公務員試験(消防官)合格
20代・男性・無職


不安になってヤケになることもあった
東京消防庁消防官採用第一次試験に合格することができました。
思えば、今年の春、大学を卒業し地元へ戻ってきて「どうしても消防官になりたい」と○○○学校の門を叩いてから半年が経ちました。
勉強勉強の毎日で、本当にあっと言う間の半年でした。こんなに時間が短く感じられたのは23年間の人生の中で初めてでした。そのためかいつしか目標が「一次試験に合格すること」になってしまい、「なんで自分がそこまでして消防官になりたいのか」ということを見失っているような気がしました。そこで、もう一度自分自身について振り返ってみようと思います。
私が最初に公務員試験の為の勉強を開始したのは、大学3年生の5月でした。その時の公務員試験に対する私の考えは本当に浅はかだったと思います。
その当時、学校の就職ガイダンスで「公務員志望者はもうこの時期から学習を開始しないと間に合いません」という話を聞いて「なに言ってるんだ、まだ1年以上も先の話じゃないか」と高を括っていました。
しかし、その時は正直、どうしても消防官になりたいという思いはありませんでした。私は小さい頃から野球をやっていて、体育系の大学へ行っていたので、その体力を活かして消防官になりたいという漠然とした思いしかなく、別に警察官でもいいぐらいにしか思っていませんでした。
そのためか、公務員講座が開講したばかりの頃は休まずに出席していましたが、そのうち部活やバイトを理由に休みがちになり、結局、全講座の半分位しか出席していなかったように思います。
そんないいかげんな調子で勉強をしていて、間もなく4年生になり、これから試験の本番を迎えようという時に本当に自分の耳を疑うような一報が私の耳に飛び込んできました。
なんと私の従兄が亡くなったというのです。その従兄は私と年齢も近く、まだ25歳という若さでした。死因はスポーツ中の原因不明の心不全による突然死でした。最初は悲しいというより、ショックの方が大きかったです。つい最近会ったばかりの従兄が・・・信じられませんでした。
私が本気で消防官になりたいと思ったのは、その時からでした。全力で救命措置に当たってくれた友人、救急隊、私は彼らに対する心からの感謝の気持ちとともに、自分の中で漠然としかなかった消防官という仕事の偉大さ、命を守ることを仕事にする彼らに尊敬の心さえ生まれました。
そしてもう一度自分に問い正し、出た答えが消防官になりたい、自分自身がこれまで生きてきた中で培ってきたもの、野球、そして大学体育学部で培ってきたものすべてを注いでできる仕事が消防官だと思ったし、人の命を守る、救う仕事がしたい、身内、知人を失うことで悲しむ人達を少しでも減らせる仕事がしたい、またそれを一生の仕事にしたいと強く思いました。
しかし、どれだけ消防官になりたいという強い思いがあっても、それだけで合格できるほど公務員試験は甘くありません。十分な勉強をしていなかった私は、その年受験した消防の試験はすべて不合格でした。誰が悪いわけではない、勉強していなかった自分が悪いのです。
その後は、修士論文の作成に時間を追われ、卒業と同時に実家のある地元に戻ってきました。 それでも消防官になりたいという気持ちは変わりませんでした。
地元に帰ってきて予備校を探していた時、たまたま○○予備校のパンフレットが目に付きました。Jyukenyaさんのかなり強気なコメントが載っていて、半信半疑ながらもガイダンスに足を運びました。Jyukenyaさんは本当に親身になって相談に乗ってくれ、この人を信じてみようと思い、予備校に通うことに決めました。
しかし、6月、7月の試験に立て続けに失敗し、やっぱり自分には無理なのかと正直思いました。自分の友人の多くはもう既に社会に出て、各方面で活躍しているのに自分はこれでいいのかという不安もありました。
しかし「自分はぜったいに消防官になるんだ」という強い意志をもってここまで努力し続けることができました。9月の試験の1ヶ月前には、6月の東京消防庁の試験に合格した受講生を紹介していただき、アドバイスを受け、Jyukenyaさんからも、「今までその勉強方法で効果がでなかったんだから、同じ勉強続けたって結果は同じだぜ」と言われ、自分をもう一度見つめ直すことができました。これが、結局良い結果につながったと思います。
これからいよいよ二次試験に望みます。ここまで来るのに本当に苦労しました。数えてみれば消防の試験だけで通算10回目で初めて一次の壁を突破することができました。
これまで「とりあえず一次、とにかく一次に合格すること」という思いが強くあった私は、最終合格したわけでもないのに少し浮かれている部分があったと思います。この手紙を書いている中で自分自身の初心を思い起こすことができました。
とにかく次の二次試験は私の23年間の人生の集大成、消防官としての新たな人生への第一歩だと思っています。面接では飾り立てることなくありのままの自分をぶつけてこようと思っています。
最後に、ここまで来ることができたのも私を寛大な心で見守り、支えてくれた両親、家族、友人、そしてJyukenyaさんをはじめとする公務員予備校の皆様のおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
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