社会が複雑になると資格試験も難しくなっていく







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2.難易度、量が膨大に・・・

最近の資格試験の内容を見ていると、明らかに難しくなっています。それは、内容にとどまらず、勉強量にまで影響を与えています。

資格試験に合格するために重要なのは、それに関する知識を有しているということです。もちろん、その知識は最新のものである必要があるのも当然でしょう。目まぐるしく環境や状況が移り変わる現代においては、一昔前の知識では実務で全く役に立たないことも多くなっています。

そのため、資格試験の勉強を考えた場合、最新の情報や話題、時事的な内容が含まれることは仕方がないことです。むしろ、最新の内容を勉強することに意義があるとも言えるでしょう。

そうは言っても、社会の動きはハイスピード。法改正も盛んにおこなわれており、専門家ですらついて行けないジャンルも存在します。

こんな中で、我々は勉強をしていかなければなりません。この状況は、今後も継続されることが明らかで、今の段階で社会情勢が一段落するということは考えにくく、更なるスピードで進むことが予想されます。

これらを背景に、情報処理関係の資格試験はほとんどの実施団体で大幅な見直しを迫られ、どんどん細分化されています。見直しが毎年のように行われており、国家試験の情報処理試験ではまた大幅な見直しがされます。

多くの資格試験で、出題改定が実施されており、司法書士試験に至ってはここ数年で全く別の試験になってしまったとまで言われているのです。 結局、試験がどんどん難しくなるのを分かっているのにも関らず、挑戦を先延ばしにする理由は何もありません。

しかし、難しくなっていると感じているのは何もあなただけではありません。当然ですが、受験者全員がそのように感じていることです。しかし、勉強する量が増加しているという点は無視のできないものです。

試験が難しい=勉強量が膨大ということにもなります。多くの学問の場合、基礎から勉強しなければ、応用的なことは分からないことも多いでしょう。だとすると、必ずしもそれが資格試験の合格に役に立つのか、ということ以外の勉強もしなくてはならないということになります。

しかも、資格試験によっては古い知識も必要になることもあります。 「以前までの処理と、法改正によって変更された処理の違いを述べよ」 なんて問題も十分考えられますし、実際にそのような問題が出題されることも少なくありません。

このような場合、最新の内容だけ押さえておいても合格は難しくなります。今までの内容に加えて、新しい内容の知識、つまり、どのような内容だったものがどのように変更されたのか、も必要になると言うことです。単純にこのように考えるなら、学習量はどんどん膨らみます。

それは、あなたのような忙しい社会人にとってはまったく不利だと言えるのではないでしょうか。今まで、300時間の勉強量で合格できた試験が500時間になったら非常に重いですね。社会保険労務士の現在の標準学習時間は約1年ですが、今後は2年になる可能性もあります。実際、日商簿記1級については、半年あれば合格ラインに達する前提で年に2回試験が行われていますが、現在の内容では半年の勉強で合格できる試験ではなくなってきたとも言われています。

このような状況は、勉強量を増やすことに繋がります。勉強量が増えると言うことは、それだけ資格学校に通うのであれば、受講回数が増えることになり、経済的な負担も大きくなります。書店で販売されている書籍も内容が厚くなれば書籍代は高くなります。今まで1冊販売されていた書籍が、ボリュームが増えて2分冊して販売されるケースは良くあります。

結果的に、勉強に必要なお金もどんどん上がっていくということになります。これは、資格学校を利用しても、独学でも同じことが言えます。もはや、独学で安く上げるという考え方はあまり通用しなくなってしまいました。資格試験が難しくなっているという事実をしっかりと受け止めるならば、やはり早めのチャレンジで確実に一発で合格するのが賢明な選択と言えます。




資格取得は早い方が有利


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