第43回2級リテールマーケティング販売士過去問
「小売業の類型(2)」(平成27年9月26日)
第5問 卸売業から小売店への納品システム(正誤問題)
次のア~オは、卸売業から小売店への納品システムについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。
ア コンビニエンスストアでは、1品目当たりの店頭在庫量が少なく、在庫を保管しておくためのバックヤードも設置されていないため、多頻度小口納品による商品補充システムが必要である。
イ 物流センターを通じて、異なる卸売業のさまざまなラインの商品を、1台のトラックに混載して納品することにより、配送車輌の削減や小売店における荷受作業の軽減などをはかる方法を一括納品システムという。
ウ 卸売業による共同配送センターでは、様々な卸売業から集荷された商品を、方面別や店舗別に仕分けし、混載して小売店に一括納品する機能を担っている。
エ 小売店における荷受時のノー検品(検品省略)を実現するためには、卸売業の在庫欠品率や誤配送率を限りなくゼロに近づけなければならない。
オ 小売店では、発注から納品に至るまでのリードタイムを長期化することによって、過剰な店頭在庫を削減することができる。
第6問 チェーンストアにおけるローコストオペレーション(正誤問題)
次のア~オは、チェーンストアにおけるローコストオペレーションについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。
ア ローコストオペレーションとは、人件費を削減するために、生産性を高める仕組みを構築し稼動させることである。
イ ローコストオペレーションの基本は、店舗規模や形状、品ぞろえ、店舗のフロアゾーニングやフロアレイアウト、運営方法などを細分化することである。
ウ ドミナント出店や物流センターの設置は、ローコストオペレーションの一翼を担う施策である。
エ ローコストオペレーションの推進においては、従業員に作業を割り振るのではなく、決められた作業に従業員を割り振ることを原則とする。
オ ローコストオペレーションの推進においては、労働分配率を引き上げることが重要である。
第7問 ネットスーパー(文章穴埋め問題)
次の文章は、ネットスーパーについて述べている。文中の〔 〕の部分に、下記に示すア~オのそれぞれの語群から最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
総合品ぞろえスーパーやスーパーマーケットが導入しているネットスーパーの仕組みには大きく2つのタイプがある。
ひとつは、インターネットで注文を受けた商品を〔ア〕で〔イ〕と仕分けをし、顧客の自宅へ配送するタイプである。
もうひとつは、インターネットで注文を受けた商品を専用の〔ウ〕でイと仕分けをし、顧客の自宅へ配送するタイプである。
後者は、ネットスーパー導入時にウの設置など設備投資が多くなるため、〔エ〕が低い前者のタイプを採用するスーパーマーケットが多いのが実態である。
しかし、今後需要が高まって〔オ〕が増大していくならば、後者のタイプのほうが効率的な作業や配送の体制を敷ける可能性が高まる。
【語群】
ア 1.メーカー 2.卸売業 3.本部 4.店舗
イ 1.ピッキング 2.スキャニング 3.発注 4.荷受
ウ 1.コンベア 2.集荷センター 3.ラック 4.トラック
エ 1.店舗開発コスト 2.金利 3.ランニングコスト 4.イニシャルコスト
オ 1.店舗面積 2.販売促進費 3.物量 4.専門店
模範解答
各3点×5×3問
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第5問 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 |
第6問 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 |
第7問 | 4 | 2 | 2 | 4 | 3 |
第43回2級リテールマーケティング販売士過去問(H27年9月26日)
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