3級販売士の勉強は独学と講座のどちらが良いのか






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3級販売士に合格するためには独学か、スクールか?

勉強の種類 

販売士を取得したいと思っても、どのように学習すれば良いのでしょうか?

大きく分けて、学習方法には3つのパターンがあると考えられます。

  • 教材を用意して自分のペースで学習する
  • 一般的な資格スクールに通学する
  • 商工会議所が実施する講習会や、指定の通信講座を受講する

それぞれについて、簡単な説明とメリット・デメリットを挙げてみます。

1.独学による方法

自分で教材を用意して勉強を進めるやり方は、いわゆる独学という学習手法です。

教材は、商工会議所が推奨するハンドブックがあります。いわゆる基本書となるものです。本試験の70~80%以上の内容がこのハンドブックから出題されることが分かっています。

他にも、3級に関しては各出版社が市販教材を販売しており、書店で入手することができます。 

  • メリット :費用が安い、自分のペースで気軽にできる
  • デメリット:質問ができない、自分自身をしっかりと管理しないと学習を継続することができない

2.スクールに通学する

販売士講座を開講しているスクールに通学する方法です。

それほど数は多くありませんが、いくつかのスクールで販売士講座を開講しています。通学ではなく、通信講座が併設されている場合も多く、講義を受けることで理解を促進できます。(通信講座には講義があるものと、ないものがあります)

  • メリット :質問できる、理解を促すことができる、学習のペースメーカーとなる
  • デメリット:費用が多くかかる、通学の場合欠席する恐れがある、通信の場合自己管理が必要 

3.指定の講習・講座を受講する

各地の商工会議所等が実施する講習会に参加する方法です。

比較的安価な金額で、最新の講義を受けることができます。また、講習会及び指定の通信教育を受講し、一定の試験をクリアすると本試験の特定科目が免除されるという特典があります。(指定の通信教育には現在4つの団体が指定されています)

科目の免除について

  • 商工会議所が実施する養成講習会に参加し、予備試験に合格する
  • 指定の通信教育を受講し、全課程を修了しスクーリングに参加する

上記のいずれかの方法により、

  • 3級の場合⇒販売・経営管理
  • 2級の場合⇒販売・経営管理

の科目が、直近の本試験で免除されます。この場合、本試験では4科目を受験し、4科目で合格基準を満たせば販売士検定の合格ということになります。

※1級については、科目の免除はありません。

以上、3つの方法から自分に合った学習方法を選択することになります。

※なお、公益財団法人全国商業高等学校協会(全商協会)主催の「商業経済検定試験」の所定の科目に合格した場合、直後2回のリテールマーケティング(販売士)3級検定試験において、筆記試験の一部の科目が免除されることになりました。(平成28年度より)

自分に合った方法は教材を眺めて判断する 

販売士の合格を狙う場合、基本的には3つの方法がある訳ですが、どの方法でもメリットデメリットはあります。

一概にどの方法が良いということは言えません。受験者が置かれている環境や既に持っている知識や経験などはバラバラであり、固定的に統一できるものではありません。

ですから、自分の置かれている環境や知識、資格取得の経験などを考慮して総合的に判断すると良いと思います。

実際の方法としては、大きな書店に行って「3級販売士」のテキストや問題を眺めてみてください。まずは実際に内容を見てから判断するのが良いと思います。その方が無駄もありません。ただし、眺めるだけであって勢い余って方向性が決まらないままに、とりあえず教材を買うということは避けた方が良いでしょう。

また、是非とも行っておきたいのが資格学校への資料請求です。これらの資料は無料で送ってくれるにも関わらず、有益な情報が多数含まれています。仮に、独学での受験を検討している人であっても資料だけは必ず請求することをオススメします。資料に添付されているカリキュラム情報などをペースメーカーとして使うこともできるからです。資格学校で3級販売士の資料を無料送付してくれる学校はこちら

教材の選び方もルールがあります。詳細は別の章でご説明いたします。

方向性を決める

内容的に分かりそう、なんとかなりそうな場合

このような感触の人は、独学で十分合格が狙えます。

販売士検定3級の内容や過去の受験者の体験などを基に考えた場合、独学で挑戦して合格した人はたくさんいます。

3級販売士のレベルや内容であれば、管理人も独学で勉強を行う方法をおすすめしています。

その理由は、

  • 1.2級・3級ならば十分に独学が可能

>> 合格率は50~60%程度です。このレベルならば、独学での合格は十分可能な範囲です。

  • 2.費用負担が少なく、自分のペースでできる

>> 通学などは社会人にとっては時間的制約が大き過ぎます。自宅で短期集中が理想なのです。

  • 3.販売士の問題は、社会人としての一般常識的な問題が多い

>> 一部専門的な部分もありますが、2・3級レベルならば今お持ちの知識でかなりの問題が解けます。

以上の3点が独学をおすすめする理由です。

(学生の方は、通学している学校でそれなりの対策をしていることでしょうから、それで十分です。販売士の2・3級の学生の合格率が高い理由は、学校での対策が十分であることを証明しています。 仮に、高校生が自発的に販売士を受験する場合は、講習会参加等が無難かも知れません。 社会人の方、大学生の方は独学で十分です)

販売士を受験する女性の方も多い訳ですが、「資格試験の学習経験がない」「何年も試験から遠ざかっていた」など、不安もあるでしょう。

しかし、 このサイトでは効率的な学習方法を紹介しておりますので、心配無用です。

かなり自分にとって難しく感じる、訳が分からない

このような感想を持たれた方も多いと思います。

注意して頂きたいのは、今の状態で難しく感じるのは当然だと言うことです。(難しく感じないようであれば、すでに現時点の知識で合格できます。その場合、3級ではなく2級を挑戦するなど、別の選択肢が出てきます)

内容的な部分で難しいと感じても、興味や面白みが感じるかどうかがポイントです。このような感触があれば、独学でも十分やっていけます。訳が分からないと思っても、そこに書かれている経営的なことなどに興味があれば、独学でも問題ないと言えます。

一方で、「販売士3級を極めたい」とか、「自分は頻繁に質問するタイプ」「全てを完璧にこなさないと気がすまない」という人は、スクール等の利用が良いと思います。

管理人は個人的に資格取得については、「資格スクールを利用する」ことを推奨しています。ですから、スクールを利用することには大賛成です。ただし、販売士3級については、過去の経験上それほど難易度の高いものではありませんので、スクールを利用しなくても合格は可能です。スクール利用は2級や1級のレベルでは検討に値するかも知れません。

スクールに通おうが、独学でやろうが、結局は勉強は自宅が中心です。ですから、自己管理が不可欠であり、さらに的確な勉強方法が求められます。勉強方法については当サイトで詳細にご説明していますので、それを参考にしてみてください。



3級販売士の勉強戦略(基本)

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