問題集の使い方は繰り返す際に最も効率良く綺麗に使うのがポイント







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問題集には書き込みをしないで繰り返し使う

問題集(ここで言う問題集とは、問題の全てを指します。資格学校で配られる「問題集」や「ミニテスト」「模擬試験」「模擬問題」「過去問題」「過去問題集」などがあります)は、試験合格のために必須のアイテムであり、最も重視すべきものです。高確率合格法では、問題集の取扱いについても重要視しています。

問題集は最低でも3回、多ければ数十回は繰り返し使うツールです。問題集は受験者にとって最も重要なアイテムとなります。そのため、利用についてはいくつかの点で注意を要します。

問題集には書き込みをしない

問題集の問題部分にメモや気付きなどの書き込みをする人が多いですが、問題集の問題部分には一切の書き込みをしません。マーカーもNGです。問題集は繰り返し使うものです。そして、繰り返し使っていく中で、同じ問題でも異なる視点で解釈ができるようになったり、新たな発見をすることができるようになります

しかし、メモを入れてしまうと、その問題を見ただけで過去のメモを入れた記憶が戻ってきてしまい、新たな視点で問題を見ることができなくなってしまいます。

問題を覚えると言う意味でメモ書きや重要なことを書き込む人がいますが、それは解説や解答部分に行えば十分です。その意味で、解説部分には気付いたことや要点をどんどんメモしていきます。解説がない問題集で、問題のみが載っているものもありますが、その場合であっても問題そのものには書き込みを一切しません。余白部分など、問題を解くときに紙か何かを載せることで隠せ、問題のみを読めるような場所に記入しておきます。

問題集にはやった日付と内容を必ず入れる

問題集を上手く使うことで、学習スケジュールの管理としても役立たせることができます。問題は繰り返し見たり、読んだり、解いたりしますが、人間の記憶の仕組みの観点から一定の周期で行うのが理想です。その方法については別の章でご紹介しますが、どの問題をいつやったのか、ということが後で分かれば非常に重宝します。ですから、問題集の欄外などに日付と何をやったのかという内容を書いておくことをおすすめします。

書き方の例としては、欄外に小さな文字で、

1/1 □ などと書きます。1/1はやった日付で、□は読んだ、という意味です。記号部分は分かれば何でも結構です。私の場合は、
□:読んだ
○:解いて正答した
△:解いて一部正答した
×:解いて誤答した

などと使い分けています。これを継続的に行っていくと、
1/1□・1/14□・2/1△・2/7○・2/10○
のように積み重なっていき、どの程度の周期でその問題をやったのか、その正答率はどうだったか、などが簡単に把握できるようになります。これは、記憶として残すためにのくらいの周期で問題を回すか、直前期にどの問題を優先的にやるか、などの資料として活用することができます。

シートで管理する

問題集に書き込む方法以外に、別途シートを作ってそのシートに記入する方法もあります。私はこの方法で管理していますが、つくるのが面倒な方は問題集に直接記入するのが良いでしょう。ただ、簡単なシートですし、進捗状況等が明らかになりますので、時間があれば作成してみると後で役に立ちます。

A科目
問題1 1/2□ 1/5○      
問題2 1/2○ 1/5△      
問題3 1/3□        
問題4 1/3□        
問題5 1/4□        
問題6          
問題7          
問題8          
問題9          
問題10          

問題量が多いと厄介ですから、その場合は問題集に書き込む方法が良いですね。

問題集はできるだけきれいな状態で使うのが望ましいです。特に問題部分は最初から最後まで新品同様の状態にしておくことが良いと考えています。これは、問題を繰り返し行うことが非常に苦痛であることを考慮して、常に新鮮な状態で問題を見ることができるようにも配慮しています。

また、一度解いた問題は覚えてしまうから問題を繰り返し解いたり見るのは無駄だ、という人がいますが、1回見たり解いただけで覚えられる人はほとんどいません。覚えたとしても一時的なもので、すぐに忘れます。そのような人は、問題にメモを入れて覚えた気になっている人が多いようです。

確かに、問題集にメモがあればそこからさまざまなことを連想し、答えはこれだ!と直感的に分かるようにすることができます。しかし、本試験の問題には何のメモも入っていません。

常に新鮮な状態で問題を繰り返し解く。これにより、新たな発見がいつも得られます。そして、過去問題などがいかにいろいろなことを考えて作られているのか、という視点も生まれ、試験委員(作問者)の意図も分かるときが来ます。




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