志望動機の内容ではなく、強さが重要
公務員試験に合格するための第一歩として、公務員になりたいという動機を固めることが重要です。
資格試験でも同じですが、公務員試験は勉強そのものが難しいというわけではなく、コツコツと継続することが公務員試験の勉強では最も難しいのです。
この公務員試験の勉強の継続を支えるためには、しっかりとした志望動機を持っておくことが前提になります。
公務員を目指すとなったら、それなりに勉強には多くの時間が必要ですし、勉強にかかる出費もそれなりにかかります。
ですから、公務員になる、という動機をまずはしっかりと固めておく必要があるのです。
志望動機については、最初の段階で重視するのは、志望動機の内容、つまり質ではありません。志望動機の強さが最も重要なポイントです。
業務内容や業務への取組みに対する考え方など、公務員に関することを初めから知っている人はそれほど多くはありません。志望理由のほとんどは、「安定した生活を送りたい」「転勤のない仕事をしたい」「自分の自由に使える時間がたくさん欲しい」という理由で、公務員を目指す人がほとんどです。
この場合、中には「そのような安易な考え方では公務員試験になど合格できるはずがない、もっと公務員としてあるべき志望動機を考えるべきである」と煽る人もいますが、その質についてはあまり関係ありません。実際に、私が合格させた100名以上の公務員受験生は9割以上の受験生が最初は大した内容の志望動機を持っていませんでした。
志望動機は初期のうちには、内容ではなく、その強さが重要です。公務員試験は受験職種によって、数的処理や文章理解などのあまり役に立ちそうもない勉強を延々とする必要があり、そこに疑問を感じずに勉強を続けられるだけの動機の強さが求められます。
その意味で、例えば「異性にモテたいから」という動機であっても、それが強烈に強く、そして公務員試験を乗り越えられるだけのものであれば、全く問題ありません。実際に、そのような志望動機で公務員試験の合格を勝ち取った受験生はたくさんいます。
公務員試験は長丁場の勉強を余儀なくされます。上級系の試験であれば、最短でも3ヶ月は必要ですから、その期間を乗り越えられるだけの志望動機をまずはしっかりと自分で固めてください。社会人であれば、仕事との両立になりますので、一層強い動機が求められます。ただ、今の会社に不満があるからこそ、公務員への転職を考えているということでしょうから、その不満を上手く志望動機に結び付けてそれを強固な志望動機とすることはさほど大変ではないかもしれません。
公務員試験に合格するためのポイントは、まずは志望動機を固める。これは、内容でも、質でもなく、強さを重要視して考えます。自分が思い描く公務員のメリットを絡めて考えると良いでしょう。
公務員試験に合格するためのポイント
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