中小企業診断士試験

1.試験分析

 受験者の傾向

 経営コンサルタントとしては唯一の国家試験ということで、中小企業診断士の人気は高い。他の資格試験と比べ、学生の受験者が少ないのが特徴。第一線のビジネスマンが中心受験層となっている。そのため、受験者・合格者ともに中心になっているのは30代〜40代である。

 ビジネスマンの中でも、中堅管理職の受験者が多いようで、受験者のレベルは相対して高いと言われている。中小企業診断士試験といえば、難関は2次の筆記試験である。この2次試験に合格できずに、何年も受験を繰り返している受験者は非常に多い。

 採点方法

 1次試験は絶対基準が定められており絶対評価、2次試験は相対評価である。2次試験の相対評価の基準は合格率ではなく、合格者数と見るのが一般的。

 難易度

中小企業診断士に関する法律の改正に伴い、試験の大幅な見直しが行われ、1次試験では科目合格制度が導入されている。これにより、社会人でも長期的な合格プランを練ることが可能となったが、科目合格制度が必ずしも有利に働くとは限らない。

 経営に関する科目が中心だが、経済や財務など押さえるべき科目内容は広い。このため、苦手科目を作ってしまう、あるいは苦手科目が既にある場合は苦戦を強いられることになる。

 1次試験は絶対評価であるため、努力がストレートに報われる試験だと言われているが、中小企業診断士試験の最大の難関は2次試験である。1次試験をクリアした受験者同士がさらに狭き門を競っているため、高い競争となっている。

 一般的な勉強期間

 1年間(1次2次ともに1回)で合格するケースをストレート合格という。ストレート合格者はそれほど少なくはないが、全体で見ると小数で、多いパターンは1次1回、2次2回で合格するケース。つまり、2年での合格となる。

 中小企業診断士ストレート合格の決め手は、1次対策と2次対策を並行して勉強することと一般的には考えられている。このように2次試験の早期攻略が重要と言われるが、なかなか1次試験の勉強のボリュームも多いため、2次までは手が回らないのが1年目である。1年間での合格を狙う受験者は、早期の学習開始と早めに2次を睨んだ勉強をしておくことが必要である。

 おすすめの資格スクール

 

 資格学校については、以下のページで選び方の基準や学校の詳細情報を説明しています。

2.試験情報

 受験資格

誰でも受験できる

   
 試験内容
   

1次試験
 A 経済学・経済政策
 B 財務・会計
 C 企業経営理論
 D 運営管理(オペレーション・マネジメント
 E 経営法務
 F 経営情報システム
 G 中小企業経営・中小企業政策

2次試験[筆記試験]
 A 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例T
 B 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例U
 C 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例V
 D 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例W
 
 2次筆記試験は、「経営革新・改善」、「新規事業開発(既存事業の再生を含む)」などの中から、次のように出題される。
・「組織(人事を含む) を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」

2次試験[口述試験]
 2次試験の筆記試験合格者を対象として、筆記試験の事例を基に行われる

 合格基準
   

1次試験:
(1) 第1次試験の合格基準は、総点数の 60% 以上であって、かつ1科目でも満点の 40% 未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
(2) 科目合格基準は、満点の 60% を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

2次試験:
 筆記試験における総点数の 60% 以上で、かつ、1科目でも満点の 40% 未満がなく、口述試験における評定が 60% 以上であることを基準とします。

 試験日
   

1次試験:8月上旬
2次試験:10月中旬(筆記試験)、12月中旬(口述試験)

 試験地
   

札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡

 受験料
   

1次試験:14,400円
2次試験:17,900円

 申込期日

1次試験:5月中旬〜下旬
2次試験:9月初旬〜中旬

   
 参考サイト
   

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