1級販売士過去問






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1級販売士第41回過去問「マーチャンダイジング(1)」
(平成26年2月19日)

第1問 (正誤問題)

次のア~オは、カテゴリーマネジメントについて述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(10点)

ア カテゴリーマネジメントにおける戦略的ビジネス単位としてのカテゴリーとは、既存商品をある基準でグループ化するものであり、その概念は最初に”商品ありき”の発想にもとづいている。

イ カテゴリーマネジメントは、小売業よりもブランドを重視するメーカーにとって取り組みやすい戦略的管理手法である。

ウ カテゴリーマネジメントの戦略的ビジネス単位としてのカテゴリーは、一般的に、加工食品、化粧品、飲料水などの品群を対象とする。

エ カテゴリーマネジメントの実施にあたっては、小売業が独自に設定したカテゴリーごとに品目構成、売場づくり、販売促進、利益管理などを総合的に行う必要がある。

オ カテゴリースコアカードで活用するカテゴリー営業利益とは、そのカテゴリーごとの粗利益高から配賦営業費を引いた額のことである。

第2問 (文章穴埋め問題)

次の文章は、仕入計画の立案方法について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 仕入計画に記載すべき項目の1つである「仕入対象(範囲)の決定」とは、明確な品ぞろえ構想にもとづき、仕入れるべき商品カテゴリーの〔ア〕と、その品目構成の〔イ〕を的確に規定することである。
 たとえば、〔ウ〕の場合は、メインターゲットとする顧客ニーズに合わせて商品カテゴリーのアを絞り込み、品目構成のイを打ち出すためにアイテム数を増やしている。
 また、コンビニエンスストアの場合は、〔エ〕を前提とした明確な品ぞろえコンセプトにもとづき、商品カテゴリーのアを〔オ〕し、品目構成のイを売れ筋商品中心のアイテム数に絞り込んでいる。

【語群】
1.機能
2.デイリーユース
3.縮小
4.要因
5.幅
6.専門店
7.拡充
8.スーパーマーケット
9.深さ
10.ファミリーユース

第3問 (文章穴埋め問題)

次の文章は、仕入予算策定上の留意点について述べている。文中の〔 〕の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

 仕入予算の策定時に決める月初予定在庫高の産出方法には、〔ア〕または〔イ〕がある。
 アは、各月の売上高予算に〔ウ〕としての額(年間平均在庫高ー月平均売上高)を加えて算出する。
 イは、各月の月初在庫高と〔エ〕の変動率が、各月売上高予算と月平均売上高の変動率の〔オ〕であるということを前提として産出する。

【語群】
1.安全在庫
2.合計
3.過剰在庫
4.平均在庫高
5.基準在庫法
6.過少在庫
7.50%
8.時価評価法
9.百分率変異法
10.低価法

第4問 (正誤問題)

次のア~オは、在庫数量管理について述べている。正しいものには1を、誤っているものには2を、答案用紙の所定欄にマークしなさい。(10点)

ア 在庫数量管理とは、部門の商品構成と初期基準在庫数量設定の後、品目ごとの売上変動に対応し、基準在庫数量を調整・発注するまでを管理することである。

イ 最寄品を中心に扱う小売店における基準在庫数量は、
1級販売士第41回過去問

ウ 最寄品を中心に扱う小売店における発注数量は、品目別の基準在庫数量から平均販売数量を引いて求める。

エ 在庫係数とは、安全在庫係数とも呼ばれ、在庫数量管理を行う際に標準偏差においてみられる統計的な変動をカバーするために設定する数値のことである。

オ 発注リードタイムとは、小売店の発注担当者が商品を発注してから、発注データが仕入先企業のホストコンピュータに入力されるまでの期間のことである。

第5問 (組み合わせ問題)

次のア~オは、販売計画における予算編成に関する用語である。最も関係の深い文章を、右側から選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。(10点)

ア 売上高予算
イ 資金予算
ウ 仕入高予算
エ 販売費予算
オ 資本予算

1.適切な予算配分にもとづく一般管理活動の程度と範囲が決定され、各費目の支出統制がその課題として重要になる予算であり、固定予算により編成することが効果的である。
2.短期の財務予算として資金の調達と運用、それに付随する出納や保管に関する予算であり、財務流動性を適正に維持しながら資金運用効率を向上させ、利益目標の達成を補完する機能がある。
3.売上高予算を実現するために必要となる予算であり、財務会計における費目別分類や特定の費用を細分化する機能別分類など、当該費用の合理的な分類から編成する。
4.期待する売上高、予想される減価、期末に必要とされる在庫高を考慮したうえで加算し、他方で期首に予想される在庫高分を控除することによって算定する。
5.予算管理の前提となる長期計画として、設備投資や一般の投資などのような中・長期的な資本支出ならびに資金調達を行うための予算である。
6.予算編成における出発点であり、資本的な販売方針や目標を明確にするとともに、達成可能な実行計画案として、商品カテゴリー別区分を基礎に、店舗別・顧客層別などのセグメントに区分して編成する。
7.借入金や社債に対する支払利息・割引料などの費用に関わる予算であり、営業外費用とされる。
8.値下げ、従業員や顧客に対する割引、そして減耗などをあらかじめ予想して予算化するものであり、過去のデータや類似の店舗・部門を十分に比較検討したうえで編成する。



1級販売士第41回過去問題(H26年2月19日)

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