合格体験記の読み方
私も書店で販売されている「合格体験記」や「合格方法論」の本はたくさん読んでいます。ほとんどの人は自分が目指す資格の情報を得るために、特定の資格合格本を読むことになりますが、私は職業柄あらゆる資格の合格本を読みました。その数、100冊以上です。それらの本は今でも手元に残っています。そして、今でも書店で気になる合格本があれば購入して読むこともあります。 これらのいわゆる合格本は、何冊も読んでいると一定の傾向があることが分かります。それは、大きく以下の3つにパターンに大別されます。
もともと頭が良いと思われる人が書いた本 1.は書籍の中では最も多いパターンです。「簡単に合格できる」「遊びながら合格できる」などとサブタイトルに書かれるケースが多くなっています。このパターンの本のポイントは、そもそも頭が良いと思われる人が書いたという事実です。 精神論が中心の本2.は合格に対する気持ちの持ち方にウェイトを置いたパターンです。「資格試験の合格のポイントは誰よりも合格したいという気持ちだ」「資格を職業で活かすつもりでなければ合格は3年遠のく」「1日12時間勉強する意気込みが重要だ」というような内容が中心です。内容の是非はともかく、確かにモチベーションが下がったときなどに読むとやる気がわいてくる場合もありますが、その逆もあります。精神論は重要ですが、精神論だけでは合格はできません。 属人的な要素が強い本 3.は合格者の合格体験記をまとめたような書籍が該当します。個々の資格試験ごとに、何人かの合格体験記が載っており、その様々な勉強方法が紹介されています。「働きながら2年で合格」「職をやめて1年で合格」など、いろいろな人が異なる環境の下で異なる学習方法で合格を勝ち取っています。 合格本を読むときは、以上の3つのパターンがあらかじめ存在することを前提に読みこなす必要があります。そして、最も大切なことは、それぞれに書かれている内容は基本的には属人的な要素である、ということを忘れないようにすることです。特定の合格者の合格方法を真似しても、それがあなたに合った勉強方法とは限りません。むしろ、マイナスに作用することさえあります。基本的に勉強法というのは、唯一無二の方法論は存在しません。 例えば、私のところに相談に来る人の中には、「○○○試験の合格本をいくつか読みましたが、みんな大学を卒業しています。私は大学を卒業していないので合格は無理でしょうか?」という質問をする人がいます。 |
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