資格試験は何を問うのか、その本質とは?
頭が良いことが資格試験に合格するための絶対条件ではありません。もちろん、頭が良ければそれに越したことはありませんが、頭が良いと言う定義自体が不明確であり、現実的に誰もが認めるような頭の良い人がいるとすればその人が資格試験を受験する必要はないと言っても良いでしょう。
資格試験を受験している大多数は普通の人です。ほとんどの人がほぼ同じ頭の良さで、資格試験という共通のものに対して競争をしています。
合格のメカニズムは既に確認されましたか?傾斜配点(相対評価)のカラクリも確認しましたか?これらから言えるのは、資格試験は特別な人を求めているというわけではないと言うことです。それは、頭の良さでもなく、何か特殊な能力を持つ人でもありません。
極端な話、出題される問題は公開されている
資格試験で求められているものが頭の良さでも、特殊な能力でもないとしたら何を求められているのか。それは、継続する力であって、それを可能とする精神力です。
上記の2つがあれば、勉強方法さえ間違えなければ必ずどんな資格試験にも合格することができます。資格試験の本試験では過去の本試験問題(過去問)からほとんどの問題が出題されることは分かっているわけです。もちろん、全く同じ問題が出題されるわけではありませんが、ほとんどが過去問の変形です。
そうだとすると、極端な話、資格試験では出題される問題は既に開示されているのです。しかし、いくら問題が公開されていると言っても、一夜漬けで覚えることができるレベルではありません。毎日、コツコツを問題を解きながら記憶していくという作業が必要です。難関試験と言われる資格試験は、この範囲が広いだけです。難関資格試験だからといって、頭の良さを求めてるわけではありません。
精神力と力
仮に、100人に対して明日試験をするとします。そしてあらかじめ、「ここから出題しますので、覚えてきてください」と問題を公開したとします。100人が全員揃って、全ての問題を解く事ができるのか?
もちろん、問題の量にも依存しますが、どんなに少ない量だとしてもやらない人はやりません。恐らく、本当に覚えようとしてくる人は、全体の50%程度です。これが、資格試験の実質的な倍率は50%と言っている証拠です。
しっかりとした動機がなければ人間は動かない。資格試験の世界では、「欲しい人から合格していく」と言われています。これは、それほど間違っているとは言えません。欲しければ、それ相応の努力を惜しまないはずであり、単調と思える問題演習をひたすらこなすこともできるでしょう。
資格試験では精神力と続ける力が問われているのです。
実務で活躍している人は努力家
資格試験は最低限の知識を確実に有している、ということを問うのです。ですから、みんなができる問題を自分も確実に解けるという勉強法が必要になるのです。
資格は取っただけでは使えませんし、食えません。資格を上手く活用するためには、取ってからさらなる努力が必要です。具体的には、関連する勉強を行ったり、それも常に最新の知識になるように継続する必要があります。資格を取って活かしている人は、このような努力を惜しみません。資格を取って使えないと言っている人ほど、取った後は何もしていないと言う事実があります。
資格試験は、実務で活躍できるような精神力や継続する力まで問うているのではないかと思います。だからこそ、頭の良い人ではなく、我々のような凡人だけどしっかりと公開されている過去問を繰り返し解いて記憶して、本試験にその力を発揮することができる人。そんな人を求めているのです。
資格試験の勉強には様々なテクニックが存在します。しかしどの方法も前提となる考え方がなければ上手く機能しません。もう一度、資格試験で問われることを整理して、合格を目指してください。
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