自分が採用担当者ならば有資格者をどう評価するか







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採用側の視点に立って考えてみる

資格・検定は就職や転職に有利なのか?このような質問は多いです。特に景気が低迷してくると、少しでも周りよりも有利に就職したい、少しでも条件のよい企業へ就職・転職したいというニーズが高まるからでしょうか。もちろん、どうせ同じような仕事をするのであれば、条件が良い会社を選びたくなるのは当然のことでもあります。

資格検定は就職・転職の際に有利になるかどうかは、自分が採用側になったとして考えてみることがポイントになります。
採用される側、つまり自分の視点で考えていてはなかなか分からないものです。しかし、立場が変わることで、思わぬ発見を行うことができるチャンスがあります。

あなたが、人事担当者だとして、何を決め手に採用有無を決定するか、をまずは考えてみれば良いのです。

一般的に、資格検定の重要性は、

  • 履歴書の選考プロセス
  • 面接時の選考プロセス

の2つのプロセス時において、評価をされると考えられます。

就職・転職試験では、筆記試験などが行われることもありますが、筆記試験などにおいては、資格検定の評価はほとんど関係がありません。あるとすれば、たまたま自分が持っている資格検定と同じジャンルの問題が出題された時に周りの人よりも知識があるので有利というレベルでしょう。

履歴書の選考プロセス

一般的に、企業側の採用プロセスとしては、まずは履歴書を見てその後の筆記試験や面接試験を行うか否かを決める。つまり、ここで応募者をフィルターにかけるわけです。

一度も会ったこともないのにふるいにかけるというのはおかしな話なのですが、企業側が採用活動を行った場合、我々が想定する以上に希望者が殺到するもの。採用人数が一人であったとしても、その10倍や場合によっては100倍の応募が来ることもあります。この場合には、企業側としては全ての応募者に対して筆記試験や面接試験を行うのは困難であり、コストも掛かるというのが本音。

そこで、まずは第一関門として履歴書で書類審査を行う訳です。書類審査は書類選考とも言われ、特に転職時には当たり前のように行われるようになっています。履歴書の他に、業務経歴書や職務経歴書を求められる場合もあります。これらの書類を基に、企業側は応募者のおおよその人物像やスキルをチェックし、自分の会社が求める人材と一致しているかどうかの確認をしていくのです。

この書類選考プロセスでほとんどの応募者が残念ながら脱落という結果になるわけですが、どのような人が次の関門に進むことができるのでしょうか。

あなたが採用担当者であった場合、どこを重視するのか、と言うことを考えてみてください。例えば、前職などの実務経験を重要視するかも知れないし、必要な知識かも知れません。これらは、応募者の年齢によっても変わってくるでしょう。
例えば、中高年の応募者であれば即戦力を求めるから、実務経験重視。そうではなく、若年の応募者であれば、自社で人材育成も行うことができることから、実務経験よりも知識や専門性を重視するという具合です。

どのような場合であっても、書類選考の段階では「まだその人に会っていない」という前提があります。その前提の中でより良い応募者を残していく、それが書類選考のプロセスなのです。だとすれば、資格検定を有している者は、少なくても何も持っていない応募者に比べて、知識や専門性を有しているという点で残しておきたい応募者になるのは明らかでしょう。

もちろん、採用側の業務に全く関係のない資格検定であれば、それほど評価対象とはならない可能性がありますが、少なくても関連した資格検定であれば、とりあえずは残しておこう、というように人事担当者もなるわけです。
だとすれば、資格検定は希望する企業や希望する職種に関連したものを有している限り、書類選考プロセスの段階では一般論で考える限り、有利に働くと言えそうです。



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