スクールの大きさは通信講座の質を左右する

ある程度の規模は必要

資格学校の選択を考えた場合、学校の規模は大きな選択の目安となります。基本的には、規模が大きい学校ほど良いと言えるでしょう。必ずしも大きな資格学校の通信講座や通学講座を申し込む必要はありませんが、比較の対象としては重要です。

通学の場合、自宅や勤務先周辺にある資格学校という限定された範囲からの比較選択になりますが、もし個人の講師が1人などでやっているような資格学校しかない場合は、通学講座にこだわらずに通信講座に切り替えることも検討してみてください。

資格学校を利用する理由の第一は、最新かつ豊富な情報を提供してもらうためです。そのような目的を達成できない場合は、無理に通学講座にこだわる必要はないと思います。

規模がある程度大きい資格学校を選択した方が良い理由を見ていきます。

規模が大きいと言うことは合格率が高い証明

規模が大きいと言うことは多くの受講生に支持されているということです。

そして、受講生が多いと言うことは、簡単に言えば人気がある資格学校だということです。資格学校の人気のバロメーターは、合格率が高い、その一点です。ですから、規模が大きい＝受講生が多い＝人気がある＝合格率が高い、と言えます。

当然、サポートや価格面での人気と言う側面もあると思いますが、それでも合格できない資格学校にお金を払って勉強する人はいませんから、やはり資格学校の規模がある程度大きいと言うことは合格率もそれなりに高いと言えます。

優秀な講師を揃えている

大学受験の予備校では、人気のある講師が1人いるだけで予備校生の入校者が大きく変わります。学校というのは、基本的には講師の質が最も重要な部分でもあります。

資格学校の業界も実は大学予備校に近い性質があります。と言うよりも、全く同じです。やはり、質の良い講師を揃えた資格学校には多くの受講生が集まるものです。

勉強するための教材は講師が作成しますし、講義を行うのも講師です。ですから、優秀な講師陣を抱えている資格学校ほど、質の高い教材や講義を行うことができると言えます。

情報が集まる

情報と言うものは、発信して初めて受信することができます。待っていたのでは情報と言うものは受信できないのです。

規模が大きい資格学校ほど、情報の発信量は多くなります。ですから、その分見返りに多くの情報を受信することができます。例えば、多くの講座受講生に最新の試験情報など有用な情報を惜しみなく提供する資格学校では、その分受講生から多くの情報を仕入れることができます。

受講生から情報を仕入れることは重要で、本試験でどのような感触を得たのか、どのような勉強をしてきたのか、などの情報を基に教材をより勉強しやすいものに作り変えるなどを行うことができるようになります。そのような情報を基に、教材やカリキュラムを見直し、より質の高い講座を作ることが可能になります。

合格を支配することさえある

今ではほとんどありませんが、特定の資格試験になると全国で数校の資格学校しかその対象講座を開講していない、という状況になることがあります。

この場合、その数校のうち大きい資格学校があるとそこで勉強した人が有利になる可能性があります。その理由は、みんなができる問題に点数が多めに来ることがあるからです。大きな学校で勉強していた人はみんな同じ勉強をしていますので、その人たちのできる問題内容は同じです。そして、その人たちができる問題に多くの点数が来ることになり、その人たちが合格に有利になるのです。詳しくは、傾斜配点のカラクリをご覧ください。

今は資格学校の寡占化はほとんどありませんのでそれほど気にすることはありませんが、みんな知っているであろうことを自分が知らないというのは資格試験では不利です。その意味で、大きい資格学校ほどその「みんな」が増えますから、やはりある程度の規模の資格学校を選んだ方が無難だと思います。

どのくらいの規模が必要か

では、どのくらいの規模があれば安心かと言うと、そのような基準は正直ありません。しかし、一般的にネームバリューがある資格学校であれば心配ありません。少なくても、当サイトでご紹介している資格学校は全て安心です。それは、管理人である私及びその指導した受験生が実際に受講して合格しているから です。

当サイトでご紹介していない資格学校の通信講座や通学講座を検討する場合には、規模も比較対象にしてみてください。

中には少人数の受講生で抜群の合格率を誇る資格学校も存在します。そのような資格学校を否定しているわけではありませんので、そのような資格学校の講座に申し込むのも良いと思います。しかし、比較の対象として大手の資格学校を忘れずに入れておいてください。資格学校の選択は博打ではありませんので、やはり慎重に行うべきものであると考えています。