3級販売士第60回過去問「小売業の類型(1)」
(平成19年7月14日)
第1問 全般(正誤問題)
ア スーパーマーケットが、消費者だけでなくレストランなどの事業者にも商品を販売している場合、小売業と卸売業を兼業していることになる。
イ 商業統計調査は、小売業と飲食業ならびにサービス業を対象として実施されている。
ウ 小売業は流通段階の末端に位置し、卸売業は中間に位置する。
工 小売業には、メーカーと消費者との間に存在する数量と品ぞろえのギャップを調整する役割がある。
オ 小売業は、メーカーに代わって消費者への「販売代理」をしていると同時に、消費者に代わって「購買代理」もしている。
第2問 その他(組み合わせ問題)
ア 生産と消費が同人格によって行われる
イ 生産された商品が消費者の手に渡ることによって、所有や時間、場所などの効用が生み出される
ウ 生産ロットと消費ロットが異なることから生じる
工 企業が自国の国境を越えて他国へ進出したり、自国の市場が他国企業の進出を受け入れる
オ 小売市場における上位小売業への売上げの集中が進めば、メーカーが対応しやすくなる
【語 群】
1 数量的ギャップ
2 グローバル化
3 流通の付加価値
4 質的ギャップ
5 自給自足経済
6 価格破壊
7 直接取引
第3問 流通について(文章穴埋め問題)
流通とは、〔ア〕と〔イ〕をリンクさせることである。メーカーは主として[ア]を担い、流通は主として〔ウ〕や小売業が担っている。小売業の顧客の買物行動は[イ]である。なお、メーカーも、自社製品PRのための〔エ〕や、自社製品を流通業者へ届けるための〔オ〕にも携わっており、流通活動の一端を担っている。
【語 群】
1 ストアオペレーション
2 消費
3 卸売業
4 広告宣伝
5 社会的コスト
6 口コミ
7 飲食業
8 卸売市場
9 物流
10 生産
第4問 小売業の機能や役割(正誤問題)
ア 消費者の1回当たり商品消費量や購買量には限界があるので、小売業は一人ひとりの来店客の需要に見合った商品量を提供するため、非計画購買への対応が求められる。
イ 消費者が楽しみながら快適に買物ができるよう、小売業には、気軽に商品に触れたり、商品を使用した実体験ができるような参加型購買促進を実施することが求められる。
ウ 小売業の基本的機能は、消費者、サプライヤー、地域社会の3者に適切な情報を提供することである。
工 小売業は、売場で得られた消費者の購買商品や購買行動などに関する情報を、サプライヤーに対してフィードバックする機能を担っている。
オ プライベートブランド(PB)商品を開発し、その販売に至るまでの全ての流通プロセスをコントロールしている小売業は、流通主権者機能を果たしている。
第5問 主要商品別にみた流通の特徴(選択問題)
ア 商社やアパレル企業が流通の主導権を握ってチャネルをコントロールしている。
イ 商品の製造から販売まで様々な法規制があり、小売店の種類別に専門家の配置や販売できる商品が規定されている。
ウ 季節や収穫量などに応じて流通量や価格の変動が大きいため、需給調整のための流通拠点(卸売市場)が必要である。
エ 一般品と制度品とでは、流通の仕組や取引慣行がまったく異なっている。
オ 平成16年、政府による計画流通制度が廃止され、民間流通業者による安定供給体制 を築くための法改正がなされた。
【語、群】
1 化粧品
2 衣料品
3 書籍
4 家電製品
5 生鮮三品
6 医薬品
7 米
解答例
ア | イ | ウ | エ | オ | |
---|---|---|---|---|---|
第1問 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 |
第2問 | 5 | 3 | 1 | 2 | 7 |
第3問 | 10 | 2 | 3 | 4 | 9 |
第4問 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 |
第5問 | 2 | 6 | 5 | 1 | 7 |
3級販売士第60回過去問題(H19年7月14日)
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