受験において戦略と戦術は両輪でパワーになるもの







トップページ » 高確率合格法の考え方 » 勉強戦略と勉強戦術を区別する

勉強の戦略と戦術とは

勉強法というのは世の中に様々な方法が存在しています。そして、どれがよいのか?ということではなく、どれも正しい勉強法なのかも知れません。しかし、勉強法には勉強戦略と勉強戦術の2つが存在していることは明らかです。

この2つは似ていますが全く異なるものですから、戦略と戦術を混同しないことが重要になります。

勉強戦略とは、簡単に言えば「どの資格試験を目指し、どのような勉強法を採用するのか」ということです。つまり、勉強戦略とは大きな方向性の話になります。

どの資格試験を目指すのか

どの資格試験を目指すのか?ということは、最も重要です。これが間違っていると、せっかく資格を取ったのに使えない、資格は無駄だと言う誤解を生じる結果となります。これは、資格がムダになっているのではなく、自分自身がその資格を目指した理由が間違っていた可能性が高いのです。

ですから、大前提として、どの資格を目指すのか?これが、戦略上非常に重要になってきます。つまり、どのような自分になりたくて、あるいはどういうことがやりたいので、「この資格を目指す」ということをもう一度明確にしておく必要があります。

どのような勉強法で勉強するのか

目指す資格が決まれば、勉強法を考えていくことになります。注意したいのは、勉強戦略で言うところの勉強法とは、単なる効率的な暗記の方法や本試験で1点でも多く稼ぐためのテクニック論ではありません。勉強戦略とは、「目指す資格試験に合格するための正しい勉強のやり方」です。

これを誤解しないようにしてください。勉強法における勉強戦略と勉強戦術は似て非なるものです。ほとんどの資格試験受験生が間違えてしまうこと、それが勉強戦略と勉強戦術の考え方の違いなのです。

勉強戦略は、その資格試験に合格するためにはどのような戦略的な考え方が必要なのかと言うことです。資格試験高確率合格法では、この勉強戦略を最も重要視しています。具体的には、合格のメカニズムや傾斜配点のカラクリなど、資格試験を本質的に捉えることで、合格までの勉強の道筋を明確にしています。

一方、それらの勉強戦略の中で、効率的に記憶する方法などももちろんあれば便利です。それが、勉強戦術なのです。勉強戦術とは、勉強戦略をより効果的に機能させるための武器や道具的な考え方や方法論になります。

勉強戦略ありきの勉強戦術

勉強戦略がなければ勉強戦術はあり得ない、というのが高確率合格法の考え方です。ですから、まずはしっかりと資格試験というものを知ることで勉強戦略を構築する。

そして、その上で細かいテクニック的な要素である勉強戦術を取り入れていくことが資格試験に短期で合格するためには必要になるのです。

しかし、多くの受験生がこの点を誤解しています。記憶法などのテクニックに走ったり、予想問題の入手に専念したり。これらは無駄なことでありませんが、それだけでは合格に直結するとは言えません。基本となる戦略的な考え方や勉強法がある上で、機能する勉強の戦術だからです。

戦略がなければ戦術は決まりません。これは、良く考えてみれば当然のことなのですが、なかなかしっかりと理解している受験生は少ないように思えます。

例えば、大型の難関資格試験を目指すのと、初歩的な検定試験を目指すのでは、戦略・戦術ともに変わるということです。大型の難関資格試験であれば、勉強期間は長期になりますので、長期的な勉強戦略が要求されます。そして、通信講座を受講する必要もあるでしょうし、科目ごとに問題を回すなど様々な戦略が必要です。もちろん、それらは、資格試験の合格を前提にした「正しい勉強法」に基づいて行われるものです。その上で、長期的に記憶を高めていくにはどのようにすれば効率が良いのか、などの勉強戦術が必要になります。戦略があって初めて戦略が存在することになります。

一方、初歩的な検定試験であれば、短期集中で勝負できる可能性があります。そして、通信講座の受講も必要ないかも知れません。計画を組んでみて、内容的に少ないようであれば、「一夜漬け」で勝負するという方法もあり得ます。ここまでが勉強戦略です。そして、短期で覚えるための方法などが戦術になる訳です。

どちらも重要だが、順序を間違えないことが重要

勉強戦略と勉強戦術、どちらが重要なのかということではありません。どちらも重要なのです。しかし、戦略なくして戦術はありません。

効果的な記憶の方法をいくら追求しても、何をいつまでに覚えるのかと言う戦略がなければ意味がないと言うことです。同様に、これをいつまでに何個覚えようと戦略的に決めてみても、実際に覚えると言う作業である戦術を行わなければ何の意味もありません。

戦術と戦略は車の両輪です。しかし、戦略の方が先にあるという関係になっています。

受験に慣れてくれば来るほど、あるいは受験経験者(合格できない人)ほど「戦術」に走ってしまう傾向があります。しかし、資格試験に合格するためには、まずは勉強の戦略をしっかりと構築してから、戦術的な勉強に取り掛かるということを忘れないようにしてください。

戦略と戦術の整理

結局、勉強戦略とは方向性のことです。どの資格試験をどのように勉強するのかという道筋のこと。これがなければ、途中で勉強を放り投げる可能性が高くなります。ですから、資格試験高確率合格法では、資格試験に合格するための方法を論理的に理解した上で、勉強戦略、すなわち学習計画を組むことを推奨しています。

一方、勉強戦術とは、実際の作業のことです。戦略に沿って、淡々と作業を行う、これが戦術です。戦略が間違っていなければあとは戦術的なことを繰り返すだけ。もちろん、戦術には様々な効率的な方法があるのも事実です。しかし、戦略ありきの戦術、ということだけはしつこいですが重要になります。

戦略が方向性ならば、戦術は武器や道具のこと。戦略が将軍の頭の中であれば、戦術は兵隊や兵隊が使う武器道具のこと。この2つが明確になり、そして同じ方向を向いていることで初めて資格試験の合格は可能になります。




高確率合格法の考え方

高確率合格法の導入


初めての方へ

当サイトは膨大なコンテンツがあります。
超高確率合格法では短期合格のノウハウを紹介していますので、全てお読みになることをオススメします。
公務員や販売士検定を狙っている方は、そのままコンテンツページを参照していただいて大丈夫です。
サイトの全体像はサイトマップを参照してください。