たかが1点、されど1点を肝に銘じることが重要







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あるニュースが1点の重みを証明している

資格試験では、1点・1問が合否を決めることも少なくありません。

2010年1月に以下のようなニュースがありました。

ケアマネジャーの試験、出題ミスで追加合格も

社会福祉振興・試験センター(東京都)は14日、都道府県の委託を受けて作成した介護支援専門員(ケアマネジャー)実務研修受講試験の問題にミスがあり、追加で3500~3600人程度が合格となる可能性があると発表した。同日以降、都道府県が追加合格者を発表する見通しで、同センターは「十分精査して正確さを期したい。大変申し訳ない」と陳謝している。

介護支援専門員の資格を取得する過程で合格する必要のある試験で、昨年10月に実施し全国で約14万人が受験。12月に合格発表があり3万人弱が合格した。

ミスがあったのは60問中の「問題21」で、介護予防支援について1~5の選択肢のうち、正しいものを二つ選ぶ。1と3が正解とされたが、実際には4も正解だった。合格発表後に、一般からの指摘で判明した。

問題作成時に厚生労働省の省令を参照したが、同省の通知を確認しなかったのが原因としている。

└ 【引用】iza news 2010/01/14

以上のような問題の出題ミスはそれほど珍しいことではありません。もちろん、このような事態は避けなければなりませんが、問題作成を人間が行っている以上、ある意味仕方のないことです。

1問に3,500人がひしめき合う

今回着目したいのは、試験問題に不備があったことではありません。1問に3,500人がひしめき合っていたという事実なのです。

一般的に資格試験の場合には、合否のボーダーライン上に多数の受験生がひしめき合っていると言われています。今回は、それを完全に証明した形となっていることに重要な意味があります。

資格試験に合格する人のほとんどは、ボーダーラインから数点あるいは数問上にいる人たちです。

合格者は高得点で合格していると想像している人も多いようですが、そうではありません。ほとんどの受験生が合否のボーダーライン上に存在しています。

1問・1点を積み重ねるのが勉強

例えば、宅地建物取引主任者(宅建)試験という資格試験があります。勉強してみると分かりますが、ある程度勉強すれば、合否ラインには誰でも到達することができます。これは本当であって、頭の善し悪しには関係ありません。誰もが、そこそこ良いラインまで行くことができます。

しかし、合否ボーダーライン上にいながら、何年も合格することができないという受験者が非常に多いのが宅建試験の特徴です。その理由は、1問の重みです。あと1問で合格!と言うところまではスムーズに行くのですが、そこからたったの1問を積み上げるのが難しいのです。

もちろん、宅建試験だけではりません。それ以外の試験でも、それなりの勉強をしてきた受験者は合否のボーダーライン上には行くのです。そして、残り数問を積み上げるために必死になって勉強をしている。もっと言えば、残り1問や1点を積み上げるためだけに多くの時間を割いて勉強しているのが、資格試験の実態ということもできます。

そうだとすると、本試験において1問・1点の重みは極めて大きいのです。

最後まで粘りぬく

本試験は最後の最後まで、1点1問を追いかけてベストを尽くすことが重要です。その1問で合否が決まることは本当に多いのです。

たったの1問・1点と侮ってはいけないのです。今まで勉強してきた全ての成果が、たったの1問に懸かっているという事実をしっかりと意識しながら、丁寧に問題を解くようにしてください。





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