問題でしかなく、その他の問題集はこれと言ったものがありません。受験生が少ないため、出版されている書籍も少なく、昔から問題のソースが少ないため勉強しにくいという事実がありました。
それを補うために良い方法があります。それは、ハンドブックを問題集に変えてしまうという方法です。今回はその方法について、ご紹介していきます。実際に、この方法で過去に多くの合格者を輩出した実績を持つ、1級販売士検定対策の王道と言える手法です。まだ知らなかった受験生は、是非、実行してください。
ハンドブックに過去論点をマークする
やり方は単純ですが、少々面倒です。しかし、効果は高いので、1級販売士のハンドブックを1回転させると並行して行うようにすると良いと思います。
ハンドブックを回転させる(読む)際には、過去問題がどこから出題されているのかと言うことを探しながら眺めていくと目的を持ってハンドブックを読むことができることはご紹介しました。その際に、出題されている箇所を発見したら、マークしていく。ただ、これだけです。
この場合には、マークの色を10色程度用意して、本試験の回数ごとにマークの色を変えて線を引いていきます。マークは文字を塗りつぶすのではなく、下線(アンダーライン)という引き方をしていけばよいです。そうすると、同じ出題箇所には何重にも色が重なるようになり、頻出論点であることが分かります。
この作業を行うことで、集中的に出題されている論点が明確になるばかりでなく、ハンドブックのどの辺りから本試験の出題がされているのか、ハンドブックの記載内容がどのような視点で問われるのか、を把握することができます。
この整理を行えば、後はハンドブックのラインが入っているところを重点的に回転させることで、問題集と同じ使い方ができるようになります。闇雲にハンドブックを繰り返し読むよりも、既に出題された論点を中心に、前後関係に着目して繰り返しハンドブックを使うことが可能になります。
まさに、ハンドブックと過去問題の融合です。実際に、私もこの作業を行って合格を勝ち取ることができましたし、他の多くの受験生も似た方法で合格を掴んでいます。
相当面倒な作業であることは事実です。ただし、1回行っておけば、それ以降は相当スムーズな勉強が可能になりますので、オススメの方法です。格段に勉強効率が上がることは保証します。
合格するためのノウハウ完全版(第37回試験対策)
- 第36回から第37回の出題傾向を読む
- まずは過去問を眺める
- ハンドブックを1回転させる
- ハンドブックにマーカーでチェックする
- 第37回1級販売士の基本攻略法(1)
- 第37回1級販売士の基本攻略法(2)
- 科目選択について(これから勉強を開始する人の場合)(1)
- 科目選択について(これから勉強を開始する人の場合)(2)
- 科目の絞り込み(既に勉強を始めている人の場合)
- 過去問とハンドブックの使い方(1)
- 過去問勉強法の限界
- 過去問とハンドブックの使い方(2)
- 記述式対策の考え方
- キーワードで記述式の加点を狙うという意味
- 記述式試験の勉強範囲(1)
- 記述式試験の勉強範囲(2)
- 記述式試験の勉強範囲(3)
- 記述式勉強テクニック-キーワード抜き出し
- 記述式勉強テクニック-キーワードつなぎ
- 記述式解答テクニック-文章構成
- 点が線になるまでやりぬく
- 記述式解答テクニック-書き方
- 直前勉強法-皿回し
- 本番対応法-コラム1
- 本番対応法-コラム2
第37回向けよくある質問
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