「どの順序で解くのか」で実力発揮が変わる
資格試験の本試験の際には、問題の全体をまずは把握することが重要です。
これによって様々なことを短期間で把握することができます。
それが上手くできれば、普段の実力発揮が可能となり、それだけでライバルに差を付けることができるようになります。そもそも、本試験では普段通りの実力を発揮することさえ難しい、それは独特な試験の緊張感があるからなのです。
次のポイントを把握した上で、問題を解く戦略を瞬時に構築する必要があります。
- 問題ごとの難易度
- 問題のボリューム
問題ごとの難易度
本試験は、基本的な問題から難易度の高い問題までがバランスよく出題されます。注意しておきたいのは、基本的な問題が最初に出題されて、後にいけばいくほど難しい問題が出題される、と言うことではないということです。
いきなり第一問目で難しい問題が出題されることもあれば、一番最後の問題が非常に簡単なこともあります。問題それぞれの難易度を事前に把握しておけば、自分が解ける問題から解くことができます。
自分が解ける問題は基本的にみんなが解ける問題ですから、基本問題ということになります。これを確実に得点していくのが資格試験に合格するためには非常に重要になります。まずは全体を把握して、自分が解ける問題から解くのが基本です。
問題のボリューム
本試験問題の出題量は、基本的には過去問と同じボリュームです。ですから、過去問演習をしっかりとこなしていれば、その分量で頭を悩ませることはありません。
しかし、一見するとボリュームが少ないように見えても、出題内容が難しいと時間を大幅に費やすことになり、全部解き終えることができない、という状況を招くことがあります。
問題の外観上のボリュームだけでなく、問題のレベルも費やす時間には大きく関わってきます。そのため、基本的な問題と難問の出題バランスを総合的に判断して問題を解く戦略を立てる必要性があります。
難易度と配点で判断
それでは、どのようにして問題を解く戦略を立ててれば良いのでしょうか?
優先順位のポイントは、第一優先が「基本的な問題」で、第二が「得点の高い問題」ということになります。
基本的な問題はみんなができる問題ですから、必ず確実に解く必要があります。これを落としたら合格するのは難しいため、まずは基本的な問題を拾って、早い段階で解いてしまいます。
その次に優先すべき問題は、得点量が多い問題です。しかし、これは記述式問題や計算問題があるような一部の試験でしか当てはまりません。最近は択一式形式の本試験が増えてきましたから、その場合は、基本的な問題をまずはこなして、その次にできそうな問題を端から拾っていって解いていくようにします。これが最もオーソドックスな解答戦略です。
その他は臨機応変な対応で
資格試験の中には、全ての問題を制限時間内で解き終えることができないほどボリュームの多いものもあります。その場合、傾斜配点と相対評価の原則を思い出すことが重要です。
自分がこなしきれないほどのボリュームであれば、他の受験生も全てを解き終えることは無理でしょう。ですから、この場合は「難問を捨てて」でも基本的な問題から優先的に着手することになります。難問をいくら解いても、基本的な問題ができていないようでは、合格確率は低くなります。
資格試験の本試験で合格するためには、基本的な問題をいかに落とさずに得点するのかが最も重要です。ボリュームや難問に惑わされずに、本試験でも落ち着いて自分ができる問題を確実に正答することを忘れないでください。
初めての方へ
当サイトは膨大なコンテンツがあります。超高確率合格法では短期合格のノウハウを紹介していますので、全てお読みになることをオススメします。
公務員や販売士検定を狙っている方は、そのままコンテンツページを参照していただいて大丈夫です。
サイトの全体像はサイトマップを参照してください。