過去問だけを繰り返し覚えて合格できる試験は多い







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過去問の重要性を確実に理解しよう

資格試験に合格するためには、過去問の攻略が不可欠です。これは、繰り返し言われていることですが、それでも多くの受験生は本当の重要性を理解していない場合が多いです。

過去問が重要であることの理由を再度確認しておきます。以下の内容は、ほとんどの資格試験において言えることです。

繰り返し本試験で出題されている問題が多い

これは、分析してみると良く分かります。過去の問題は何回も何回も出題されます。それも、少し形や視点を変えただけの問題が出題されることが多いです。周期はバラバラですが、昨年出題された問題が今年も出題されたり、10年前に出題された問題と同じ問題が出題されることもあります。

過去問は勉強した人はみんなが押さえている

過去問を1回も見ないという受験生は少ないと思います。仮に過去問題を全く解いていないとしても、資格スクールの模擬試験における問題のベースは過去問です。つまり、模擬試験というのは、過去に出題された問題の視点を変えたり、変形したりという形がベースとなっていることが多いので、スクールに通っている人であれば必然的に過去問に触れる形になります。

この結果、過去問はみんなが知っている問題ということになり、高確率合格法の原則である「みんなが解ける問題を確実に押さえる」の観点から重要性が高くなります。

本試験は過去問から大きく傾向がズレることはない

これは、試験作成上のことですが、基本的に試験問題を作成する試験委員も過去問をベースに問題を作成しています。そして、少し難しくするために改正論点や時事的なトピック問題などを織り交ぜて試験の難易度を調整しています。なぜ大きく問題の傾向が変わらないかというと、試験委員にもいろいろと都合があるからです。

例えば、大きく傾向を変えて問題を出題した場合、受験者は対策が不十分ですから、大きく点数が下がります。

結果的に、平均点が極点に下がったり、悪問作成者としてクレームの原因になる恐れもあります。

過去に出題された問題をしっかりと解けるということは、試験委員からすると「しっかりと勉強してきた」ということを客観的に評価することもできます。その意味でも、受験生は過去問をしっかりと確実にこなしておく必要があるのです。 

過去問を勉強初期の段階で押さえてしまえば、その後の勉強は極めて効率的になります。しかし、過去問の重要性は知っているものの、過去問の使い方を間違えている人が結構多いです。

最も多い間違え方は、「過去問は本試験だから本試験直前の腕試しまで取っておこう」「まだ過去問題は難しすぎるから、もう少し後で挑戦しよう」というケースです。つまり、過去問をおいしいものを後で食べるように、いつまでも取っておくのです。その結果、予想よりも難しいことに気づいたり、過去問をしっかりとやる時間がなくなったり、過去問を検討する時間が不十分なままで終わってしまいます。

確かに過去問では難しい問題も出題されていますが、全部が難しい問題ではありません。驚くほど簡単な、「だれがこんな問題を間違えるのか」という問題も過去問題ではたくさん出題されています。このような問題は、自分の実力に関係なく、その範囲の講義を受講すればすぐに解くことができるのです。そして、多くの資格試験の本試験は過去問題の焼き直しと思われる問題が全体の6割以上出題されています。

また、なぜこんな簡単な問題が出題されているのか?と感じる問題であっても、本試験では間違える人が多いからです。その理由は、極度の緊張にもありますし、個別の内容で学習している時は簡単に思える問題でも、知識が増えていくと逆に頭がぐちゃぐちゃしてきて解けなくなる、という現象が起きるためです。

いずれにしても、過去問題を早いうちに押さえてしまうことができれば、それだけでほとんどの資格試験ならば、半分合格したようなものです。あとは、その記憶をどうやって維持するのかがテーマとなります。




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