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3級販売士の勉強ツールとしてこれを揃えよう!

 教材選択が合格の結果を左右する

講習会やスクールで学習をする場合には、教材は基本的には用意されているでしょう。用意された教材を使いこなせば何ら問題ありません。

スクール等で勉強するメリットの中でも、「教材が準備されている」ことは比較的大きい要素です。3級販売士の教材は大きな書店に行くとかなりの数が並んでいます。この中から、的確な教材を見つけ出すことはそう簡単なことではありません。

独学で勉強を進めようと言う人は、教材選び(購入)から始めなくてはなりません。多くの方が、教材の選択でミスを犯すことが多いようです。具体的には、「そもそも何を買えば良いのか分からない」、「買ったのは良いが、教材が難しい」  など、不安は多いものです。

教材は、勉強を進めるうえでのベースであり、最も重要なツールです。どんなに、やる気があっても、教材が古くて最新の試験問題に適合していなければ合格することができません。

その意味で教材(テキストや問題集)を選ぶことは、すでに勉強方法の一つであると言えます。スクール等を利用することで少々割高にはなりますが、この教材選択を行ってくれるというメリットがあることになります。

教材選びのポイント

教材には主にテキストと問題集の2つがあります。それらの捉え方として、3つのポイントがあります。

  • 問題集重視
  • 問題集選択基準
  • テキスト選択基準

問題集重視

教材の構成要素としては、一般的に①テキスト②問題集(問題)の2種類があります。

多くの方は、テキストを重要視し、結果的に分厚いテキストを購入してしまいます。その結果、「予想以上に分量があり、やる気がなくなる」「覚えることが多すぎる」というジレンマに陥り、勉強するのが嫌になります。

よく考えてみてください。本試験にテキストは持ち込めますか?NOです。どんなに立派なテキストを購入しても、それは理解を促すためのものでしかありません。その理解を促すために「分厚いテキスト」を購入することは間違っていませんが、それが理由で学習を放棄する結果になるとしたら、まさに本末転倒です。

一方、本試験で問われるのは「理解」ではなく、知識です。必要なのは、問題を解けるかどうか、ということだけです。そこに「理解」は必要ありません。「理解」は知識を得るための手段であって、目的ではありません。

目的は「知識」を得て、それにより本試験の問題を解くことです。だとすると、教材で重要なのは「テキスト」ではなく「問題集」ということになります。どうせお金を掛けるなら、優先的に問題集にお金を掛けるようにしてください。

問題集選択基準

問題集が重要だとしたら、どのように選ぶべきでしょうか?問題集の選択基準は3つだけです。

  • 1つは、ある程度問題の量があること。
  • 2つは、最新の出題傾向に準拠していること。
  • 3つは、解説が詳しいこと。

以上のポイントを基準に問題集を選んでください。テキストよりも先に問題集を購入しても構いません。

問題集を見ることで、出題傾向も分かりますし、必要であろう知識も判断できます。ちなみに、最も良い問題集は「過去問」です。資格試験は過去問から繰り返し出題される傾向にあります。ですから、問題集選択の際は、「過去問」も付加されているものを選ぶと良いでしょう。

しかし、2・3級は試験科目の見直しがありましたから、最近の過去問が掲載されているものにします。同様に、最新の出題傾向に対応していない問題集はパスします。問題量が多いものを選ぶ理由は、最終的には繰り返し問題集を解くことが学習の中心になるからです。

テキストをいくら読んだところで、例外を除いて普通の人であれば記憶することなどできません。本試験で良い結果を出すためには、問題を繰り返し解く、これに尽きます。

解説が詳しいものを選ぶ理由は、その解説部分を読むことで「理解」を促進するからです。解説が薄い問題集を選んでしまうと、不明点がある度にテキストを開いたりと時間のロスが生じます。効率的な勉強のためには、丁寧な解説のある問題集を選ぶのが良いでしょう。

テキスト選択基準

問題集をまず選んでから、テキストを選びます。通常は逆のような気がしますが、この方法が効率的です。テキストよりも問題集の方がはるかに重要です。

極論を言えば、解説の詳しい問題集を購入すれば、テキストは不要なくらいです。3級販売士については、販売士試験の「公式ハンドブック」が発売されています。これは意外と高価なもので、3級は7,000円、2級は8,000円です。商工会議所はこのハンドブックの範囲から70~80%以上の問題が出題される、としています。

通常、資格試験の合格のためには、公式テキストの攻略が不可欠です。しかし、結論から言うと、このハンドブックは購入の必要はない、と思います。理由は、買っても全部読まないからです。そのうえ、下手をすると混乱を招く可能性があります。

基本的に、学習方法としては問題集を繰り返し解けば、合格できます。そのうえで、不明な部分などをテキスト等で調べ、理解をして記憶するという流れになります。だとすると、問題集を選ぶ基準で紹介したように、「解説が詳しく載っている」わけですから、それ以上の詳しいテキストは必要ありません。(ただし、問題集は必ず最新の科目変更に対応したものを選ぶようにしてください)

問題集に掲載されている問題は、公式ハンドブックの内容に基づいて掲載されているはずです。ですから、ある程度問題集がまとまった問題集を購入しておけば自動的に公式ハンドブックの内容を押さえていくことになります。

公式ハンドブックの全内容を問題として掲載していないとしても、解説が詳しい問題集ならばその解説部分でハンドブックの多くのないように触れているはずです。

そうは言っても、やはり問題集の解説では詳細に説明しているとしても限界はあります。それをフォローするために、テキストは一冊購入しておくと良いでしょう。

テキストの選択基準は、2つだけです。

  • 1つは、薄いものを選ぶ。
  • 2つは、自分が分かりやすいものを選ぶ。

分厚いテキストを買っても全部読みませんし、むしろやる気をなくす可能性があります。薄いテキストでも、試験において重要な部分は漏れなく載っているものです。試験は100点を取る必要はありません。

重要な部分だけを勉強して、合格基準をクリアすれば合格できるのです。 安心して薄いものを買ってください。あとは、体裁や図などご自分の好きなものを選べば十分です。

繰り返しますが、重要なのは問題が解けるかどうかであって、理解しているかどうかまでは3級販売士の試験で問われることはありません。ですから、テキストいくら勉強しても得点が伸びる保証はありません。しかし、問題集を繰り返し勉強することで得点が飛躍的に伸びる可能性はある訳です。

 教材選びのまとめ

教材選びからすでに学習がスタートしています。本当に重要ですから、しつこいようですが再確認をしておく方が無難です。

  • コアな教材は「問題集」である
  • 問題集は「選択基準」に基づいて選ぶ
  • テキストは薄いものを買う

大きな書店に行くと、3級販売士検定対策向けの書籍はある程度揃っています。その中から、上記の基準に適合するものを選んで購入してください。

過去問題の入手について

過去問題の入手方法にはいくつかの方法があります。詳細は別の章でご紹介していますが、ここでは無料で過去問題を入手する方法についてご紹介しておきます。

過去問のついていない問題集を買ってしまった、もっと昔の過去問も見たい、という場合。

この場合、図書館等で過去問を入手することが可能です。毎回、試験終了の数日後に「日経MJ」(日経流通新聞)に問題と解答が掲載されます。日経MJが置いてある図書館に行くことで、過去問を入手できる訳です。大きな図書館にいけばたいてい閲覧できると思います。

当サイトでも過去問を紹介していますので、実際にはそれを押さえれば十分です。



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