不動産鑑定士(補)
不動産鑑定士試験の受験情報と当サイトの合格者・訪問者が選ぶオススメの合格講座を紹介しています。
1.試験分析
受験者の傾向
難関国家試験であり、業務内容に特殊性があることからそれほど受験生は多くない。受験生の属性としては年齢が公表されているが、20代~30代の受験者が中心である。
受験者としては、学生や受験専念者(無職)が比較的多く、現役の土地家屋調査士や司法書士の有資格者がダブル資格として目指しているケースも多い。女性の受験者は少なく、男性に人気のある資格と言える。
なお、平成18年度より受験資格の撤廃など不動産鑑定士試験の見直しが実施されており、受験しやすくなったといえる。
採点方法
試験は短答式と論文式があるが、いずれも相対評価試験となっている。
短答式:総合点で概ね7割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点とします。ただし、総合点のほかに各試験科目ごとに一定の得点を必要とするものとします。
論文式:総合点で概ね6割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点とします。ただし、総合点のほかに各試験科目ごとに一定の得点を必要とするものとします。
難易度
昔から難関国家資格に位置づけられ、難易度はかなり高い。
短答式の合格率が20~30%程度、論文式の合格率が10%程度である。つまり、最終的な合格率は2%程度であり、相当の難関試験であると言える。
一般的な勉強期間
1年で合格すればかなりの短期合格である。多くの資格学校では、1年から2年のコースを開講しており、標準的には2年程度の学習期間が必要。
2.試験情報
資格の種類
国家資格
活用方法
独立、スキルアップ、転職、就職
受験資格
短答式試験は、年齢、学歴、国籍、実務経験等に関係なく、誰でも受験できる。(平成18年の試験制度改正により従来の受験資格は撤廃された)
論文式試験は短答式試験に合格した者及び短答式試験免除者が受験できる。(短答式試験に合格した人は、その年の論文試験で不合格と なった場合でも、申請により合格した短答式試験の合格発表日から2年以内に行われる短答式試験が免除になります。短答式試験に合格した年を含めて3回まで 論文式試験を受験することができます。)
試験内容
・短答式
不動産に関する行政法規 択一式40問
不動産の鑑定評価に関する理論 択一式40問
・論文式
民法(大問2問)
経済学(大問2問)
会計学(大問2問)
鑑定理論(大問4問、演習1問)
合格基準
総合点で概ね6割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点。
ただし、総合点のほかに各試験科目ごとに一定の得点を必要とする。
試験日
短答式:5月
論文式:8月
試験地
短答式:北海道・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県
論文式:東京都・大阪府・福岡県
受験料
書面申請:13,000円(短答式試験、論文式試験両方を含む)
電子申請:12,800円(短答式試験、論文式試験両方を含む)
申込期日
3月初旬~中旬
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