合格体験記を読む際のポイント
合格者に合格体験記・合格本の特徴をまとめてみます。
- 書かれている内容は、結果的に合格したという事実を支えた合格法であって、合格のために意図した方法とは限らない
- いわゆる綺麗な部分のみがクローズアップされ、多くの苦労をしてきたのにも関わらず、その苦労が真実味を持って語られることは少ない
- 合格までにはいくつかの勉強方法を試行錯誤により行ったはずであるが、失敗した勉強方法について語られることは非常に少ない
さらに、ほとんどの人は自分の目指す特定の資格試験の合格本しか読まないと思います。仮に、ある資格試験の合格体験記を購入したとして、そこには10人の合格者による合格体験記が掲載されているとします。その場合、通常であれば10人それぞれの合格法は異なるものとなります。
理由は簡単で、そうしないと書籍としての情報価値が薄れる可能性が高いからです。
異なる状況下に置かれている人が、異なる学習方法により合格を勝ち取った、そこに書籍としての価値がある訳です。
そして、あなたは、自分と同じような環境の人がどのような勉強方法を行って、合格を勝ち取ったのか?という観点から合格体験記を読むことになります。自分が働いているのであれば、無職の人の合格体験記は参考にならない、という心理が働きますよね。それはそれで間違ってはいません。
受験者の多くは、自分と同じ境遇の合格者の合格体験記を好んで読むようです。しかし、合格体験記はあくまで属人的な合格の方法論ですから、いくら境遇が同じだとしてもそれがあなたにとって最適の勉強方法になるとは限りません。仕事をしている人が、無職の人の合格体験記を読んで参考にならないという訳でもありません。
合格体験記は属人的ですから、境遇の違いはそれほど重要ではありません。重要なのは、多数の合格者が共通して持っている特性、すなわち
合格体験記を読むときのポイントは、
- 合格者に共通する勉強方法を抽出する観点で読む
- 一冊の合格本ではなく、複数の合格本を読む
- 合格の背景には大変な苦労と多くの失敗があることを忘れずに読む
以上のような視点を忘れずに合格体験記や合格本を読むようにするとさまざまな情報を入手することができます。しかし、合格の背景にある「多くの失敗経験」はやはり実際の合格者に接することでしか入手するのが難しいかも知れません。
合格体験記から学ぶこと
合格者に共通する特性
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