予想的中も多いのが模擬試験の特徴







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公開模擬試験は何度も繰り返したい最良の問題集

何らかの資格学校の講座を受講していれば、基本的に追加で購入する教材はありません。合格に必要な全ての教材は資格学校によって提供されます。

問題集を別途追加で購入することはご法度ですが、高確率合格法では公開模擬試験(模擬試験・模擬問題)の受験はできるだけ積極的に受けることを推奨しています。

その理由についてご紹介しておきます。

  • 公開模擬試験を受けることで、本試験の疑似体験をできる
  • 全体の受験生の中での自分の位置付けが確認できる
  • 自分の得意分野や不得意分野などが分かる
  • 各資格学校の予想問題が入手できる
  • 視点を変えた問題を解くことができる

本試験の疑似体験ができる

体験という観点で重要です。公開模擬試験は、大手の資格学校であればしっかりと受験会場を用意して実際の本試験同様に行われれます。これに参加することで、

どのような受験者がいるのかを知ることができる
本試験ではいろいろな受験者がいます。どのような受験者が多いのかを事前に把握しておくことは、本試験でそれほど周りを気にしなくてすむ効果があります。

本試験の独特な雰囲気を体感できる
資格試験の本試験は独特な空気が流れています。これは、言葉では表現することが難しいです。しかし、この得体の知れない雰囲気に飲み込まれて本来の実力を発揮できない受験生は多いです。あらかじめ、どのような雰囲気なのかを把握しておくことは精神安定上役に立ちます。(しかし、公開模試以上に本試験では殺伐としていますのであらかじめ知っておいてください)

本試験の時間を経験できる
本試験は、2時間とか時間制限があります。自宅では時間を計って問題を解くということはあまり機会としてありません。仮に時間を計っても、途中で無視する傾向があります。公開模試を会場で受験すると、しっかりと時間を区切られますから、自分が時間内に問題を解けるのかどうかの判断や調整に役立ちます。
 この結果次第で、もっと早く問題を解かなければならないのか、もっとゆっくりと慎重に問題を解くことができるのか、などの分析をすることが可能です。いくら正確に問題を解けたとしても、時間内に解き終わらなければ合格することはできません。

自分の位置付けが確認できる

資格学校が実施する公開模試に参加すると、後日成績表がもらえます。この成績表には、自分が受験者全体の中でどの位置付けにいるのかが分かるようになっています。もちろん、この結果に一喜一憂する必要はありませんが、少なくてもある程度の判断材料にはなります。

順位が上位であれば、そのままの調子で復習を淡々と行えば良いでしょう。実力を下げないことが望まれます。順位が思わしくない場合には、復習の回数を増やしたりすることで対応します。ただし、あまり公開模試の順位は気にしすぎないことが重要です。

模擬試験を実施するのは、本試験の1月前程度が多いです。1月前に本試験と同じ問題を解くわけですから、相当早くから調整をしていないと上位に食い込むのは難しいです。今の自分の実力を知る程度のレベルで十分です。私はたいていいつもビリの方の順位ですが、全く気にしません。

1ヶ月もあれば十分に挽回できます。重要なのは、公開模擬試験で高順位をとることではありません。本試験で高順位をとることです。あせる必要はありません。1月もあれば、いくらでもひっくり返すことができます。

得意・不得意分野が分かる

大手の資格学校の公開模試だと、たいていは成績表に自分の順位だけでなく、各問題の正答率が記載されています。正答率は、全受験者のどのくらいが正答している問題なのかを表していますが、これが貴重な資料になります。仮に、正答率が80%の問題は「みんなが知っている問題」です。それをあなたが間違えてしまったとすると、本試験では命取りになります。

この全体の正答率は、自分の全体での順位よりもはるかに重要な資料となります。自分では簡単だと思ったが、他の受験生はそれほどできていない問題があったり、自分では難しい問題だと思ったが、正答率が高い場合もあります。

本試験に合格するためには「みんなが知っている問題をいかに自分が正確に正答するか」が絶対条件ですから、この全体の正答率を参考に、「みんなが知っている問題はどの問題(内容)か?、逆に、「みんなが知らない問題はどの問題か?」を把握することができます。

それによって、復習の優先順位を付けることもできますし、自分ができたかできなかったかと照らし合わせて復習の優先順位をつけることもできます。

公開模試でフィードバックされる成績表は重要視してください。

予想問題が入手できる

問題集の優先順位として、公開模試の問題は重要度が高くなっています。詳細は、問題集の優先順位の章をご覧ください。

公開模試の問題は、各資格学校の予想問題です。各資格学校が提供する通常の問題集や過去問題集も重要ですが、通常の問題集は講座スタート時に配布されるものであるため、問題の作成時期は随分前の時期となります。過去問は過去の出題問題であり、最新の傾向を踏まえたものでありません。

本試験の問題は、過去の問題を変形したり視点を変えて出題されることが多いので、過去問題を繰り返しやっておくことは大変重要です。しかし、本試験の問題は、最新の改正項目や話題になっているようなトピック項目から出題されることも非常に多いです。

そのような内容は、過去問題や資格学校の問題集をやっていても入手することができません。模擬試験が唯一の情報源です。

さらに、各資格学校では公開模擬試験の問題作成にはかなり力を入れています。学校の集大成と言っても過言ではありません。それは、公開模試の問題の本試験的中率が資格学校の良し悪しを左右することになることが多いからです。

そのような過去問+最新の出題予想が詰まった模擬問題を入手する価値は非常に高いと考えられます。

視点を参考にできる

資格学校が作る問題には一定の癖が出てきます。過去問を参考にして各資格学校は問題を作成していますが、やはり問題を作る人の視点が固定されることも多く、偏った問題になってしまうこともあるようです。

この現象は、どこの資格学校でも同様です。ですから、他の資格学校の公開模試を受験することで、異なる視点から問題を解くことが可能となります。内容が同一であっても、視点や聞かれ方が少し違うだけで全く異なる問題に思えることがあります

この場合であっても、問題を解くために必要な知識は同じです。だとすると、本試験でも異なる視点で問題が出題されたときに自分が解けるようになっておくためには、各校の公開模試を受けて慣れておく必要があります。

自分が知っている知識をどのように使えば問題が解けるのかを試すのです。これにより、自分が受講している資格学校の癖を矯正することが可能とすることができるのです。

いくつかの資格学校の模擬試験を受けてみると分かりますが、自分にとって解きやすい問題をたくさん出題してくる学校と、自分にとって解きずらい問題を出題してくる資格学校があります。たいていは自分の学校の問題に慣れているので他の資格学校の問題は解きにくいはずです。

しかし、自分にとって解きにくい問題であっても、他の資格学校で勉強している人はその問題が逆にその解きやすいわけです。このように、自分の学校の問題に慣れてしまっていると、本試験で足元をすくわれる可能性があるので、極力多くの視点や形式に慣れておくのが良いといえます。

地方の人や会場に行けない人は

地方の人は、近隣で会場設定があれば極力参加して欲しいですが、通常の公開模試であれば通信スタイルでも受験できますから、それでも十分です。本試験の擬似体験はできませんが、問題を入手できることだけでも非常に価値があります。

通信の場合、いわゆる自宅受験と言う形態になりますが、この場合でもしっかりと採点もしてくれますから、成績表も入手できます。会場受験と雰囲気が体験できないだけで、他は遜色ありません。

そんなにまだ進んでない!

公開模試は受けたいが、勉強が遅れていてそんなレベルにない・・・という人でも受験してください。自分の順位はそれほど需要ではありません。問題を手に入れることが重要です。

自宅受験の人は、白紙でも良いですから答案は必ず期日までに提出してください。ほとんどの資格学校では、成績表のフィードバックは答案用紙を提出した人に限定されています。全体の正答率を知ることはとても参考になりますので、白紙でも、適当にマークしても良いですから、成績表を何が何でも入手する意気込みが必要です。

いくつ受ければ良いか

公開模試は、時間とお金に余裕があればいくつでも受けると良いくらい重要です。しかし、受けることが重要なのではなく、公開模試の問題を入手してそれを繰り返し復習することが一番重要ですから、あまり多く申し込みすぎるとパンクします。お金もたくさんかかりますしね。

復習ができない模試はごみになってしまいます。無駄なことをする必要はありませんから、1校は必ず必要だとして、多くても2~3校で十分です。どの資格学校が良いのかは、最も公開模試の受験者が多い資格学校を選んでください。自分が受講している資格学校の受験者が一番多いなら、2番の学校を選びます。

最近の資格学校は公開模試の前年度受験者数を公表しているケースが多いので、それを参考にしてください。おすすめの資格スクールなどを紹介したいのですが、受験する資格によっておすすめの資格学校が変わってきますので、一概にここではどこが良いとは残念ながら言えません。

公開模試の申込は、忘れないようにしてください。




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