1級販売士第40回過去問「ストアオペレーション(2)」
(平成25年2月20日)
第6問 (記述)
日用雑貨と生鮮食品について、①商品特性(商品劣化の状況)、②発注サイクル(頻度)、③発注のタイプ、④発注量の決定方法、⑤販売方法の違いを答案用紙の所定の欄に適切な用語または簡潔な文章で記入しなさい。(25点)
第7問 (記述)
A店は、今期の年間売上目標額を25億円、粗利益率は20%、労働分配率は35%と計画している。これにもとづき、次の3つの問いに答えなさい。なお、端数が生じた場合、小数点以下は繰り上げて計算すること。(25点)
(1)この収支計画にもとづく人件費の総枠を求める計算式と答えを答案用紙に記入しなさい。
(2)A店のパートタイマー比率が70%、パートタイマーの1人時単価が、850円、社員の1人時単価が2,500円の場合、店舗合計の1人時単価はいくらになるかを求める計算式と答えを答案用紙に記入しなさい。
(3)A店の人時生産性を求める計算式と答えを答案用紙に記入しなさい。
模範解答 (日本販売士協会作成)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 |
第2問 | 7 | 2 | 5 | 10 | 8 |
第3問 | 1 | 2 | 1 | 2 | 2 |
第4問 | 9 | 2 | 10 | 6 | 8 |
第5問 | 6 | 2 | 3 | 4 | 1 |
記述式解答
第6問
日用雑貨 |
| |||
---|---|---|---|---|
①商品特性 (商品劣化の状況) |
鮮度劣化の速度は遅い。 | 鮮度劣化の速度は著しく速い。 | ||
②発注サイクル(頻度) | 週1回程度 | 毎日 | ||
③発注のタイプ | 補充発注 | 予測発注 | ||
④発注量の決定方法 | 売場の陳列量を一定量として、売れた分の補充で発注量を決定する。 | 売上(販売量)を予測して発注量を決定する。 | ||
⑤販売方法 | 店頭在庫を多くしてボリューム感や買い得感のあるディスプレイを行う。 | 即日完売方式によって、在庫を翌日に持ち越さない。 |
第7問
(1)計算式
A店の粗利益=25億円×0.2=5億円
労働分配率=人件費÷粗利益より、
人件費(総枠)=粗利益×労働分配率=5億円×0.35=1億7,500万円
答え:1,345円
(2)計算式
パートの相乗積=850円×0.7=595円
社員の相乗積=2,500円×0.3=750円
店舗合計の1人時単価=595円+750円=1,345円
答え:1,345円
(3)計算式
A店の今期の総人時=人件費(総枠)÷1人時単価
=1億7,500万円÷1,345円
=130,111.524・・・ →130,112人時
人時生産性=粗利益÷総人時
=5億円÷130,112=3,842,843・・・ →3,843円
答え:3,843円
(日本販売士協会作成のもの)※基本的には公式解答として考えて問題ありません。
1級販売士第40回過去問題(H25年2月20日)
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