合格のための絶対条件を整理する


 独学で資格試験の合格を狙う場合であっても、資格試験の合格絶対条件をしっかりと押えておく必要があります。

 独学は独りよがりの勉強になりやすい

独学はその名の通り、基本的に独り(一人)で勉強するものですから、自由な教材で自由に勉強をすることができます。

 しかし、それが裏目に出て独りよがりの考え方に基づいて勉強をしてしまう可能性が高いのです。しかも、そのような状況になったとしても、独学は独りで勉強していますから、軌道修正が難しいのが現状です。本人は正しいと思ってやっているのですが、それを指摘してくれる人はいませんから、泥沼にハマる可能性があります。

 毎日毎日いくらがんばっても、それが正しい考え方に基づく勉強でないと、資格試験に合格するのは難しくなります。よくある相談の中で、「毎日死ぬほど勉強をしているのですが、なぜか何回も合格することができない」というものがあります。よく話を聞いてみると、勉強方法はさておき、合格するための考え方を間違えているケースが散見されます。

 資格試験は競争試験です。合格するための考え方がまずは重要です。それを十分に理解したうえで、どのように勉強するのかという流れになります。まずは資格試験に合格するための条件を整理して、その整理したものをどのように攻略するのか、という逆のアプローチをとっていきます。

そこで、様々な資格試験の合格者から抽出した合格のための絶対条件をもう一度整理しておきます。ここでは要点だけ抜き出しておきますので、詳しくは、高確率合格法の論理・考え方・方法を参照ください。

 みんなができる問題を自分もできる

資格試験に合格するためには、「みんなができる問題を自分も解くことができる」こと。これが資格試験合格のための絶対条件です。

 高確率合格法では資格試験をカーレースに例えて考えていますが、この絶対条件は「車の運転ができる」という考え方に相当します。カーレースであれば、車の運転ができることが絶対条件です。同様に、資格試験ではみんなができる問題を自分もできることが絶対条件になります。これができないようでは、レースに参加することすらできません。

 みんなができる問題を自分も「正確に」解くことができる

カーレースで優勝あるいは上位入賞するためには、ただ単純に運転できるだけではダメで、正確に運転をする必要があります。途中でクラッシュするような運転レベルでは上位入賞はできません。 

 正確に解くことの難しさ

基本的に、みんなができる問題を自分も正確に正答できれば、ほとんどの資格試験では合格することができます。このような話をするとなかなか信じてもらえないのですが、資格試験の合格者の多数は「基本的な問題を確実に解く」ことだけで合格を勝ち取っています。

 その理由は、他の受験生が基本的な問題を勝手に間違えてくれるからです。カーレースで言うと、ちょっとした不注意でクラッシュしてくれる人が非常に多いのです。何故そうなるのか?これは、試験というものはそういうものだからです。

 ここでは詳しくご紹介しませんが、資格試験の本試験では通常の実力の80%程度しか発揮できないことが分かっています。本試験の独特の雰囲気による極度の緊張感、慣れない教室、プレッシャー・・・いろいろな要因が基でほとんどの受験生は簡単な問題を確実に正答することができません。

 当然、このような状況はあなたも一緒です。ですから、基本的な問題をいかに確実に解けるようにするのか、というのが重要になるのです。

 プラスアルファの視点

みんなができる問題を自分も正確に正答することができれば合格はできますが、これは絶対条件です。ですから、言い換えれば最低条件であって、満足条件(合格に十分な得点を積むことができる)ではありません。

 自分も基本的な問題を落とす可能性がある、さらに合格可能性を引き上げたい、という場合には満足条件を満たすことが必要です。満足条件とは「プラスアルファの視点」を体得することです。

 問題の内容は基本的なレベルであっても、その問われ方・聞かれ方が異なると、全く異なる問題に感じることがあります。このような錯覚を回避して、基本的な問題を正確に正答するための視点が満足条件です。

 この満足条件たる異なる視点まで押さえることができれば、合格圏内に間違いなく入ることができると思われます。

 まとめ

独学の人が合格するための考え方として間違いやすいのは、絶対条件よりも満足条件を優先してしまうことです。

 カーレースであれば、まずは車をしっかりと操れることが前提で、その上で少し高度な運転テクニックができる、その状態であれば十分にカーレースで勝負できます。しかし、基本的な車の操作も不十分であるのに曲がりくねったところやアップダウンの激しい道を進むための操作ができても、いつかクラッシュします。

みんなができる問題を自分も正確に正答できる、これが大前提となるのを絶対に忘れないでください。そのうえで、異なる視点で出題されても正答できるノウハウがあれば十分合格できます。逆にいえば、これ以外に必要なものはありません

 独学というのは無駄を省く勉強法です。時間があるからといって難問に手を出すようなことをしてはなりません。資格試験に合格するための考え方は非常にシンプルです。そのシンプルさが自分の腹に落ちると、勉強方法も必然的にシンプルになります。

 

     

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