教科書は情報をまとめておいて辞書代わりに使い込みます







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テキストにはガンガン書き込んで情報を集約する

資格試験の勉強をするうえでは膨大な情報を処理し、そして整理する必要があります。その際に、情報をどこかに集約しておけば効率的な勉強が可能になります。

高確率合格法では情報の集約源をテキストにするのが最も理想であるとしています。簡単に言えばテキストを辞書として利用すると言うことです。

高確率合格法では問題集をベースに勉強を進めることを推奨しています。そして、問題集に掲載されている内容はテキストの重要箇所を抜き出したものと考えることができます。そうだとすると、テキストには資格試験の本試験に出題されるであろう論点が全て網羅されていることになります。

講義の聴き方として、講師が話した内容のポイントをメモすることを推奨していますが、これは、テキストに情報を集約するために行うものです。つまり、テキストを見れば全ての情報が載っている、という状態にすることが理想的な状態です。

テキストを何度も読む、という勉強方法は高確率合格法では特に重要視していません。理由は、

  • テキストをいくら読んでも問題が解けるようになる訳ではない
    (いくらテキストを読んで理解を深めても同じことです)
  • 問題集はテキストの重要箇所を抜き出したものであるから、問題を読むまたは解く方が効率的

 ただし、テキストが不要だと言っているわけではありません。テキストを自分の勉強の中でどう位置付け、どのように使うのかが、重要なのです。

 テキストを使うシーンは、次の場合があります。

  • 講義で使う
  • 問題を読む、あるいは解いて分からなかったらテキストで調べる

講義で使う際は当然だとしても、問題にあたる中で結構テキストに戻る場合は多いです。問題集の解説がしっかりとしていない場合は尚更です。特に、書店などで市販されている問題集は、その問題集だけで勉強ができるようになっているため、解説が非常に充実したものが多いです。

一方、資格学校の問題集はテキストと問題集を併用して使うことが前提となっているため、問題集の解説はそれほど詳細でないものが多くなっています。これは問題集だけを購入して使うことを想定していないことによります。

だとすると、資格学校の講義を受講しているならば、問題集の解説はそれほど詳しくありませんから、必然的にテキストを参照する機会が増えます。なので、問題集中心の学習と言ってもテキストがない限りそれが実行できない可能性が高いのです。特に最初のうちは、かなりの頻度でテキストを参照することになると思います。これが結果的に問題集を見たり解くうちに、テキストの内容も覚えてしまうという連鎖作用に繋がることになりますから、メリットも大きいです。

テキストに全ての情報を集約することができれば、その情報がどこにあったか?という苦痛から開放されます。行き詰った時に、これはどこに書いてあったかな~?と思い出したり、膨大な資料の中から該当箇所を探しているうちに集中力が切れ、今日はこれまで!となるケースは誰もが経験しています。

勉強をスムーズに行うためには、知りたいことをすぐ知れる状況を作っておくことが必要です。テキストに全ての情報を集約することで、不明点や関連箇所を知りたい場合には、テキストさえ見れば全てが載っている状態を作り出すことができるのです。

ですから、高確率合格法では講義で配布されるレジュメなどは全てテキストに集約することを推奨しています。レジュメは切り取って貼り付けることでも良いですし、テキストの空白箇所に書き込むことでも構いません。とにかくレジュメや講師から仕入れた情報をテキストにどんどん記載(メモ)していきます。

メモなどを想定してテキストは一般的に空白が多くつくられているものです。ですから、かなりの量を書き込むことができます。レジュメの表などはそのまま切り取って貼り付けることで対応できます。また、テキストに余白がなくなったら白い紙をテキストに挟みこむように貼り付け、新たに自分でページを作ってしまえば、そこに遠慮なく書き込むことができます。注意点は、資料を挟んだ状態のままにしておかないで、しっかりと糊などで固定することです。

テキストには、同じ論点は同じ箇所に書くのが基本です。資料を挟みこんでいる人もいますが、それですとなくなったり、落ちたときにどこのものか分からなくなってしまうので、糊などで固定してしまいます。テキストを綺麗に使いたい人もいるかもしれませんが、テキストは遠慮なく汚すべきです。関連した項目をどんどん書き込み、資料を貼り付け、自分だけのオリジナルの辞書を作るくらいの意気込みで作業をしてください。

この作業は後でやろうと思うと、どこに何が載っていて、何が重要だったか忘れますので、必ず講義を聴いた後や問題を解いた後に行います。

また、問題の中にはテキストに載っていない内容も多くあります。そのような内容は、テキストにしっかりとメモなどで書いておきましょう。問題の中にはかなり細かい論点や難問などがあり、その全てがテキストに反映され記載されているわけではありません。ですから、問題の内容をテキストにバックするようなケースも多々あります。

高確率合格法では基本的な問題を重視していて難問の類は重視していません。しかし、これは難問の類を全く無視するということではありません。重要視していないだけであって、一度も目を通さないわけではありません。また、難問であっても繰り返し出題されているものなど、その難問が過去問題であれば、多くの受験生が勉強してきますから、問題自体の難易度は高くてもみんなができる基本的な問題としてすりかわる可能性があります。

さらに、テキストを加工することによって自分だけのオリジナルの辞書を作ろうとしているわけですから、情報の取捨選択の必要はありません。最終的には情報を取捨選択する必要が出てきますが、辞書に載せる内容は自分の判断で切り捨てられるものではありません。難しい問題の内容であっても、テキストに記載がない場合にはどんどんメモなり転記することをおすすめします。




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