第78回2級リテールマーケティング販売士過去問
「マーケティング(2)」(平成28年7月9日)
第5問 CRM(正誤問題)
次のア~オは、CRMについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア CRMは、顧客一人ひとりの情報の活用によって顧客満足度を高めて、顧客との良好な関係を長期的に構築し維持する仕組みのことであり、商品管理に焦点を当てている。
イ デシル分析は、購入金額の高い順に顧客を10通りに分割し、顧客構成比と売上構成比の関係を分析する手法である。
ウ CRMの運営は、顧客重視の商品政策(1回当たりの購買金額を増やすための品ぞろえ)、購買販促政策(くり返し来店してもらう仕組み)、そして管理政策(顧客属性と購買履歴の蓄積)などが柱となる。
エ CRMを実施するためには、顧客一人ひとりのデータを時系列的に大量にPOSレジに蓄積していく必要がある。
オ ビッグデータは、事業に役立つ知見を導出するためのデータであり、CRMにおいても、大企業を中心に用いられるようになっている。
第6問 マーケティング・コミュニケーション・プロセス(正誤問題)
次のア~オは、マーケティング・コミュニケーション・プロセスについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア コミュニケーション・スペクトラムでは、消費者が当該小売店で商品を認知した段階の次に商品購入の適切性を確信する段階へ進む。
イ コミュニケーション・スペクトラムでは、メッセージの内容を消費者が理解する段階で、競争店のマーケティング活動がノイズとなり、消費者に誤解を生じさせる。
ウ AIDMAのプロセスにおいて、マス媒体による広告は注意をひく段階で効果を発揮するが、それ以降は影響力が減退する。
エ AIDMAのプロセスにおいて、人的販売は注意をひく段階で影響力が低いが、それ以降の購買に踏み切らせる段階では影響力が高くなる。
オ AIDMAのプロセスにおいて、パブリシティは注意をひく段階で影響力が低いが、それ以降の記憶の段階では影響力が高くなる。
第7問 ISM(インストアマーチャンダイジング)(正誤問題)
次のア~オは、ISM(インストアマーチャンダイジング)について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア ISMにおけるスペースマネジメントとは、フロアマネジメントとシェルフマネジメントにより構成されている。
イ レジ前陳列は、季節商品や特売商品の大量陳列による買上点数のアップを狙っている。
ウ テーマプロモーションは、実施規模でみると、年間催事、月間催事、週間催事などといったランクに分類できる。
エ デモンストレーション販売は、主として流行商品の推奨と商品の見切り販売時に行われる。
オ パワーカテゴリーは顧客吸引力の高い商品群を意味し、多品種少量陳列をすることによって、フロア回遊性を高める役割を担っている。
模範解答
(第2問:各2点×5×1問)(第2問以外:各3点×5×6問)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第5問 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 |
第6問 | 2 | 1 | 1 | 1 | 2 |
第7問 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 |
第78回2級リテールマーケティング販売士過去問(H28年7月9日)
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