本番では焦らずにまずは問題と向き合うことが大切







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焦る気持ちを抑えてまずは全ての問題を眺める

資格試験の本試験受験時に、問題を開いていきなり第一問目から解き始める受験者も多いようです。

本試験では時間が限られていますので、気持ちは良く分かるのですが、まずは落ち着いて問題冊子の全体像を把握する必要があります。

問題の全体に目を通すことで、いろいろとメリットがあるのです。
具体的には、次に挙げるような効果があります。
それぞれ確認していきます。

問題の傾向が分かる

通常の資格試験であれば、本試験の問題は過去の出題を基に作られているので、自分が勉強してきた過去問題と似たような内容の問題が、似たような形式で出題されます。

しかし、稀に全く異なる傾向で本試験問題が組まれてくることもあります。特に、試験内容の改正が起きたときに多いパターンです。改正がなくても今までに見たことのないパターンで出題されることも多いですから、まずはどのような問題が出題されているのかをチェックする必要があります。

配点を確認する

資格試験によっては、問題用紙に問題それぞれの配点が記載されている場合があります。記載がない資格試験も多いですが、仮に記載されているとしたら要チェックです。

例えば、大設問で第1問~第3問まで、第1問第と2問は各25点、第3問は50点で100点満点の試験だとします。この場合、第3問目を解かない限り、合格することは非常に難しくなります。このように、配点をチェックすることで問題を解く優先順位や必ず解かなければならない問題などを事前に把握することができるようになります。

時間配分を見極める

問題の全体を把握することで、どの問題にどのくらい時間を掛ければ良いか、あるいはどのくらい時間を掛けることができるのかが把握できます。これは非常に重要で、例えば上記で見たように配点の大きい問題はある程度時間を多めに見積もって取り組む必要があるという判断ができます。

模擬試験や普段の勉強により時間配分の感覚を掴んでいたとしても、本試験で流れている空気は通常のものと全く異なり独特なものです。予想以上に時間の流れが速いことが多数意見ですから、いつもしっかりとできていることができなくなる場合も多いです。

問題のレベルを見極める

択一式試験の場合は、出題数が事前に決まっているものがほとんどです。しかし、この場合であっても全体を把握することは必要です。

それは、問題のレベルを見極めるためです。本試験では基本的な問題から難問まで様々なパターンの問題が出題されます。時間配分を決めるのと同時に、問題の優先順位も決めていく必要があります。その基準になるのは、基本的な問題から解くことが優先されます。

資格試験の本試験は非常に良くできていて、第1問目が非常に難しいというケースがあります。この場合、第一問に多数の時間を取られ、その先の問題が終わらなかったという話は良くあります。このような失敗を避けるためには、全体をまずは把握する必要があるのです。

短時間でも効果は絶大

以上のように、さまざまなメリットがあるわけです。しかも、この作業そのものは数分もかかりません。問題を解くのではなく、サラ~と全体を把握するだけですから難しい作業でもありません。

しかし、その効果は絶大ですから是非実行するようにしてください。普段の模擬試験等でも、これを行う癖をつけておくと良いと思います。これらのメリットを得られることが分かっていても、本試験では気があせっていつもできることがなぜかできなくなるものです。事前に身体に染み込ませるのが良いでしょう。

精神的に落ち着くことができる

本来であれば、むしろあせっているからこそ、この作業をして欲しいのです。

本試験であせってしまう理由はいくつかあるわけですが、先が見えないというのが最も大きな要因といえます。どのような内容の問題が、どれくらいのレベルで、どの程度のボリュームで出題されているのかが分からないから不安な訳です。

ですから、全体像をある程度把握できれば先が見えますので精神的に安定できます。さらに、その場でどのように問題を解くのかの戦略を立てることができます。この戦略を立てるのはたった数分ですが、この問題を解く戦略立てが本試験の合否を分ける可能性が高いことが分かっています。





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