公務員試験を受験する第二新卒の場合の注意点







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試験は新卒に比べ転職組は不利でしょうか

増える公務員への転職

民間企業から公務員へ転職する人は増えています。しかし、以前からこのようなケースは珍しくなく、特に最近になって公務員への転職組が特別に増えたと言うことではないでしょう。今までもたくさん存在していましたが、最近の景気低迷を受けて、余計クローズアップされているだけだと思います。

公務員試験には、社会人枠という受験区分が存在する場合もあります。多くはありませんが、社会人経験者を優先的に採用するというものです。社会人経験者であれば特別な専門性を有しなくても問題ないというものもあれば、何らかの専門性や資格などを要求する、いわば受験資格を設けているものもあります。

一方、通常の試験区分においても、年齢制限に引っかからなければ社会人でも受験が可能です。国家Ⅲ種試験や地方初級は高校卒業程度を前提としていますので、年齢的に厳しいかも知れませんが、国家Ⅱ種や地方上級レベルであれば、30歳程度までの人であれば新卒・既卒(転職組)に限らず受験することができます。

転職組の方が有利なことも多い

公務員試験は転職組の方が不利であると思っている受験者が多いようですが、経験上ほとんど関係ありません。むしろ、個人的には転職組の方が公務員試験に合格しやすいと思っています。事実、多数の転職組を公務員として送り込んできました。

まず、転職組は後がないため相当の気迫で勉強を行う人が多いです。通常、仕事と掛け持ちをしながら勉強を開始し、試験の2~3ヶ月前に仕事を辞めて専念するケースが多いです。公務員試験の勉強は、勤務先には転職目的であることがバレバレなため、切り出すことは困難であり、切り出すとしたら退職を意味します。まずは、会社にバレないように徐々に勉強を開始して、直前期には一気に集中する訳です。この場合、既に職を失っているわけですから、本人としては後がありません。余計に勉強に力が入り、ラストスパートで凄まじく点数を伸ばしていきます。

もう一つの強みは、面接時の対応です。これには2つの要素があり、1つ目は、「学生よりも社会経験がある分、マナーの基本ができている」ことです。新卒の場合、言葉遣いなど基本的なマナーでボロが出てしまうことが多いようです。面接官も慣れているのでそれほど気にはならないかも知れませんが、マナーがないと減点される可能性は大いにあります。この点、社会経験がある転職組は最低限のマナーを理解していますから、加点はないにしても失点もありません。

さらに、「社会経験からの志望動機を述べられる」ということも強みです。新卒に比べて、公務員試験を転職として受験する人は、社会を既に経験した上で公務員を目指しています。その点を面接でしっかりと突くことができるわけです。つまり、机上の空論ではなく、現実の行政のあり方から志望動機をアプローチできる点に新卒よりも強みがあります。

一方、新卒に比べて社会を知っている分、公務員の世界に馴染めるのかという観点で見られる可能性もあります。

だとすれば、結論的には新卒組も転職組も公務員試験においては有利・不利は大きくはありません。ただし、転職組は自分の志望動機を社会経験とダブらせることで説得力のあるものを構築することは可能です。その意味で、面接時は有利と言えるかも知れません。

いずれにしても、転職組で公務員を目指して合格した人はたくさんいます。転職組だからと気にすることなく、公務員合格目指して勉強を続けてください。




公務員試験に関するよくある質問


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