1級販売士第35回過去問「経営とマーケティング」(平成20年2月20日)
第1問 (図表穴埋め問題)
[問題] 次の図はマーケティング戦略の体系を示したものである。図中の[ ]の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選びなさい。
[語群]
1 マーケティング・ミックス
2 ドメイン
3 商品補充
4 サイコグラフィック変数
5 マーケティング目標
6 顧客志向
7 広告宣伝
8 企業コンセプト
9 売上志向
10 在庫管理
第2問 (正誤問題)
[問題] 欧米先進諸国の流通の特徴について
ア キャッシュ&キャリーと会員制ホールセールクラブとの違いは、卸売業務と小売業務の割合にみられ、会員制ホールセールクラブの方が小売業務の割合が小さい。
イ アメリカでは、欧州大規模小売業によるスーパーマーケットの合併・買収が進んでおり、全米の多くの州で、地元有力スーパーマーケットが欧州資本の傘下に収められている。
ウ ハード・ディスカウント・ストアは、一般に売場面積が2,500㎡以上であり、非食品の広範囲な品ぞろえをもつ大規模ディスカウント・セルフサービス店である。
エ フランスでは、ラファラン法の規定により、延べ床面積300㎡以上の商業系施設の新築、増築および用途変更に許可が必要となっている。
オ 一般に小売主宰のボランタリーチェーンは、アメリカでは、コーペラティブ(Co-operative)と呼ばれ、ドイツやフランスでは、バイイング・グループ(Buying Group)と呼ばれている。
第3問 (文章穴埋め問題)
[問題] 消費者がある店舗のよし悪しを総合評価する場合、品ぞろえ、商品の価格、店員の接客サービスなどの個々の評価を[ア]とし、その総合評価を[イ]として、どの要素が総合評価にもっとも影響を与えているかを明らかにしていく手法が[ウ]である。また、買い物意識のデータを利用して、どのような購買パターンの人々が存在するかを明らかにするといった、個々のデータ要素間の背後に潜在化し、そこに共通化して存在している特性を抽出する方法を[エ]という。それに対して、[オ]は、たとえば、複数のブランドに対する多数のイメージ変数をなるべく少ない合成変数に要約し、いくつかのブランド・イメージに要約するといったかたちで、データの解釈を容易にすることを目的とした手法である。
[語群]
1 主成分分析
2 単回帰分析
3 相関変数
4 従属変数
5 重回帰分析
6 独立変数
7 分散
8 因子分析
9 標準偏差
10 クラスター分析
第4問 (正誤問題)
[問題]
ア 小売業がサプライヤーに対し、算出根拠が明確でない「協賛金」の拠出を要求した場合、独占禁止法に抵触する。
イ 売掛代金等の債権には消滅時効の制度があり、消滅時効期間が満了すると債権は消滅し弁済を受けることができなくなる。
ウ レンタルは、特定のユーザーとの長期的・専属的な使用契約であるが、リースは、不特定多数の使用者との短期的・単発的な使用契約である。
エ 都市計画法および建築基準法の規定によると、第2種住居地域では、床面積2,500㎡のスーパーマーケットを開設することができない。
オ 消費者に商品の選択を誤らせるような、品質・内容および価格・取引条件等の不当な表示がなされている場合は、景品表示法によって規制される。
第5問 (記述)
アメリカの小売企業ウォルマートが開発した「スーパーセンター」とは、どのような業態であるか、①店舗構造面、②商品構成面、③店舗運営面、④店舗形態面、⑤出店戦略面から、それぞれ解答欄に簡潔に記入しなさい。
第6問 (記述)
小売業がプライベートブランドを積極展開することで期待できるメリットを5つ箇条書きで解答欄に記入しなさい。
第7問 (記述)
加工食品の品質に関し、製造業者が製品に表示すべき事項として、JAS法ならびに加工食品品質表示基準により規定されているものを5つ解答欄に書きなさい。
模範解答 (記述問題は省略)
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 6 | 2 | 8 | 5 | 1 |
第2問 | 2 | 1 | 2 | 1 | 1 |
第3問 | 4 | 6 | 2 | 8 | 1 |
第4問 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 |
1級販売士第35回過去問題(H20年2月20日)
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