問題集は同じものを繰り返し解くから意味がある







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同じ問題を繰り返すことでしか復習効果はない

本試験も迫ってくると、他の受験生の動向が必要以上に気になることがあります。「どこどこの問題集が良い」とか「どこどこの予想は当たる」とか、いろいろな情報が飛び交います。

そのような話を聞いてしまうと、自分も買わなければ合格できないような気になるのも当然です。ちなみに、ここで言う問題集とは書店などで販売されている書籍の問題集を言います。

しかし、新しい問題集に手を出すのはご法度です。気持ちは分かるのですが、なんとかこらえてください。あらたに購入するとしたら、模擬問題だけです。(模擬問題については、別の章「模擬試験は可能な限り受験する」で詳細をご紹介します。)

「どこどこの問題集は当たる」などと言われれば、誰でも欲しくなります。しかし、買ってみると分かりますが、それほどの問題集も内容に変わりはありません。どこの資格スクールも押さえるべきところは押さえています。異なる問題集を買っても、その出題の視点などが少し違うだけで、本質的な部分は変わりません。というよりも、変えようがありません。

なぜならば、ほとんどの問題集は過去問をベースに作られているからです。これは、過去問題が実際に本試験で出題されている以上、当然のことでしょう。ですから、どの問題集を使っても内容に大差はありません。

「どこどこの問題集から出題されやすい」という情報も結構ありますが、それもどの問題集を使っても同じ結果となります。良く、予想問題的中!と掲げている資格スクールがありますが、資格スクールが提供する問題の量は相当なものですから、その中から本試験に似た問題が出題されるのは当然のことです。これも、どの資格スクールの問題を使って勉強しても同じ結果となります。

新しい問題集に手を出すもう一つの大きな理由に、「今の問題集に飽きてしまったので、違う問題を解きたい」というものがあります。しかし、これは自分の首を絞めるようなものです。なぜならば、記憶は同じものに対してしか強固になりませんから、問題集を変えてしまうと、記憶の定着が弱くなってしまうのです。

問題集を繰り返し解いていると飽きるのは良く分かるのですが、飽きたという理由で新しい問題集を買っても、そこに書かれている内容はそれほど大差ありません。問題の出題の視点や形式など問われ方が異なるだけで、本質的な中身の部分はほとんど同じです。

 問題に対する適応力や対応力を養いたいのであれば、あらたに書店などで問題集を購入するのではなく、別の章で紹介する模擬試験を受験することをおすすめします。

さらに、問題をあらたに買うことの弊害として、「やらなければいけないことが増える」ということがあります。ただでさえたくさんある問題をさらに増やしてしまうことは、極力避けるべきです。資格スクールの講座を受講していれば、相当な問題があるはずです。それですらこなすのが大変なのに、それ以上増やしたらパニックになる可能性すらあります。

実は、私も気になって問題集を途中で購入したことが何回もあります。しかし、少しは手を付けるのですが、途中で全部を終わらすことができないことに気付き、必ず本棚にきれいなまま仕舞われる結果となります。そのような経験をした人も多いと思います。

実は、やる気のある人ほど新しい問題に手を出す傾向にあります。これは非常に残念です。そのままの状態で同じ問題を繰り返し復習していれば高い確率で合格できるにも関わらず、自分からその確率を下げてしまうのです。

合格に真剣な人ほど注意してください。いろんなことが気になるのは分かります。しかし、資格スクールが提供する問題だけで十分合格できます。試験前にはいろいろな情報が流れますが、重要なのは「みんなが知っている問題を自分が正確に正答できること」ただそれだけです。自分を信じて、コツコツと同じ問題集を繰り返し復習してください。飽きても決して手を出してはいけません。




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