第79回2級リテールマーケティング販売士過去問
「マーケティング(1)」(平成29年2月15日)
第1問 ブランド(正誤問題)
次のア~オは、ブランドについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 言葉として表現された、発音可能なものをブランドマークという。
イ ブランドを階層別に並べると、一般に階層の上位からコーポレートブランド、カテゴリーブランド、ナショナルブランド、製品ブランドの順番になる。
ウ 商標権が取引の対象となったり、企業のM&Aによって資産的な価値としてブランドが見積もられたりするのは、ブランドが有形資産として評価されたからである。
エ 小売業がPB商品の開発に着手する目的の1つとして、他店との品ぞろえの差別化が挙げられる。
オ 小売業がPB商品を導入する場合、開発した商品の在庫リスクは一般的に小売業が負う。
第2問 小売業の立地(正誤問題)
次のア~オは、小売業の立地について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 商業立地の環境は、都市機能や都市計画などを意味するデモグラフィック要因、都市の人口、所得水準などを意味するジオグラフィック要因に分けて評価する。
イ 店舗立地の環境は、商圏の人口や世帯数、店舗用地の区画・形状、地価、賃貸条件などを含み、店舗の位置やその商圏に関する地理的条件のことである。
ウ ハフモデルによって算出される消費者の商業集積への買物出向選択確率は、商業集積の売場面積に反比例し、商業集積までの時間距離に比例するというものである。
エ ライリーの法則は、主に最寄品を対象としており、小売取引は小さい都市から大きい都市へ吸引されるというものである。
オ 商圏は固定されたものではなく、競合店の出現や、新しい道路の整備などにより変動する性格を有している。
第3問 色彩(正誤問題)
次のア~オは、色彩について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 赤と黄といった類似色配色のディスプレイは、比較的鮮やかでバランスがとりやすい配色である。
イ 色相環で互いに正反対に位置する色同士を組み合わせてディスプレイすると、互いに色を引き立て合う補色調和が生じる。
ウ 暖色系の色は、見かけの距離が遠くに感じられることから、後退色と呼ばれる。
エ 進出色と後退色をグルーピングしてディスプレイすると、明るい色は大きく見え、暗い色は小さく見えることによって、売場にアクセントをつけることができる。
オ 同一商品で、色が豊富にある場合、虹色の順にディスプレイすると、売場に連続性が形成されて比較選択購買を促進できる。
第4問 マス媒体広告(正誤問題)
次のア~オは、マス媒体広告について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(15点)
ア 想起型の広告目的に挙げられるトップオブマインドとは、特定のジャンルを思い起こすときに最初に名前が挙げられるブランドのことをいう。
イ 雑誌媒体は、新聞媒体と比べて媒体寿命が長く、次号発売日までの一定期間にわたって読まれる。
ウ ラジオは、曜日や時間帯によって明確にターゲットが分かれるメディアであり、セグメンテーションがしやすい媒体である。
エ 交通広告は、インターネット広告よりも即効性、個人訴求性、広域訴求性の高い媒体である。
オ ダイレクトメールはインタラクティブな媒体であるため、固定客に対して反復訴求が可能になる。
模範解答
(各3点×5×1問)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
第2問 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 |
第3問 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 |
第4問 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 |
第79回2級リテールマーケティング販売士過去問(H29年2月15日)
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