本試験ではこうやって問題を解こう






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2級販売士第36回本試験での解き方

2級販売士検定試験に向けて、本試験時の対応方法等を含めて、少しでも得点を上げるための方法を整理しました。参考になるものは取り入れてみてください。

どの資格資格試験でもそうですが、本試験で極端に緊張してしまう人は平常心を心がけてください。あまりに緊張感がなさすぎるのもそれはそれで問題ですが、適度な緊張感を保ちながら受験するのが理想です。

試験の流れ

受験票で再確認しておいてください。午前中から全国一斉に開始されます。1科目の制限時間は40分ですが、1科目ずつ実施されるわけではありません。

まず、小売業の類型とマーチャンダイジングが合わせて80分、その後残り3科目が120分で実施されます。(販売・経営管理が免除される方は、残り2科目を80分で行います)

この場合、1科目40分が目安ですが、必ずしも40分という決まりはありません。あるのは、2科目で80分、3科目で120分というルールです。

ですから、例えば小売業の類型とマーチャンダイジングの2科目の場合、極端な話、小売業の類型が20分で終わってしまえば、残り60分をマーチャンダイジングを使うこともできます。つまり、80分の時間をどう使おうが受験生の自由です。

また、販売士検定の場合、問題と解答用紙は2科目あるいは3科目分同時に配布されますから、小売業の類型から解く必要もありません。マーチャンダイジングから解き始めても何ら問題はありません。その自由度を上手く活かしながら、いかに限られた時間の中で得点を積み上げるのか、が鍵になります。

最も効率的な解き方

実際の本試験をイメージしながら、どのように問題を解くことが良いのか、流れを追って見てみます。(ここでは、小売業の類型とマーチャンダイジングの2科目を解く前提で説明しますが、3科目解く場合もやり方は全く同じです)

まず、2科目分の問題をサラッと全て目を通し、その際に自分ができそうな問題(簡単な問題)に印を付けていきます。考えるのではなく、イメージでできそうな問題に第一印象でパッと印をしていきます。この作業はほんの数分の作業です。

次に、その印が多い科目(2つのうちいずれか)から解いていきます。つまり、第一印象でどの科目から手を付けるのか決める作業をします。

仮に、マーチャンダイジングから解くと決めたとしましょう。その場合、マーチャンダイジングの第1問から順次問題を解いていきます。(2級販売士の問題構成は、各科目大問が10題、大問1題につき小問が5問、つまり解かなければいけない問題数の総数は小問50題です。1問2点で、7割である35問以上得点するのが目標です)

第1問は5つ小問がありますが、その中でもできる問題から解いていき、出来ない問題は飛ばしていきます。これを、マーチャンダイジングの大問10題につき全て行います。これが終わったら、今すでに出来ている(解いた問題)をすかさずマークします。

ここが重要で、あまり難しく考えずに解けた問題はかなりの高確率で正答しています。ですから、躊躇なく、マークシートの解答用紙に転記します。そうしたら、何問転記されているか確認してください。この段階で7割、35問以上埋まっていればその科目の目的はとりあえず達成です。しかし、35問も埋まっていない場合は、飛ばした問題に戻ってもう一度解く必要があります。しかし、今の段階では、まだ7割に到達いていない事実だけを把握して、次の小売業の類型に移ります。

小売業の類型も同じように頭から出来る問題だけを解いていき、一巡したらすかさず解答用紙にマークします。そして数を数えます。

この段階で2科目のとりあえず今出来るところまでは終わりました。この段階で、2科目とも35問以上埋まっている状態であれば、一安心です。後は、残り時間を上手く使って問題を試行錯誤で解いてください。

2科目が一通り終わった段階で、7割に達していない場合には、解答を埋めるてある数が少ない科目から2順目を順次解いていきます。ここで注意するのは、全科目で満遍なく得点することが目的なので、得点の悪い科目から優先することです。これを繰り返していき、2科目とも極限まで解答用紙を埋めるという作業をします。そして、最終的に残った問題は、自分が知らない、あるいは難問ですから、鉛筆転がしででも対応します。

上記の方法は、

  • いかに各科目間で満遍なく得点するか
  • 時間切れに備えて予めマークして得点を積み上げておく

の2つの視点から考えているものです。

2級販売士合格のためには、各科目満遍なく得点することが要求されますので、特定の科目に大きく時間を取られて他の科目に手が回らない、ということは避けなければなりません。そこで、まずは第一印象でできる問題は、高確率で正答しているという前提に立って、サッサと解答を埋めてしまいます。それを、2科目ともやってしまえば、とりあえず基礎的な得点は確保できるわけです。

一方、販売士試験に備えて本試験の時間感覚を事前に把握している受験生は非常に少ないの現実です。1科目40分という時間は決して短いものではありませんが、長いものでもありません。極度の緊張の中、問題に集中してしまって気付いたら残り時間わずか、ということも現実にはあります。そのような状況になっても、あせらず対応ができるように、出来た問題は早めに転記しておきましょう。

なお、歯抜けで解答用紙にマークする場合は、転記ミス(特に順番を間違える)が多いです。十分に注意してマークミスのないようにしてください。試験は緊張しますから、誰でも犯しえるミスです。

難しく考えない

2級販売士の試験問題は、思考を問うものは基本的にはありません。つまり、分からない問題は考えても絶対に分かりません。

基本的には、それについて知っているか、しっかりと覚えているかを問うものです。ですから、第一印象でサッと解ける問題は正答の可能性が高いわけです。逆に、分からない問題があった場合は、難しく考えても解けるようにはなりません。

ですから、仮に分からない問題があった場合の対処策を考えてみます。まずは文章穴埋め問題であれば、前後の文脈から判断あるいは推定して「これだろう」という語句を選びます。簡単に分かる語句もあるでしょうから、それを早めに埋めて、あとは残りの語句を当てはめていって文章として成立するものを選んでください。

正誤問題の場合は、嫌らしい引っ掛け問題はありません。基本的には、語句と内容が合っているかどうかを問うているだけですから、何に対して(語句、あるいは主体)どのような説明(内容、定義など)なのか、というように文章を分割して、その関係を見ます。用語とその内容説明が一致していない、というのが一般的なパターンです。

考えるという作業は全く必要なく、自分では考えているつもりでも、それは自分の頭の中にある知識を引っぱりだしているだけです。ですので、難しく考えずに、自分の頭の中に何か関連性のある記憶がないかどうかを辿ってください。手持ちの問題集を5回6回解いた人であれば、本試験問題と問題集の問題の類似項目を少しはイメージできるはずです。

そのようにしても、全く初めて見るような問題があれば、それは自力で解くことは不可能です。ですから、冗談抜きで鉛筆を転がして自分の運にかけます。時間ギリギリまで考え抜くという指導方法もあるようですが、考えても知らないことは知らないわけですし、ギリギリまで時間を掛けて考えたところでできる可能性が高まるものでもありません。だとしたら、鉛筆でも転がして運に懸ける方がよっぽと良いです。



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