資格試験はライバルとの競争である







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競争・闘いの「敵」と「ライバル」の違い

資格試験に合格するためには、本試験日において「答案用紙を埋める」ことが必要です。この埋める解答は最低でも合格に必要な得点を満たすものでなければなりません。

ところで、資格試験の本試験を「敵」と置き換えてみます。資格試験イコール競争試験ですから、周りの受験生もある意味「敵」ではありますが、ここでは周りの受験生はライバルと捉えます。例えば、懸賞金の懸かったモンスター1人を倒すために、10人の戦士が集められたとイメージすれば良いでしょう。そして、10人の戦士に6ヶ月間が準備期間として与えられます。

あなたもこの10人のメンバーの一人です。あなたなら、まずは何をしますか?

人によって様々な行動を取ると思いますが、まずは「敵」を見てみないと何をすれば良いか分かりませんよね、普通は。その上で、敵の特徴を把握し、必要な対策を取ることになります。これは、勝負に勝つためには当然行うべきものです。

まずは敵を知ることから始める

資格試験の場合、「過去問」を勉強開始前に見ておく、というのが敵を知ることになります。極めて簡単なことにも関わらず、ほとんどの受験生がこれを行っていません。これでは、敵を視察しないで真剣にトレーニングしているようなものです。それで、敵を倒すことなどできると思いますか。

あなたが目指すべき資格が決まっているのならば、まずは書店に行って「本試験の過去問題集」を眺めてみてください。ネットで見ることもできますし、特に購入する必要もありません。(たいていの場合、資格スクールの資格講座を受講することで付属しています。しかし、その場合でも過去問題集が配布されるのは、最初とは限りませんので、書店などであらかじめ過去問題をみておく必要があるでしょう)

何に着目して見るのかと言うと、

  • 問題の形式(択一式か、記述式か、論述式か、その全てか)
  • 問題の量(1日で終わる試験か、2日かかるのか、1科目か、5科目かなど)
  • 問題の内容(これはペラペラ眺めるだけ)

問題の形式

問題の形式は重要視してください。採点の簡便性から最近は難関試験でもマークシート方式が増えました。マークシート式の場合、必然的に【選択問題】や【穴埋め問題】になります。一方、記述式の試験も多いです。難関試験の2次試験などはほとんど記述です。記述試験にもいろいろ種類があり、【用語の記述】や【マス目への記述】、【論述】など様々です。事前にどのように解答するのか?を知っておくことは、勉強を進める上で極めて重要です。

問題の量

問題の量は、通常は資格試験の難易度と比例します。一般的に難しい試験ほど量が多くなる(1日~数日掛かるものもあります)傾向となっています。ボリュームを把握しておくことも重要です。これにより、勉強期間の設定など、大枠部分がほぼ自動的に決まってきます。

問題の内容

内容については、ペラペラ見ておくレベルで十分です。見ても分からないはずですし、あまり熱心に見ると難しく感じるため「自分にこの問題が解けるのだろうか?」と不安要素が拡大して、勉強する気力が低下する可能性があります。今の段階で過去問題を見たところで、難しく感じるのは当たりまえですし、実際に本試験の問題は難しいです。でも、しっかり勉強すれば解けるようになりますから、その点で心配する必要はありませんが、少なくてもどのよう内容(ジャンル)から出題されているのか、程度は簡単に把握しておく必要があります。

過去問題をしっかりと見ておいてください。それが、あなたが目指すべき「敵」です。あなたは、その問題に一人で立ち向かっていかなければならないのです。その意味で、資格試験の受験生は大変孤独なのです。

ちなみに、周りの受験生は敵ではなくライバルです。ライバルですから、最終的には争いになる人ですが、敵そのものではありません。敵と戦うときが来るまでは、一緒にトレーニングしたりすることができます。ただ、本番でそれをやるとカンニングになります。




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