第70回本試験より3級試験制度が改訂されます
3級販売士検定の本試験実施時間およびハンドブックが改訂されます。発表になったのは平成24年2月16日ですので、第69回販売士検定3級の本試験（平成24年2月15日実施）の次の日ということになります。
第69回の本試験に大きな混乱を与えないようにという処置だと思いますが、本試験直後ということもあってやや困惑している受験生もいるかも知れません。
改訂のポイントは2つあります。
- ①試験時間の改定
- ②公式ハンドブックの改訂
詳細は、以下の日商発表資料をご覧ください。
日本商工会議所発表資料より
取り急ぎ、販売士検定の主催団体である日商発表の資料を転載しておきますので、第70回販売士検定3級を受験する人は確認をしてください。
以下、発表資料を原文ママ引用します。
第７０回３級販売士検定試験（平成２４年７月１４日施行）を受験される皆様へ
平成２４年２月１６日
日本商工会議所事業部
平素から、販売士制度にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
このたび、当所では、３級販売士について以下のとおり改訂を行いましたので、ご案内申しあげます。
ついては、標記試験を受験される皆様は、必ずご一読いただき、試験に向けた準備をしていただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
記
１．３級販売士検定試験制度の改定について
本試験の試験時間は、５科目で１５０分間としておりましたが、第７０回試験（平成２４年７月１４日施行）からは以下のとおり変更いたします。
（１）試験時間の短縮
現行１５０分を１２０分（ともに休憩なし）に短縮します。なお、科目免除の受験者については、１科目当たり２４分で計算した試験時間となります。
（２）問題数の削減
現行の問題数250 問（大問10 問×小問5 問×5 科目）については、大問を8 問とすることにより、全体を200 問に削減します。
２．３級販売士ハンドブックの改訂について
標記ハンドブックについては、平成１７年９月１日の改訂以来７年が経過し、その間、流通・小売業界を取り巻く環境が大きく変化していることから改訂を行い、今年２月１６日に新しいハンドブックを発刊いたしました。なお、値段は５科目セット価格、バラ売り価格ともに変更ありません（５科目セット、過去問題1 回分付７，３００円(消費税込)）。
（１）改訂のポイント
○２色刷りによる読みやすい紙面構成
○図表・イラストの多用
○３級のレベルに相応しくない（難易度が高い）箇所の削除・見直し
○一般的でない法則・理論、特定業界のみに通用する用語・ルール等の修正
○索引の作成
○統計データ、調査結果、図表および引用資料の更新
○法律に関する記述箇所の更新
（２）３級検定試験問題への適用
第７０回試験（平成２４年７月１４日施行）については、現在のハンドブックから新しいハンドブックへの切替直後であることから、どちらで勉強しても対応できるもの（試験問題の９割は両ハンドブックの内容を出題）としております。
【本件に関する問合せ先】
日本商工会議所 事業部
ＴＥＬ：０３－６４０２－６１５４（平日 ９：３０～１７：３０）
上記の通り、基本的に【時間】と【ハンドブック】の2つが改訂の趣旨となっています。
第70回の本試験に向けての対応策は以下のように今のところ考えています。
とりあえず勉強方法は今まで通りを踏襲
日商の発表資料（上記参照）には、以下のような文面があります。
（２）３級検定試験問題への適用
第７０回試験（平成２４年７月１４日施行）については、現在のハンドブックから新しいハンドブックへの切替直後であることから、どちらで勉強しても対応できるもの（試験問題の９割は両ハンドブックの内容を出題）としております。
つまり、第70回の本試験については、第69回の対策と同じで良いということが言えそうです。ですから、今までと大きく勉強内容（範囲）・方法が変わることはありません。
極論ですが、3級販売士を受験する受験生の中で、公式ハンドブックを購入して勉強している人の方が少ないというのが現状なので、今まで通り「問題集」を中心に学習を進めていけば良いでしょう。
新ハンドブックの発刊に伴い、それに対応した新問題集も発刊されることになると思います。この場合、第69回に対応した問題集を使うのか、第70回向けの問題集を使うのかの判断は、基本的にどちらでも良いということになりますが、問題集発刊の様子を見てレポートしたいと思います。
7月の本試験に向けて早い段階から勉強に着手する人は、現在発刊されている問題集を購入して勉強してください。
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