簿記検定(日商簿記検定試験)1.試験分析簿記検定にはいくつか種類があるが、ここでは日本商工会議所主催の簿記検定試験をここで言う簿記検定とする。 受験者の傾向日商簿記検定試験は年間で50万人以上が受験する人気の簿記検定試験。簿記といえば日商簿記を指すのが一般的である。資格との認識があるが、正確には日本商工会議所が主催する公的検定という位置付けである。ただし、検定ではあるものの、知名度が相当高く、社会的な評価はヘタな国家資格よりも格段に高い。 受験者の属性は全体では相当に広範囲であり、受験級により一定の傾向が見られる。 日商簿記検定2・3級は高校生や専門学校生などの学生が中心で、その他社会人も多い。社会人は経理担当者のみならず、自己啓発や再就職に向けた主婦などの受験も多く見られる。 1級は、専門学校生や大学生が中心。税理士や会計士などへの橋渡しのために受験する層が多い。社会人の受験も目立つ。 採点方法2級〜4級は絶対評価(70%以上の正答)による採点で、各地の商工会議所の担当者が行っている。従って、合否の発表は受験者の少ない商工会議所の場合はかなり早く発表される。(商工会議所により、合否発表にバラつきがある) 1級は名目上絶対評価(70%以上、かつ、1科目40%以上の得点)であるが、実態は相対評価により採点されている。そのため、全国の答案を1箇所に集め採点することから、結果発表までは相当の時間を要する。(相対評価の基準は合格率) 難易度3級の合格率が30〜40%程度、2級が20〜30%で比較的安定している。それほど難易度は高くないため、基本事項を正確に押さえることで十分に合格は可能。 1級の合格率は約10%。相対評価により、合格率自体はほぼ固定されている。難易度は極めて高く、3級や2級とは別の試験と考えて良い。これは、日商簿記1級が税理試験の受験資格になっていること、および社会的評価が相当に高いためと考えら、1級の受験者は相当にレベルが高い。また、公認会計士の受験生が腕試しで受けるケースも多く、さらに難易度を引き上げている。 一般的な勉強期間3級は1ヶ月程度である。しかし、学生以外の社会人であれば、3級からではなく2級から受験することが多い。 2級は2ヶ月から3ヶ月程度で合格を狙える。初学者が一気に2級を取得する場合の勉強期間の目安は3ヶ月程度である。 1級は個人差が激しいが、通常は6ヶ月から1年ほどは必要である。ただし、2級に合格していることが前提となる。全くの簿記初心者の場合、1年間で1級に合格できればかなり早い方である。1級は難易度が高いため、数年間の受験を繰り返している受験者も非常に多い。
2.試験情報受験資格誰でも受験できる。 各級のレベル1級: 税理士、公認会計士などの国家試験の登竜門。大学程度の商業簿記、工業簿記、原価計算並びに会計学を修得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。 2級: 高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を修得している。財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる。相手の経営状況もわかるので、株式会社の経営管理に役立つ。 3級: 財務担当者に必須の基本知識が身につき、商店、中小企業の経理事務に役立つ。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えている。 4級: 簿記入門編。小規模小売店の経理に役立つ。勘定科目に仕訳でき、複式簿記の仕組みを理解している。 試験内容1級:商業簿記・会計学(1時間30分) 試験日1級:6月の第2日曜日、11月の第3日曜日 試験地全国各地で実施(全国各地の商工会議所が指定する場所) 受験料日商簿記1級 7,500円(税込) 申込期日試験日の2ヶ月前から1ヶ月前 おすすめの資格スクール |
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