独学には信頼できる教材を準備することがとても重要







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教材を選ぶ目利きも独学の一つの要素

独学で最も重要なのは教材の選択です。教材の選択を間違えてしまうと、いくら正しい勉強方法でも合格するのは難しくなります。

教材選択の重要性

教材は資格試験の合格を勝ち取るための仲間であり、いわゆるパートナーです。

カーレースで例えるならばエンジンやタイヤなど走るために重要な部分を担う部品に相当します。

資格学校に通えば、このような部品は一貫した構成のもとで提供されます。

独学の場合には、自分でエンジンやタイヤを選ばなくてはなりません。

ここでは、最も重要なエンジンやタイヤを選ぶ基準をご紹介していきます。

基本問題を押さえるために

資格試験に合格するためには、「みんなができる問題」を準備する必要があります。資格学校ではこれらが提供されますので、自分で選ぶ必要はありません。独学の場合は、これらを自分で選んでいく必要があります。

労力は係りますが自分で自由に選べるというのはメリットでもあるわけですから、的確かつ自分に合うものを選ぶことができます。

失敗しない教材選択(優先順位)

教材は、主にテキスト、問題集、その他資料で構成されます。これらの中でも中心になるのは、テキストと問題集です。

高確率合格法では問題集が最も重要で、次にテキストという順番になります。問題集やテキストの考え方については高確率合格法のツールの章を参考にしてください。

資格試験に合格するためには、みんなができる基本的な問題を自分も正確に正答できることが絶対的に必要ですから、問題集が重要視されることになります。

テキストは辞書代わりに使うことになります。資格学校を利用する場合は主に講義を聴くためのものですが、独学の場合は講義を聴くということは基本的にはないので、問題をこなす中で不明点を調べるために主に使うことになります。

失敗しない問題集の選択

最も重要である問題集の選択基準をご紹介します。これは、どの資格試験であっても共通する内容です。まずは問題集は、基本的に3つに区分されます。上から重要度が高くなっています。

  • 過去問題集
  • 模擬問題(模擬試験)
  • 問題集

過去問題集

最も重要な問題集です。「みんなができる基本的な問題」の典型的な問題です。過去問題は基本的に全ての受験生が押さえてくると思って間違いありません。必ず購入する必要があります。

書店に行けば挑戦する資格試験の過去問題はたくさん売っているはずです。過去問題は、どこの出版社のものでも内容は全て同じですから、体裁等の好みで選択してください。勉強のやりやすさからいうと、分野別などの項目ごとにまとまっているものが良いと思います。

ただし、解答解説が充実したものを選ぶのが原則です。過去問は過去の本試験が掲載されているものであり、本試験の問題は比較的難解な問題も多いです。過去問題は難問も一通り押さえておきたいものですから、解説を読んで理解できるようなものを探す必要があります。

ちなみに、過去問は過去10回分程度掲載されているものを選んだ方が良いです。5回分ではやや少ないような気がします。10回分ほど回しておくと、資格試験によってはその中から7割~8割ほど同じ問題が出題されますので、10回分は遡れるようにしておく必要があります。

模擬問題(模擬試験)

過去問の次に重要な問題です。しかし、これは情報収集と関連してきますので、5.情報収集のところで詳細を述べていきます。

問題集

みんなができる問題の典型的な例です。過去問は本試験で実際に出題された問題ですが、問題集の方は過去問題よりも幅広く内容を網羅しています。

問題集の選択は、「みんなができる基本的な問題」を網羅している問題集を探す必要があります。これは結構難しいのですが、一番良いのはアマゾンなどの問題集のランキングを調べる方法です。購入者が多いと言うことは、その問題を解いている人が多いと言うことなのでみんなが解ける問題が掲載されているという論理になります。

資格試験によっては、公式テキストやハンドブックなどがあり、それに対応した問題集が用意されている場合があります。そのような場合には、公式問題集を選択することをおすすめします。公式と謳っている場合、本試験ではそこから似たような問題が出題されるケースが多いです。

ただし、公式問題集が相当難解な書かれ方をしていたり、非常に読みにくいものもあります。その場合は、無理に公式問題集にこだわる必要はありません。他の問題集の方が読みやすければそちらの方を選んでください。読みにくい問題集で勉強をしていくのは苦痛以外の何者でもありません。公式問題集以外の問題集でも、公式テキストや公式問題集をベースに作られていますから、それほど内容的に大きく変わるということはありません。

もう一つ重要なポイントは、「解説が充実しているものを選ぶ」と言うことです。過去問題の選択方法でも触れましたが、高確率合格法では問題集を中心に勉強を進めることを推奨しています。ですから、問題集の解説はテキスト並に充実したものを選んだ方が学習効率は高くなります。

失敗しないテキストの選択

テキストは問題集を補完するためのものです。資格学校では講義を進めるものとして必要性が高いですが、独学の場合には辞書代わりに使うレベルです。ですから、要点がしっかりと載っているものを選ぶ必要があります。

どこが要点なのかは勉強してみないと分かりません。端的に言えば、問題集自体が要点です。ですから、テキストは問題集よりも幅広い内容が載っているはずです。

だとすると、問題集を補完するためには分厚いテキストが良いように思えますが、実は薄いテキストで十分です。なぜならば、解説の充実した問題集を購入すれば、その解説部分がテキストの機能を基本的には果たしているからです。資格試験によっては非常に解説の充実した問題集が出版されていて、それだけあればテキストを買わなくても十分に合格できるものも多くあります。

テキストは問題集の解説では内容を横断的に整理できないときのためや、全体を把握するために使うことがメインです。ですから、全体像を把握することが主目的になりますので、薄いテキストで十分です。薄いテキストの方が要点を網羅的にカバーしていますから、むしろこちらの方が使い勝手が良いです。

いずれにしても、必ず手にとって見る

問題集にしてもテキストにしても、いろいろな種類があります。そして、現実的にはそれほど大きく内容が変わることはありません。

しかし、独学での学習は他の人がどのような勉強をしているか分からないために、不安な部分が非常に多いです。その不安を取り除くため、みんなが買っている売れ筋の問題集を購入するのがベターだと思います。

もう一つの方法として、同じ考え方で大手の資格学校が出版している問題集を購入するという方法もあります。必ずしも講座で配布されるものと同一のものとは限りませんが、受講生が多い資格学校の問題集を使えばその学校の講座を受講している受講生と同じ問題をやっていることになるからです。

いずれにしても、上記のような基準を参考にしながら必ず手にとって見てから購入するようにしてください。問題集は出版社によりいろいろな体裁があり、字体やページ構成が異なります。同じページに問題と解説が載っているものもあれば、問題だけ数ページに連続して載っていてその後に解説が載っているものもあります。

問題集やテキストはあなたにとっての仲間でありパートナーですから、自分で使いやすいものを実際に見てから購入した方が良いと思います。

これでみんなができる問題のソースを収集できました。次に、最新の法改正項目などをどのように押さえるかがポイントになります。




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