時間を最大限活かすことが本試験の得点力に直結する






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本試験をイメージしてみよう!時間感覚の重要性

1級販売士の本試験は、1科目50分で5科目ですから、全科目受験する場合、およそ5時間の試験時間と言う長丁場になります。まさに、1日掛かりの試験ですので、上手く捌いていくことが要求されます。

今回は、本試験の解答手順などについては、あらためて整理しておきますので参考にしてください。試験当日になって焦らないためにも、一通りの流れは事前にイメージしておくことをオススメします。

本試験での問題の解き方・進め方

5科目を一括して受験すると言う想定で考えていきます。

まず、最初は「小売業の類型」と「マーチャンダイジング」の2科目です。これは、最初の段階で2科目分の問題用紙及び解答用紙が配布されます。各々を50分で解答するのではなく、2科目で100分です。

ですから、マーチャンダイジングに70分使って、小売業の類型に30分使うこともできます。この時間配分については、自由に行うことが可能です。

【解き方】

まずは、順当に「小売業の類型」から問題を見ていきます。このときに、いきなり解き始めるのではなく、まずは客観式の問題を眺めていってください。そして、明らかに簡単そう(あるいは解けそう)なものには、何らかの印を付けていくと良いでしょう。(問題用紙は回収されません。持ち帰り可能ですので、どんどんメモを書き込んで構いません)

そして、客観式を眺めた後、まだ客観式を解かずに今度は「記述式」を眺めます。そして、ここがポイントですが、記述式の問題を最初に見た段階で、何らかのキーワードが思い浮かんだら、あるいは、解答のようなものがイメージできたら、メモレベルで良いので書いておきます。この作業は非常にポイントになります。

多くの受験生が記述式を後回しにする傾向にありますが、極端な話、客観式で満点をとっても、記述式がゼロ点であれば、合格はできません。つまり、記述式に何かを埋めることが最低限必要であり、そのためには、最初の段階で何か思い浮かべばあとはある程度安心して客観式に取り組むことができるわけです。

ですから、人によってはいきなり記述式を眺めても良いかも知れません。そして、思いついた内容は全てメモをしていく。自信がないキーワードや言葉でも、頭に思い浮かんだものは全てメモしてください。ここで10分以上時間を使っても、全然問題ありません。

最初に出せるだけ出すのがポイントです。後で考えても、客観式を一通り解いた後では頭がそちらに引っ張られていますので、なかなかあらたなキーワードなどを思い浮かべるのは困難です。記述は、最初の印象でどんどんキーワードを挙げていきましょう。

【解き始める】

ここまでで、客観式を一通り見て、記述式のキーワードを上げた状態です。続いて、いよいよ解答に入ります。解答の順序は、客観式の簡単そうとチェックしたものを第一順位で解く。もちろん、記述式も重要ですが、記述式の解答にはある程度の時間がかかることが予想されますので、最初に手をつけるのは妥当ではありません。

まずは、客観式で得点のベースを作ります。一通り、簡単そうな客観式が終わったら、印のついていない客観式を解きます。その後、どうしても分からない客観式があっても、問題に印を付けておいて、一応は解いてしまうという方法がベターです。そして、この段階でマークシートに解答を転記してしまいます。

現時点で、時間は20分~30分程度経過、マークシートには客観式が解き終わっている状態。その後、およそ50分の時間に収まるように、記述式の文章を組み立てたり、再度キーワードを挙げたりして、記述式を完成させます。

これが1科目終われば次の科目に進みます。2科目目も同様のやり方です。ただし、最後の3分程度は、客観式の見直しなどに時間を使うと良いでしょう。

【2科目の場合の記述式対応】

上記の例では、1科目ごとに問題を解き進める方法をとっています。しかし、2科目の場合には、あらかじめ2科目分の問題が配られますので、最初の客観式検討⇒記述式キーワード挙げを1科目ごとではなく、2科目一気にやっておく、という方法もあります。

こうすることで、およその問題ボリュームが分かり、あとは残り90分程度をどう使うのか、バランスをとっていくことができます。

個人的には、事前に問題が配られることを考慮すると、2科目とも客観式と記述式の検討を事前に行って、問題レベルを把握し、その後に丁寧に解答していくという方法が良いと思います。ただし、1度に2科目の問題を見てしまうと、頭の中が混乱してしまうと言う人もいると思いますので、自分の好みの方法で解くのが良いでしょう。

いずれの場合でも、しっかりと解き始める前に問題を眺めて、特に記述式に関しては思いつくままキーワードを挙げておくというのがポイントです。



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