意外と知らない通学と通信の違い







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あらためて通信講座と通学講座の比較をしてみよう

資格試験を取得合格するための方法として資格学校の利用を考えた場合、通学講座に通う方法と通信講座にて自宅で勉強をする方法があります。どちらもメリットデメリットはありますが、両者の特徴を正確に把握したうえで選択をする必要があります。

通学講座のメリット

通信講座と比較した通学講座のメリットには次のようなものがあります。

  • 1.学校に通学することで半ば強制的に勉強を継続することができる
  • 2.受験仲間を作ることができる

1は勉強の継続性という点からのメリットです。学校に行かなければ講義を受けることができないわけですから、「学校に行かなければな らない」という動機がつくられます。学校では適切なカリキュラムによって講義のスケジュールが組まれていますので、それに乗ることでスケジュール管理も自 動的にできることにもなります。

2は情報交換という観点からのメリットです。資格学校には様々な人が通学していますから、それらの人と仲良くなれば共通する目的を持った仲間をつくることができます。これにより、孤独感を排除したり、共に目的を達成すると言う連帯感が生まれることがあります。

通信講座のメリット

通学講座と比較した通信講座のメリットには次のようなものがあります。

  • 3.場所を選ばずどこでも講義を受けることができる(勉強をすることができる)
  • 4.時間を選ばずいつでも好きなときに自分のペースで勉強をすることができる

3は、環境的な面からのメリットです。通信講座ではどこでも勉強をすることができます。基本的には自宅が一般的ですが、例えば転勤に伴う引越しがあっても、現住所の周りに資格学校がなくても自分の好きなところで勉強をすることができます。

4はスケジュールの自由性です。通信講座は時間を選びませんから、いつでも自分がやりたくなったときに勉強をすることができます。あまり良いことではありませんが、その日の気分に応じて勉強の分量をコントロールすることもでき、短期で一気に進めるということもできます。

強制力と自由度

通学講座と通信講座のそれぞれのメリットを考えた場合、通学講座はその「強制力」に最大のメリットがあり、通信講座は「自由度」にメリットがあります。

通学講座では仲間の存在もありますが、全ての人が仲間を見つけようと思って通学講座に参加しているわけではありませんし、仲間の存在 は一見プラスに作用するような気がしますが、マイナスに作用することも実は多いです。具体的には、仲良しクラブのような形になってしまい、資格試験の合格 と言う目的から方向性がズレたり、単なる飲み会仲間として愚痴を言い合うような関係になることもあります。

なぜ強制力がメリットになるのか?

通常であれば、自由度の高い勉強方法の方がメリットが高いように思えます。通学試験では「強制力」がメリットになりますが、それはなぜでしょう?

その理由は、資格試験の勉強は継続することが難しいからです。これは、資格試験の合否を決める最大の要素でもあります。資格試験に合格するために最も難しいことは、「勉強を継続する」ことなのです。ですから、それを半ば強制的に行ってくれる資格学校への通学という手段がメリットになる訳です。

しかし、強制力は万能ではない

強制力によって資格学校に通ったとしても、それは自宅にまで効果を及ぼすことはあまりありません。資格試験に合格するためには、講義を受けたうえで 自宅等で問題をこなすなどの復習をしっかりと行う必要があります。この学校以外で行う勉強まではさすがの通学講座もフォローできないのです。

通学講座の強制力は講義を受けるまでが限界です。しかし、講義を受けるだけで合格できるほど資格試験は簡単なものではありません。

資格取得の動機の強さがポイント

誰でも好きなことや興味があることはいつでもどこでもできるものです。これはその根底にある動機がしっかりとしているからです。

資格試験もその資格を目指す動機がしっかりとしていれば通学講座でも通信講座でもどちらでも合格することができます。しかし、なぜか 分かりませんが資格取得を目指す人は忙しい人が多いもの。そのような人からすれば、自由度の高い通信講座の方がメリットが大きいと思います。

わざわざ時間を掛けて資格学校に通うこともなく、自宅で勉強をすることができるのです。資格試験に短期間で効率的に合格するためには 時間を有効に使うことがポイントになります。通信講座のメリットを最大限に活かすことができれば、効率的な勉強を行うことが可能となります。

通学講座と通信講座の選択分岐点

基本的に、通信講座の方がその自由さからメリットが高いと考えられますが、中には通学講座の方が有利になる人もいます。その判断基準は次の通りです。

通学講座の方が有利になる可能性があるケース

  • 資格学校が勤務先や自宅から非常に近い(毎日でも通うことができる)
  • 仕事の就業時間などが常時一定で残業もない(無職などで勉強に専念することができる状況にある

上記のいずれも満たす人は、通学講座の方が有利に働くケースがあります。その場合は、通学講座を検討してみるのも良いと思います。

しかし、その場合であっても「自宅等での勉強」を省くことはできませんから、自宅で勉強できないので通学講座にするという理由で通学講座を選ぶのは良くありません。自宅で勉強できない人は、むしろ通信講座を選んで、自宅で学習する癖をつけることをおすすめします。

中には、通学に1時間~2時間ほど掛けて資格学校に通う人や週末になると地方から東京へわざわざ出掛ける人もいます。時間的にも費用 的にも相当なコストが掛かります。昔と違って通学講座でなくては勉強できない資格試験はほとんどありません。時間を確保することも資格試験に合格するため には重要な課題ですから、あまり通学講座にとらわれない方が良いと思います。




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