反復こそ基本かつ最強の記憶術







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2回連続が効果的

記憶力を高める方法として最も重要なのは、繰り返すということです。自分自身の脳に対して、何回も繰り返し情報を送り込むことで、「これは重要なことなんだ」という指令を送り、脳に記憶を促します。そして、実はその指令を送るためには、記憶にとって効果的なタイミングがあります。

資格試験の勉強をしている受験生の大半は、夜に勉強をしていると思います。もちろん、朝型の人もいると思いますが、仮に夜型を中心としている受験生を前提に記憶を高める勉強方法をご紹介していきます。(朝型の受験生は、以降の文章を朝と夜で読み替えてください)

夜型の人は、夕食を食べて、一息ついてから寝るまでのちょっとした時間を活用して資格試験の勉強をしていると思います。そして、勉強が終わり次第眠りにつく。

このパターンを考えた場合、夜に「記憶」という作業を行っていることになります。そして、寝ている間に脳が勉強した内容について自動的に整理をしているわけです。一方、朝起きたときに昨日に勉強したこと全てを記憶しているかと言うとそうではありません。

寝ている間に脳が情報を整理する中で、抜け落ちてしまう内容があります。これでは、せっかくやった勉強内容がムダにもなりかねません。そこで、あらたに自分の脳に対して「これは重要だから覚えるべき」という指令を送ることが重要になります。そのタイミングとしては、次の日の朝が最も良いのです。

人間の脳というのは、短期間のうちに同じ内容を繰り返しインプットされると、この情報はたいへん重要であるという理解をするため、記憶として定着しやすくなります。だからこそ、同じ問題を何回を繰り返すという勉強方法が重要になる訳です。ただし、その繰り返す感覚が空いてしまってはそれほど効果が上がりません。3日置きに繰り返すのと、1年に1回繰り返すのとでは脳に与えるインパクトはかなり異なるわけです。

ですから、最初の段階では相当短期間のうちに繰り返し指令を送っておくのが最も効果が高いのです。その方法としてオススメなのが、夜行った勉強をさらに朝に念押しで行っておくこと。これが最も有効です。

例えば、夜に問題を解いたとします。そして、睡眠することで脳が勝手に情報を整理し、ある部分は記憶して、ある部分は切り捨ててしまいます。その整理された脳に対して、再度連続して情報を流し込むことで、脳に「これは本当に重要なんだ」ということを教え込みます。

こうすることで、寝ている間に整理された情報のうち、脳が記憶した情報はより強固なものとなります。一方、整理する過程で切り捨てられてしまった情報は、さらにインプットをすることで脳に重要性を訴求します。この、短いスパンで2回繰り返してしまうということは非常にインパクトのある方法なのです。(ただし、間に睡眠を挟むことがポイントです)

2度目は軽くでも高い効果を得ることができる

夜勉強した時間が2時間だったとすれば、朝も同じ2時間やらなければならないのか?という疑問もあるかも知れませんが、そんなに時間をかける必要はありません。

あくまで確認の作業、すなわち復習レベルですから、サラ~と流すだけで十分です。電車通勤の人であれば、通勤中にぺらぺら問題集をめくるだけでも十分効果があります。

経験的には、前日に1時間勉強したのであれば復習にかける時間は10分程度です。このプロセスは、脳に昨日と全く同じ情報を確認の意味で送ることが目的ですから、新規で問題を解くということではありません。そのため、相当スピードを上げても十分効果はあります。極端な話、単語や用語のみを確認するだけでもその効果は高いのです。

短期間で2回繰り返すことで、短期的な記憶ではなく、長期的な記憶(長期記憶)へと移行しやすくなります。この昨日と今日、というタイミングでの復習は非常に高い効果が得られますので、是非、行ってみてください。びっくりするほど記憶力が高まっていくはずです。





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