3級販売士で1点でも多く積み上げよう






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3級販売士本試験はこれで点を稼げ!1点も多く積み上げる方法

2009年2月の第63回3級販売士の試験が目前に迫ってきました。合格できるかどうかは、本試験においていかに冷静になって得点を積上げられるのかが大きなポイントです。

テクニックあり、精神論ありの管理人からのメッセージ。納得できる部分は是非取り入れてみてください。受験生みなさんの合格をお祈り致します。  

1.解けるものから解く

本試験では、問題の全てが最初に配られます。どの科目から問題を解いても良いことになっています。だとすれば、最初の判断が結構重要になりますね。基本的な考え方は、

  • 自分の得意分野から解く!
  • 自分のできる問題から解く!

3級販売士の試験は5科目あり、科目ごとにバランス良い得点と、そして総得点でも基準をクリアしなければなりません。つまり、2つのハードルをクリアする必要があるわけです。だとすれば、まず優先すべきことは総得点をクリアすることですから、得意分野から攻めた方が利口です。傾向として、「小売業の類型」は難問が含まれていることが多いので、小売業の類型が得意でない人は自分の得意分野から順番に進めるようにしてください。

もちろん、問題を全科目眺めて、解けそうな科目から着手するのも良いでしょう。自分の得意分野だったはずの科目で難問が出題されて精神状態が不安定になってしまう人もいるからです。ここら辺は、いわゆる現場対応力、すなわち、目の前にあるものをどのようにして上手に料理するのかが重要になります。いずれにしても、できる問題からやっていき、とにかく点数を積み上げることが重要になります。

2.とりあえず一通りやる

とりあえず解けるものから進めていき、その勢いで一気に全科目解くようにします。ここでのポイントは、無理に特定の科目を終わらすのではなく、科目ごとに穴があっても良い状態で終えること。

この段階で、あなたの実力でできる問題は一通り解いた状態となります。全ての問題が終わったという状態になる人はまずいません。しかし、この段階で解答用紙にできた問題だけマークしてしまいます。これは2つの効果があります。

①まだ焦りがないので、マークミスを起こしにくい(ただし、歯抜けでマークしていきますから、細心の注意を払って、マーク箇所を間違えないようにしてください。そのためには良く解答用紙を見ることです。)本試験終了間際に一気にマークする場合、最悪マーク途中で時間切れになるようなことがたまにおきますが、それを防止することができます。時間に追われてマークをすると意外とミスが増加します。まだ余裕のあるうちに、できたものからマークをしておくのが無難です。

②すでにできた問題の数を数えることで、合格までにあと何問正答しなければいけないのか?の判断ができるようになります。これは、最初に解けた問題はそのほとんどが正答しているという経験に基づいています。パッと見で自信を持って答えることができた問題はかなりの確率で正解しています。ですから、それをマークし、数を数えれば今の状態で何割くらいできているのかを把握することが可能となります。これにより、自分があと最低でもどの程度力を入れなければいけないのかを残り時間と合わせて判断することができるようになります。試験は時間との戦いですから、自分の出来具合と時間を天秤にかけて上手く進めていくことがポイントです。

この段階で、、全科目6割以上ならばほぼ合格確定です。あとは、残り時間を有効に使ってじっくりと残りの問題を考えてみてください。点数をさらに積むことができます。反対に、科目間で6割を切るような科目があった場合、その科目から優先して今度はじっくりと問題を考えることができます。

このように、一度マークという作業を間に挟むことは、マークミスや時間切れの防止に加え、時間をかけなければいけない科目を見極めるために大変役立ちます。是非おすすめしたい方法です。

3.迷ったらファーストインプレッション(自分を信じよ)

2つの選択肢で迷うことがあります。誤答をした問題を分析してみると、ほとんどの人が、これとこれで迷ったんだよな~と記憶に残っているケースが目立ちます。

逆に言えば、ある程度しっかりと勉強をしていた受験生であれば、2択までは絞ることができるということです。そして、その2つのうちどちらを選ぶのか?が合否を占う場合が多いです。問題も上手く作られていて、似たような内容が2つあり、受験生を悩ませる結果となっています。

この場合は、自分が最初これだ!と思った方を選ぶようにしてください。そちらの方がかなり高い確率で正答しています。そもそも、最初の段階では迷わず選ぶことができるのですが、その後に似たような内容のものが出てくると、自分の記憶を信じきることができずに、試験委員の思う壺にはまることが多いです。問題を言ったり来たりしているうちに、どんどん記憶があやふやになり、ますます分からなくなるという現象を招きます。迷ったら最初の自分の記憶を信じてください。 

4.全く知らない問題がでやがった・・・

傾向として何かの科目で1問程度はこの種の問題が出題されています。しかし、それほど大きなウエイトを占めているわけではありませんし、知らないのは自分だけではありませんのであまり気にする必要はありません。

ただし、知らない問題というのは、問題集などで見たことのない問題という意味であって、意外と一般常識で解けるような内容も含まれていることがあります。まったく見たことがない、だからできない、というのではなく、良く読めばなんとかなる場合もありますので、一番後回しにしておいて他の問題が全て終わったらじっくりと考えてみてください。特に、文章穴埋め問題の場合には、全く見たことのない問題であっても、何とかなります。前後の文脈から判断できるはずです。

なお、そもそも全く見たことのない問題は合否に影響を与えるものではありませんので、あまり気にする必要はありません。3級販売士検定は満点を狙う必要はありません。みんなができる問題を自分も確実に正答できれば必ず合格できます。難しい問題にこだわるのではなく、簡単な問題ほど二重でチェックするなど万全の体制で念には念を押して確認するようにしてください。

5.正誤問題は要注意

正誤問題とは、1と2のみで答えさせる問題です。この問題形式の場合、全て1になる、あるいは全て2になる解答はありません。そのような解答になった場合、どこかが必ず間違っていますので再確認してください。

仮に、すべての選択肢が難しくて、全部の問題を感で解かざるを得ない状況になったとしても、全てを同じ数字で埋めるのはご法度です。この場合、採点されませんので注意してください。

6.落ち着くものがあるなら持参する

試験に精神論を持ち込むのはあまり好きではありませんが、やはり本試験では正常な判断ができないほどの緊張感があります。そこで、何かお守りがある、お守りでなくてもそのような類のものがある人は、持っていくと精神的に落ち着きますよ。

通常ですと、本試験では通常の実力の80%ぐらいしか発揮できないことが分かっています。そのため、100点を取ろうと思ったら120点取れる勉強をする必要があるのですが、別に100点を取る必要はありません。問題集をしっかりと勉強した人であれば各科目90点は取れる実力があるはずです。だとすれば、72点は平均して取れる計算になりますので、あまり心配する必要はありません。しかし、本試験では実力を十分に発揮できない傾向にある、という事実は知っておいてください。

7.他の受験者をあまり見ない

これは他の受験者の答案を見ないということではありません。それをやったらカンニング行為となり、失格です。本試験と言うのは、表現がとても難しい一種の空気が流れています。この空気は、たまに過度に受験生を刺激することがあります。

その大きな要因は、他の受験生を見ると頭がよさそうに見えることからきます。理由は分かりませんが、なぜか隣の受験生が賢そうに見えるものです。そのような精神状態では、試験を受ける前から威圧されてしまいますから、できるだけ周りの受験生を見ない方が得策です。

8.自分の解答を問題用紙に残しておく

解答用紙は回収されますが、問題用紙は持ち帰りができるはずです。そうだとすると、問題用紙に自分がどう解答したのかをメモをしてくることで自己採点を行うことができます。

販売士のスクールはあまり多くはありませんが、ネットで検索をすると当日の夕方か翌日には模範解答がアップされます。たとえスクールがアップしなくても、日経MJに近々に公開されますから、解答を是非メモってきてください。それがあれば、合格の有無をすぐに判断でき、発表までのもやもや感を解消できます。

早めに結果が分かれば、そのまま引き続き勉強習慣を維持したまま2級や1級の勉強に挑戦することもできます。中には自己採点をしたくない、と言う人もいると思いますが、自己採点を仮にしないとしても解答はメモっておいた方が良いです。合格発表の時に、合否に関わらず再度自己採点する人が多い傾向にありますので。

持ち物はお忘れなく

本試験に忘れ物をすると、たとえそれが替えの鉛筆(シャーペン)であっても動揺してしまいます。日常生活でも財布を忘れると別にお金を使わなくてもブルーじゃないですか。忘れ物はないように、前日に確認しておいてください。当日でなく、前日に確認するのがベストです。

前日の過ごし方

本試験が始まるまでは1分1秒が勝負だ!諦めずに徹夜してでも頑張れ!という意見があれば、一方で前日に詰め込みすぎると頭の中が混乱するので、早めに休むべき。という考え方もあります。どちらが良い、悪いということではなく、人それぞれなのでしょう。

重要なのは、本試験の時間中に自分の力を最大限発揮することです。徹夜しても1日くらい平気な人であれば徹夜を否定することもできませんし、それは本人の自由です。ただし、一般的にはやはり早めに寝ておくのが良いと思います。

そして、試験当日の朝にチェックすると良いでしょう。試験前に見ていた資料と全く同じ問題が出題されるということは何の因果か相当多いです。私も、1級販売士の試験ではそれで助けられました。休憩時間に見ていた問題がそのまま出題されたのです。

朝は意外とスムーズに頭に知識が入ってきます。是非、朝を活用してみてください。徹夜するなら、夕方には寝て、夜中の3時ごろから始めるのをおすすめします。私も結構これはやっていました。

がんばれ受験生!

最後に精神論ですが、あなたのがんばりは必ず誰かが見ています。そして、しっかりと勉強してきた人は必ず合格できます。販売士検定と言うのはそういう試験です。運は関係ありません。

ですから、あなたが「俺はやることはやったぜ」と思えるのならば、自信を持って試験を受けてきてください。すでに目の前に賞状があります。あとはそこに手を伸ばすだけです。

今回は仕事が忙しく、充実した情報提供ができずにお役に立てなかったかも知れませんが、少しでもヒントになる情報を当サイトで提供できたとしたらうれしく思います。

最後に、みなさんの合格を心よりお祈り申し上げます。



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